今年も12月半ばとなり、私個人の来年度の予算案が完成しました。予算案と言っても、自分一人が確認するだけなので、これで確定です。
個人での予算の作成については、毎年作成していますが、予算を組む時に気をつけているのは、『収入は少なめに見積もって、費用は多めに見積もる』ことを意識しています。
例えば、本業であるサラリーマンとしての収入には、残業代を含みません。残業代は確実に発生しますが、あらかじめ残業は『無し』として計算しておくことで、残業代が発生したらそれを全額、余剰資金として投資に回すことができるため、計算には含まないようにしています。もちろん、多分貰えるだろうボーナスも含まないようにしています。
しかし、配当収入については、最新の実績を元に、予算に計上するようにしています。なぜなら、収入と支出を計算する前に、私が予算案を作る最たる理由は、いくらぐらい投資にお金を回すことができるのか?という計算をするためだからです。
配当金は原則再投資するため、『配当金=投資の原資』となりますから、計算に入れておかないとかなり予算と実績に差が生じてしまうことになります。
ということで、普段あまり配当金を集計することは無いのですが、最新の配当金の状況を計算してみたところ、来年の受取配当金の予定額が約6,350ドルとなることがわかりました。
私はあまり高配当株に投資をしていないため、それほど配当利回りが高くは無いです。現在ドルベースで32万ドル程度の資産がありますので、配当利回りは約2%ほどとなります。しかし、含み益で評価額が2倍ほどになっていますので、投資額に対するYoCは4%を超えるのではないかと思います。
個別株からの配当金収入は毎月、結構増減が激しいのですが、平均すると毎月5万円ほどの不労所得を貰えるというのはとてもありがたいことですよね。これからも徐々に配当金を受け取ることができるように、これからも持ち株を増やしていきたいと思います。
そして、おそらく確定しているであろう収入から、先に投資にかかるお金を差し引いてから、支出を割り当てていくことにしています。
貯金や投資ができないと嘆く人たちは、そもそも収入から費用を差し引いて、残ったお金を貯金したり投資したりしようと考えているからできないのです。どんな必要経費よりも真っ先に余剰資金を置いてから、必要経費→変動費という風に計算しておくのがベストだと思います。
翌年に向けて予算を作ることは、投資家として、というか家計管理をする必要がある人全員に必要なことだと思います。そして、最低限の収入で十分に生活できるような予算を作っていれば、自然に貯金ができる家計になるのではないでしょうか。
とはいえ、ここが一番大切なのですが、あまり実現可能性の低い無理な予算を組まないことは必要だと思います。無理難題だと自分のモチベーションを下げる結果になりますからね。
そして、自分が作った予算と、毎月の自分の実績の収支と照合させることで、徐々に自分が反省すべき点が見えてくるはずです。非常にシンプルですが、自分の生活を省みることができますから、投資を始めるなら、まずは予算を作るということをオススメいたします。