お笑いタレントの明石家さんまさんが、今月5日に放送された『さんまのお笑い向上委員会』にて、巷で噂になった「貯金30億円」説を改めて否定しました。

以前別の番組でウワサとなっていたために、元・妻からも探りの連絡があったと言うことで、ご家族も心配しているようです。
その際に、財産分与で揉めることがないよう、事前に遺言書を書いておいてくれと言う依頼があったそうです。
しかし、さんまさんは「揉めないように、オレはほとんど国に寄付しようと思ってる。お金残してもロクなことないわ。あした、どうしようという人生のほうが楽しいやないか」と独自の人生論について語りました。
さすがは、『生きてるだけで丸儲け』を座右の銘としているさんまさんらしい発言です。現在すでに65歳で、サラリーマンだとしても定年退職をしてもおかしくないご年齢の明石家さんまさんですが、スキャンダルらしいスキャンダルも無く、今でも芸能界の第一線でご活躍されています。
私が物心ついた頃からすでに芸能界のトップスターだった明石家さんまさんですから、とうの昔に働かなくても十分生きていけるだけの資産を有しているだろうと思います。貯金30億円説が、本当かもしれないと思わせるほどのお金を持っていても何も不思議ではありません。
Youtuberのヒカルさんが先日、総資産30億円であることを明らかにしていましたから、さんまさんであれば、貯金だけでも30億円、いや、仮に100億円あると言われても何も不思議ではありません。
明石家さんまさんは、好きなタレント・嫌いなタレントランキングのどちらにも上位ランクするほど、賛否両論あれど、国民的のほとんどが知っている大スターです。自分の好きなことや、身内ネタで笑わせるスタイルのさんまさんのお笑いは、視聴者を置いてけぼりにしていると感じる人もいるため、好き嫌いが激しいのだと思います。
しかし、自分の好きなことや、身内ネタと言うのは、実は笑いの原点、基礎中の基礎なのではないかと思います。例えば、小中学生の頃に学校の先生のモノマネで大ウケすると言うような経験をした人は、特に男性では多いのではないでしょうか。特徴的な先生がいると、休み時間や、文化祭などでモノマネされがちですよね。
そのモノマネを見て、大笑いしていた人たちが『さんまさんを好き』な客層で、「男子って本当にバカだよね」と斜に構えて見ていた人たちが『さんまさんを嫌い』な客層なんだと思います。
それほど、さんまさんのお笑いのスタイルというのは、感覚が若く、笑いの原点とも言えるフリースタイルなのだと私は思います。
話が逸れましたが、そんな原点を極めたしゃべくり芸でお笑い界の頂点に立ち続ける明石家さんまさんですので、65歳となっても疲れ知らずで第一線で活躍されているのでしょうし、自分が好きなことを仕事にしているので躍動感があります。自分の好きなことをしてお金は後からついてくるというのを体現しているのが、まさにさんまさんの生き方だと思います。
同番組内では、20代の頃から「給与明細を見ない」ことも明らかにしており、「この番組もノーギャラのつもりでやっている」とも発言していることから、本当にお金に興味がないんだろうなと思いました。
本物のお金持ちと言うのは、自分が好きで突き詰めたいと思ってきた道を突き進んだ結果、大金を得たと言う人が多いです。だからこそ、お金は寄付するぐらいの気持ちに余裕のある人が多いんだと思います。
我々投資家も、リターンを稼ぐことは確かに重要ですが、毎日毎日、お金を稼ぐと言うことだけにフォーカスして本質を見失っては、得られるリターンも結果的にはそれほど大きくならないだろうと思います。
副業感覚で、好きでもない不動産投資を始めて、騙されて自己破産するような人も世の中にはいます。

しかし、不動産投資家を見る限り、不動産投資を事業として営んでおり、本当に好きでやっていると言う人の方が成功しているように感じます。
DIYが好きで、ボロアパートを安くで買って自分でリフォームし、高めの家賃でも入居者を募集できる物件のオーナーは、かなり高い利回りで不動産投資をすることができていますし、逆に無料セミナーに参加しただけで、新築マンションを投資用に買いましたと言うような人は、固定資産税の支払いにも困るようなキャッシュフローしか稼げません。
どんな世界でも、『その道を好きになった人』には敵いません。お金は後からついてくるものなのかもしれません。
だからこそ、株式投資の世界においても、特に興味がないから人に言われた銘柄を買いました。では無く、興味を持って調べて投資をした人の方が大きなリターンを得られるのは当然と言えるでしょう。
そして、あまりお金を稼ぐことだけに集中しすぎず、『企業を応援する』と言う本来の株式投資の目的を忘れずに投資を続けた人の方が、長期的なリターンは大きくなるのではないだろうかと感じた次第です。