タレントのみちょぱこと池田美優さんが、10日に放送された「櫻井・有吉THE夜会SP」に出演し、後輩との食事で支払う金額を語る場面がありました。

「後輩との食事」というトークテーマでみちょぱさんは、一度の食事で使う金額については「10万円もいかないぐらい」としたうえで「私含めて4人とかで7~8万くらい」と明かしたと言います。
みちょぱさんは、現在22歳と若く、人によっては「品がない」という評価を下す人もいるでしょうが、とても知的で礼儀正しく、大変魅力的な方だと思います。彼女は20歳の頃から母親に勧められて資産運用をしていルことを明らかにしたり、別の番組では「ブランド物には興味ない」と堅実な金銭感覚を明らかにしておりました。
だからと言ってケチなわけではなく、後輩に気前よく奢ることができるのは、まさに一流の証だと思います。いわゆる”ギャルタレント”というジャンルのタレントは今まで何人も出てきては消えていきましたが、みちょぱさんが長く生き残り続けている理由が分かります。私もそれほどタレントさんを知っているわけではありませんが、みちょぱさんの返しや言葉選びなどは秀逸で、凄いなと感じます。個人的には、芸人さんを除けば、みちょぱさんは唯一好きなタレントさんです。
それはさておき、やはり一流と呼ばれる方達には、お金の使い方も共通点があるようで、一流芸能人には、同じようなエピソードが残されています。
例えば、一流のお笑い芸人であるダウンタウンの浜田雅功さんは、昔、売れていない後輩芸人を連れて「俺といるときは高くていいもん食え。その代わり一人のときは、金ないんやから安いもん食え。ピンからキリまでわかると人としての幅が広がる」と言って、高級店に連れていっては奢っていたそうです。相方の松本人志さんも後輩への奢りだけで「軽く億は超える」というほど高額の奢りをしていたことを明らかにしていました。
芸能界は特に一流となれば収入も桁違いとなりますから、豪快なエピソードも耳にすることが多いですが、奢りの規模にかかわらず、人に対して気前よくお金を使うことができる人というのは、本物のお金持ちだと言っていいのではないでしょうか。
いくら大金を持っていたとしても、お金を使うべき時にうまく使えない人は、結局人望を失い、誰も寄ってこなくなるだろうと思います。そしてケチだという烙印を押されたまま、多額の資産を遺して生涯を終えることになりかねません。
『宵越しの金は持たない』というタイプだとそれはそれで気前が良くても文字通りその日暮らしの生活を送ることになるでしょうから、お金に苦労することになるでしょう。
自分のことに関しては浪費をし過ぎず、むしろお金を運用して増やそうという姿勢をとりながら、人のためにお金を使うというのは、本当のお金持ちの理想的なキャッシュフローだと言えるでしょう。
後輩に気前よく奢ったり、多額の寄付をしたりする芸能人が、例えネット上で『売名行為』だの『好感度のため』だのと叩かれていようとも、私はそういう人たちの気持ちは尊いものだと思います。
私自身も資産を拡大させている間にも、毎年ある程度の金額を寄付することにしていますし、後輩などと飲みにいくことがあれば、奢るような時も結構あります。
別にそれで後輩からの好感度を得ようということではないですが、自分が楽しんでいても、やっぱり後輩の方が気を遣っている場面は大いにあると思います。私も、尊敬する上司との食事は楽しいですが、気は遣いますからね。一応社会人ですし。
なので、その気遣いに対しての感謝として、支払いは自分が請け負ったり、後輩よりも多めに出すようには心がけています。
私はこれからも資産運用を続けていって、1日でも早くセミリタイアをしたいとは思っていますが、そのために他人に対してまでケチくさい人間にはなりたくはないと思っています。後輩と何軒か良いお店に行って、一晩で何十万円という支払いをしたこともあります。
投資家としてはあるまじき行為、無駄遣いだと言われるかもしれませんが、その後輩からの紹介で知り合った人のつながりなどもありましたし、決して人に奢ること、他人のために使うお金は無駄遣いではないと思っています。
投資家の中には、お金を貯めてお金を増やすということに関しては超一流という人が多いでしょうが、お金の使い方に関してはあまり上手ではないという人もいらっしゃるかと思います。
私が言うのもなんですが、資産を拡大することばかりに気を取られても、いざお金を使う段階になって何も使い道がないなんてことになりかねません。
本物の一流というのは、お金の使い方もまた、スマートで一流に恥じないものなのではないでしょうか。
みちょぱさんは、22歳にしてすでにお金の使い方も含めて、上品で一流の品格を兼ね備えているのではないかと感じた次第です。