現在、関西の実家に帰省中の私Yukiですが、実家では母と姉夫婦が同居しており、なかなか賑やかとなっております。姉夫婦には二人の子供がいるので、その子たちの相手も全力でさせられております。
上の子は、現在小学2年生で、まぁやんちゃ盛りなんですが、冬休み中の彼は、朝から毎日コツコツと冬休みの宿題をするという、ちゃんとした一面も持っております。これに加えて、ベネッセの『こどもちゃれんじ』も現在取り組んでいるようで、宿題とちゃれんじを午前中に終わらせるというのが、お約束だそうです。
私も彼が勉強をしている前でブログを書きながら宿題やちゃれんじを見てあげているのですが、結構一人でスラスラとできるようです。さすが私の甥っ子。優秀です。笑
でも、宿題やちゃれんじの課題を見ていると、これって本当に教育に必要なの?と思うような内容が結構あったりします。例えば、漢字の『書き順』。確かに、漢字には書き順があって、その通りに書けばきれいに書けるということで学校のドリルなんかでよく見かけましたよね。確か、漢字検定でも書き順を問う問題がいくつか出ていたような気がします。
最近のちゃれんじの課題は、郵送ではなく、貸与されたタブレットに直接送信されてくるようで、漢字の書取り問題もタブレットで回答するのですが、正しい書き順で書かなければ、どれだけ丁寧に書いていようが正解とはならない仕様になっているようです。
まあ別に、無駄だとは言いませんが、本当に必要なのかなー?と感じます。読める形に書けていれば、別にどこから書こうが問題ないと思いませんか?例えば数字でも書き順とかはありますが、癖のある書き方をする人もいますよね。それでも読めれば問題ないと思うので、書き順がこれほどまでに重要視されている意味があまり分かりません。
しかも、書き順通りに書いた方が上手く書けるのかというと、そうでもないなと感じることもありますからね。綺麗で読める文字であれば、書き順なんてそんなに必要不可欠なものではないと思うんですよね。
あと私が不要だなと思うのが、、算数とか理科系の問題で出てくる『dl(デシリットル)』という単位。100ml=1dlという単位を社会に出てから、というか小学生以来使っていないという人も少なくないのではないでしょうか。
このdlという単位は、医療業界や科学系の業界では利用することがある単位だそうですが、『ℓ(リットル)』と『ml(ミリリットル)』があれば別に事足りるような気がするんですよね。。。10dlで、結局は1ℓになる訳ですからね。
そんなことを突き詰めていったら、特定の業界で利用するような単位や単語は全て不要となり、かなりスッキリとし過ぎる可能性はありますが、それにしても『漢字の書き順』と『普段使わない上に代用可能な単位』は要らないんじゃないかなと思ってしまうんですよね。
そんなことを教える時間があるなら、もっと実用的なお金の教育、例えば借金や投資に関する知識を深めることを優先した方が、よほど賢い学生になるだろうと思います。
学校で本当に役立つ知識なんて、学校教育の中のどれくらいの割合でしょうか。一般教養としては活用可能かもしれませんが、通常に必要な程度の教養は、学校教育の1割ほどしか無いような気もします。四則計算と言葉が通じれば、十分渡っていけますからね。
不要な教養をいくら身につけたところで、ただの知識の問屋としかなりません。現代社会では本当に必要な知識とは、お金に関する知識です。
大学まで好成績で社会人となった人でも、友人にお金を貸してしまった、連帯保証人になってしまった。クレジットカードでリボ払いをしてしまった、カードローンを限度額まで使い切ってしまったり。こんな大人が社会に溢れているのは、義務教育時代にまともな金融教育を受けていないからです。
一般人があまり賢くなってしまうと、政府としてもうまくコントロールできないという事態になりかねませんし、慎重になる気持ちは分かります。とは言え、早めに学校教育で基礎的でも良いから金融商品の知識をつけさせることが、将来の日本にとっても良いことなのではないかと思います。
少なからず、漢字の書き順や、デシリットルよりは重要度が高いと言えるでしょう。学校でも、ちゃれんじでも教えてくれないお金と金融商品についての教養は、残念ながら学校では教えてもらう機会に恵まれません。
だからこそ子供には早い段階から、学校などの勉強とは別に、基礎的な金融教育を施すことをお勧めしたいと思います。
それにしても、デシリットル。本当に利用しない、必要ない単位だなと改めて感じました。