お金やキャリア、投資に関する興味深いコラムが掲載されているマイナビニュースに、またしても面白いコラムが掲載されていました。
あなたは、一生懸命に貯蓄に力を入れているのに、なぜかお金が貯まらないという経験をしたことはありませんか?頑張っているのにお金貯まらないという経験をしたことがあるとすれば、貧乏神が近づいてきているのかもしれません。
筆者曰く、貧乏神が付いている、付きまとわれているといわれると、生活に困窮している人をイメージしがちですが、決してそうではないということです。
最も貧乏神が近づきやすいのが、『不安から貯蓄に励んでいる人』だということです。自分にもしものことがあったら、地震が起こってしまったら、老後の生活費が足りなくなりそうだから、というように、貯蓄の動機がネガティブな場合は危険だということです。
明確な目標を持たずに貯蓄ばかりをしていると、いつまで経っても不安からは逃れられませんし、目標が無い分、意外と貯まりづらいモノなのです。しかも、貯金を貯めることだけに力を注いでしまい、少しでもお金を減らしてしまうと、自己嫌悪に陥ってしまい、ストレスで余計にお金を使ってしまうという悪いスパイラルに陥ってしまいそうです。
筆者が主張するように大切なことは、「目的別にお金を貯める・運用していく」ということです。目的や目標金額によっては、私のように長期投資を中心にする人もいれば、短期的な投資に”賭ける”必要がある人もいると思いますが、目的をはっきりさせることで、どれくらいの期間でどれくらいの金額を用意する必要があるかというのがわかると思います。
目標や目的がはっきりしていると、どれくらいの利回りで運用すべきかというのが必然的に分かるはずです。不安から貯蓄をしているだけの人では、確実な目標や目的は見つからないのではないでしょうか。
まあ、楽観的にお金を浪費し続ける人よりは、よっぽど健全な財務状況だとは思いますが、ネガティブなイメージは、いくら貯金を続けても不安が払拭されないという点では幸せかどうかは分かりませんよね。目的がないのであれば、ただなんとなく貯金をしているネガティブな人よりは、収入を全て使い切っていろんな経験をしている人の方が、幸せかもしれませんね。
私の目標は、中期的には40代の間に1億円を超える資産を築くことです。それだけの資産があれば、とりあえず配当金だけでそれなりに満足のいく生活ができる可能性が高まると考えているからです。
目標を持って投資をしているということもあるので、私は現時点では目標を超える資産を形成することができています。また、明確な目標があるために、その目標通りに行動することができることができるのです。
何のために・いつまでに・いくら必要なのかを明確にすることができれば、必然的に自分の目標・目的に合った金融商品が分かってきます。株式投資か、不動産か、それとも仮想通貨かは分かりませんが、少しでも早く、目標を持って資産運用に力を入れることができれば、高いリスクで高いリターンを狙わずとも、ミドルリスク・ミドルリターンで十分となるかもしれません。
以前の仮想通貨バブルで、考えなしにビットコインを買い続けたことで億万長者になった若い投資家がたくさんいましたが、暴落で資産のほとんどを溶かしてしまった人もいますし、多額の税金がかかることを知らずに、払い切れないほどの追徴課税を求められる人もいます。
ただなんとなくで、大金を獲得した人もまた、目標のないお金ですのですぐに手から離れてしまうことがあるのです。どのような運用方法でも、リターンを得られるのであれば、リスクを取ることは悪いことではないと思いますが、目標はしっかりと定めておいた方が、成功する可能性は高まることでしょう。
しかし、無理なスケジュールでの目標設定は危険です。突然、1年後に1億円を作るというのは、流石に厳しいでしょう。あくまで実現可能性のあるプランを立てるようにしましょう。
そして、ネガティブ思考は何にしても良いことではありません。何事においてもネガティブな発想でスタートすると、どんどんマイナスなことを引き寄せてしまいます。
ただ何となくお金を貯めているという人も、この機会に自分の目標・目的を明確にして、「貧乏神をはねのける貯蓄」をスタートさせてみて下さい。