【悲報】パソナグループの島流し計画、帝愛グループのようだと話題に・・・

社会・政治
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今年、本拠地を淡路島に移動したことが大きな話題となった人材派遣会社大手のパソナグループですが、ここにきてまた、大きな話題を呼んでいます。

パソナグループが展開しようとしている緊急雇用創出・人材育成プロジェクト『日本創生大学校』が、ひどい労働条件だということです。

パソナグループ 緊急雇用創出・人材育成プロジェクト『日本創生大学校』始動 新卒未就労者支援『ギャップイヤープログラム』 2021年4月開始 ~ 日本の将来を担い、未来を創る若者を最大1,000名募集 ~ | パソナグループニュース | パソナグループ
株式会社パソナグループ (本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、コロナ禍における雇用創出と人材育成を目的にしたプロジェクト『日本創生大学校』を開始いたします。 第1弾として、コロナ禍において困難な就職環境に直面する2021年3月以降に卒業予定の新卒未就労者(大学、大学院、短大、専門学校、高校...

コロナ禍において困難な就職環境に直面する2021年3月以降に卒業予定の新卒未就労者(大学、大学院、短大、専門学校、高校)を対象に、最長2年間パソナグループの契約社員として働きながら、ビジネスの基礎や社会人としての教養を身につけることで、キャリアブランクを作ることなく、自らの可能性を広げるキャリア形成プログラム『ギャップイヤープログラム』を2021年4月より開始いたします。

ということですが、このプログラムに参加している間の給与は大学院、大卒で166,000円、短大、専門卒だと161,000円、高卒だと156,000円というかなりの低賃金である事がわかります。

それもそのはず、1週30時間のシフト勤務ということで、フルタイムでの労働ではないので、給与も安く設定されているのかもしれません。

ただ、前述のツイート通り、院卒・大卒でも、1ヶ月働いたところで、可処分所得は3万円程度しか残らない計算になります。

月給 166,000円
健康保険 -8,619円
厚生年金 -15,555円
雇用保険 -498円
所得税 -2,740円
食費 -54,000円
寮費 -26,000円
講座 -28,000円
─────────
残金 30,588円

食費・社員寮が合わせて8万円と、淡路島にしては割高な価格設定で天引きされることになっており、講座に関しては任意参加ということですが、キャリアプランの育成を目的とするのであれば、参加せざるを得ないでしょう。つま理、税金・社会保険料とともに差し引かれるこれらの経費は固定費として確実に差し引かれるだろうことは目に見えています。

これはネット上では『現代の蟹工船』とか、『リアル帝愛グループ』などと揶揄される始末。帝愛グループといえば、お金に興味を示している皆様なら、ご存知かと思いますが、漫画『カイジ 』シリーズに出てくる悪徳金融企業です。

しかし、帝愛グループでさえ、カイジ の借金の返済(毎月52,000円)を差し引いた後の手取り収入が9,100円あることを考えると、本来の可処分所得は61,100円ですから、パソナグループよりは高収入である事がわかります。

じゃあ、肝心の労働環境はどうなのかというと、1週30時間の労働と言っていた割には、拘束時間は結構長いです。土日の勤務がシフト制という以外は、9時〜18時の週5勤務と大して変わらない拘束時間だと考えて問題ないようです。

講座は任意受講となりますが、それでも一応はキャリアアップを目的としているため、講座を受けないという選択肢はあまりないのではと思います。実習だけで十分にキャリアを積めるとは思えませんしね。

このキャリアプランが、淡路島という交通手段が限られた島で行われるのです。可処分所得はわずかに3万円。携帯の通信費や、諸々の必要経費を支払っていけば、手元にはどれくらいのお金が残るでしょうか。

逃げ出そうにも、高速道路以外島外への脱出手段がほとんど無く、タクシーなどに乗れる余裕なんて当然ありません。淡路島の中で遊ぶにしても、何があるというのでしょう。

・・・そう言えば、ありましたね。淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」に、新アトラクション『ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島』が来春にオープンされるようです。

淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」 新アトラクション 2021年春オープン!『ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島』
株式会社パソナグループのプレスリリース(2020年12月10日 11時00分)淡路島公園アニメパーク 新アトラクション 2021年春オープン!『ドラゴンクエスト アイランド 大魔王ゾーマとはじまりの島』

この施設を開発しているのは、もちろん地元の企業、パソナグループ。休日にこのプログラム参加者が訪れて、入園料を支払ってくれれば、パソナグループに再びお金が戻ってくるという仕組みです。まさに、リアル帝愛グループのような素晴らしい仕組みが出来上がっていると思います。

どうしても就職先が決まらず、藁をもすがる気持ちなら、このプログラムに参加してみるというのも一つの選択肢なのかもしれませんが、言うまでもなく、相当足元を見られているなと感じざるを得ません。

大学院まで卒業しておいて、ちょっと就職難に陥ったからと言って、可処分所得3万円で、集団生活必須の寮にぶち込まれるなんて、報われなさすぎると思います。こんなところに行くくらいなら、正直、期間工などをして実務経験を積んだ方が、後々役に立ちますし、そもそも収入も良いはずです。

就職が決まらない、お金が無いという事で足元を見られると、ここまでひどい労働条件が突きつけられる事があるのです。勉強中の身だとは言え、安くで労働者を確保するという目的なのではないかと思えるほど悪い条件だと言えるでしょう。

お金がないというのは実に恐ろしい。実に罪深い事です。お金がな・仕事がないだけで、弱みを握られて、悪条件を吹っかけられることもあるという事です。

お金がなければ、それだけ選択肢が少なくなるということ。これは肝に銘じておく必要があると思います。我々がお金持ちになろうと躍起になっているのは、将来にわたって収入を安定させ、自分自身が取りうる選択肢の幅を広げようとするからです。

お金は、選択肢を広げるために使うツールなのです。お金がなければ、人よりも少ない選択肢の中から自分の人生を進めていく必要があるのです。

だからこそ、我々は自分の手で資産を形成し、目先の端金に流される事なく、自分自身の考えの赴くままに行動する事ができる未来を勝ち取る必要があるのです。

自分の人生を自分の意志の赴くままに決めるために、これからも共に資産形成に励んでいきましょう。

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