SBI証券が誇る優良インデックスファンドである、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の純資産額が昨日、ついに純資産額1,000億円を突破しました。

前回、900億円を突破したのが先月26日の時点ですので、およそ1ヶ月で純資産額が100億円増加したことになります。

また、先月6日に800億円を突破したところだったので、2ヶ月弱で純資産額が200億円、資産額に対して25%も増加したことがわかりました。
今月24日時点のS&P500指数は、3,690.01でしたから、S&P500指数自体は、先月26日からの比較では1%程度しか上昇していないことがわかります。

それでもなお、最高値近辺をキープしているのは素晴らしいと思いますが、S&P500指数の過去1ヶ月間の上昇率から考えれば、同じ期間に純資産額が100億円、パーセンテージにして、11.1%の増加を見せたのは素晴らしいことだと思います。それだけ多くの投資家たちがどんな相場の時もコツコツと投資信託の買い増しを決行したということの表れでしょう。
積立投資の自動設定を、多くの企業が給料日としている25日に設定している人は結構多いだろうと推測されますので、今日もまたS&P500指数の純資産額が増加する可能性もあるのかなと思います。純資産額1,000億円は通過点に過ぎません。
SBI証券は最近、投資家たちからこれはどうなんだろう?と思われるような対応が続いており、私も来年からはSBI証券をメインとするのではなく、楽天証券・マネックス証券と上手く併用して投資を続けていこうと考えています。ただ、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』が素晴らしい投資信託であることは否定のしようがありません。良いものは良いと認めざるを得ないと思います。
今のように、万事好調で、S&P500指数を超えるようなリターンを簡単に出せるような相場では、少し盲目的になりがちですが、S&P500指数は調整を繰り返しながらも右肩上がりに成長してきたのですから、安心して積立投資ができる指数だと言えるでしょう。
ネット上の投資に詳しい人たちは、毎日のように意見が変わりますが、彼らのように波に乗るのが上手な投資家もいれば、長期的にコツコツと投資をしようという人もまた、存在している訳です。
米国株投資は特に、日本では深夜に取引をするケースが多いですから、そんな時間に株式投資に時間を割いてられるほどヒマじゃないという会社員の方たちには、S&P500のような優良なインデックス指数に投資を続けるのが一番オススメできる投資方法です。一足早く預かり資産1,000億円の大台を突破した、『THEO』のようなロボットアドバイザーを利用して投資するという方法もあります。

ただ、この方法は、ポートフォリオの見直しを含めて完全に自動で投資をしてくれる代わりに、預かり資産の1%の手数料が取られるという強烈なデメリットが存在しています。
1%の手数料を安いとみるか、高いとみるかは人それぞれですが、初めから1%損するという勝負では、リターンに莫大な差が生じるのは言うまでもありません。対して、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の信託報酬は、預かり資産に対して0.0938%と、必要経費はロボアドと比較して、およそ10倍以上の差異があることがわかります。投資先は米国の大型株に限られるとは言え、これは完全に無視できない差だと言えるのではないでしょうか。
株式投資をするのであれば、コスト意識は常に持ち続けてほしいところです。1%と言う手数料が今や割高と言われるほどの高コストであることは否めないのです。わずか1%となめてかかれば痛い目を見るのは10年後、20年後のあなたなのです。
S&P500指数に連動する投資信託の中では相当ギリギリまでコストを削減した『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』は、これからもSBI証券を利用するユーザーにとっては、選択肢の一つとして選ばれ続ける良質な投資信託だと言えるのではないでしょうか。