幻冬舎ゴールドオンラインの記事によると、2019年の時点で、約8,000兆円を超えたということです。

最も時価総額が大きかったのはNY証券取引所の3,010兆円であり、次いでNASDAQの1,100兆円、日本取引所グループ570兆円、上海証券取引所425兆円、香港証券取引所390兆円、ユーロネクスト390兆円となっているようです。米国はNY証券取引所とNASDAQは合わせて4,110兆円となり、世界の時価総額の過半数を占めていることになります。さすが凄いなと言わざるを得ませんね。
中国も上海証券取引所、香港証券取引所、深セン証券取引所を合計すると1,000兆円を超えているということですので、さすがは世界2位の経済大国だと言えるでしょう。
しかし、2020年には、コロナショックで一時的に世界中の株式時価総額が溶け出したものの、米国や中国、日本の株式市場は予想を大きく超え、躍進が続いており、結果として2020年に世界の取引所に上場している株式の時価総額は約1京319兆円と2019年から17%増え、過去最高を記録しました。
本日の日経平均株価は大幅続伸し、前日比714円12銭高の2万7568円15銭で取引を終え、1990年8月以来、30年4カ月ぶりの高値をつけました。

前日の米国市場では、追加経済対策が成立したことで上昇したことにより、日経平均株価もそれに引っ張られて上昇した模様です。
いまだにコロナの影響が色濃く残っている現状、今年の株高は意味が分からず、実体経済とかけ離れていると思います。NYダウも、コロナの感染が広まる前は緩やかに3万ドルを超えるかなと思いましたが、コロナが広まったことで、今年中の3万ドルは無いかな・・・と思っていましたが、まさか11月中に超えることになりました。本当に株価の未来はどうなるか分かりませんね。
2021年には、東京証券取引所がアジアの金融市場の窓口として、より多くの投資家を呼び込むため、市場の特徴を明確にすることを目的に、株式市場の市場区分の再編を(2021年6月末日以降を基準日として)予定しており世界中の投資家や関係者から大きな関心を集めています。
投資家から注目を浴びているということは、それだけ資金が集中し、さらに市場価格が上昇していくことになるだろうと思います。
日本市場が注目されるのも良いことですし、それだけでなく、株式市場全体の価値が上昇を続けているのは良いことです。実際に1京円という資金が存在しているかどうかは分かりませんが、企業の時価総額は徐々に高まっているのは事実なのです。
時価総額が上昇すれば、それだけ投資家の株式資産の価値は増加することになります。もちろん、上がり過ぎている状態であれば、調整で大きく減少する可能性も高いと思います。しかし、長期的には右肩上がりで株式資産は増加し続けているのです。
一方で、コロナの影響で従業員としてのボーナスは削減され、今年は夏も冬もボーナスをもらっていなかったり、寸志程度という人もいることでしょう。そんな従業員の人たちは、今年の年収を振り返ってみれば、昨年よりも大きく下がったと言う人が多いのではないでしょうか。
株式投資家の資産は、1年間でおよそ17%増加したのに、従業員の収入は、最悪数ヶ月分のインパクトがあるボーナス分吹き飛んだのですから、ますます投資家と非投資家の格差は広がるばかりなのです。
先日も記事にしましたが、資産1億円以上の富裕層、超富裕層の資産は加速度的に増加しているのに、マス層の資産は増えるどころか減少しているのです。

マス層は、世帯数が増えているのに、資産額は減少していることから、富める人がますます富み、貧しい人たちは徐々に貧しくなっているという厳しい現実が見えるのです。
NYダウにしても、3万ドルの突破でお祭り騒ぎですが、いずれは4万ドルも超え、さらに時間をかけて成長を続けることだろうと思います。

要は投資をしている人はこれからも株式市場の上昇の恩恵を受け、投資をしてこなかった人たちは、ボーナスや給与の減少に怯えながら暮らすしかないのです。
あなたは、どちらの生活を送りたいですかね。老後、身体が動かなくなっても、その日暮らしの日銭を稼ぐような生活がしたいでしょうか。もしも、そんな将来はごめんだと思うなら、1日でも早く、株式投資などを通じて資産形成を始めることをお勧めしたいと思います。