私Yukiはよく、周りの人に「投資をしていると、株価が気になって集中できなかったり、ストレスで寝れなかったりしない?」と言う心配をされることがあります。特に株価が暴落していた今年の2月、3月頃には同僚からよく心配されたものです。
私はそういう時はいつも問題ないと答えているのですが、正直言って、最近は投資でストレスが溜まるというよりも仕事でストレスが溜まることの方がよっぽど多いです。どうにかならないものでしょうか・・・
しかし、一般的には投資をしているとストレスで夜中に目が覚めてしまったり、寝起きすぐに株価を確かめてしまったりと、確かにあまり身体によくなさそうな影響を与えているイメージがあります。それは仕事にも当てはまりますが、とにかく投資をすることで健康に影響を及ぼすほどのストレスを感じる人がいるのも確かです。
ではなぜ、私にとっては投資がストレスにならないのだろう?と改めて考えてみたのですが、私が投資にストレスを感じないのは、自分が『十分に中身を理解して、適切に、投資をすることができているからだ』という結論に至りました。
思い返してみても、過度なストレスが溜まる時って、例えば新しい仕事を任されたり、転職や転勤などに伴う引っ越しで環境が変わってストレスを感じるという人がいるように、自分がその環境に適応していない、まだよく分かっていない時に起こることではないでしょうか。
日本には、『五月病』という言葉があります。これはGWの連休明けに突然、やる気が出なかったりストレスで軽くうつ状態のような症状が出たりする状態のことを言います。
これも、日本の一般的な学校や職場で、4月になると新学期や新年度を迎えることで新しい環境に立ち向かう必要がある人が増え、ちょうど1ヶ月ほどたったGW明けぐらいに無理がたたって体調を崩すということから『五月病』というものがあるようです。
このように、人間は通常、新しいものや新しい環境に身を投じるとなると大きなストレスを感じます。多くの人が現状に不満を抱えながらも変わろうとしないのは、現状維持が最もラクな選択肢だからです。
私は最近仕事の上で、新しい業務が増えたり、後輩への指導や、部門間の調整など、おおよそマネジメントではないか?というような業務も同時並行で行っています。
私がマネージャーだった頃は、マネジメントの方向に力を入れるだけでよかったのですが、今は名目上は平社員なので、そういうわけにもいかず、マネージャーの頃よりも忙しくなってるんじゃないかと、ちょっとため息が出そうになることがあります。
そんな状態ですから、10年間すでに慣れ親しんだ株式投資の世界よりも、よっぽど現実世界、日常のお仕事の方がストレスを感じます。これもまた慣れれば適応できるんでしょうが、それまで少し時間がかかりそうです。
思い返してみれば、私も20歳の頃、初めて株を買った時は興奮で株価を何度も見てしまう癖がありました。当時はまだスマホを使ってなかったので、あまり頻繁に手元で株価を確認できるような状態ではなかったというのが良かったかもしれません。スマホがあるとずっと株価を眺めていたかもしれませんからね。
つまり私は、今現在は株式投資の世界に既に慣れてしまっており、特にストレスを感じることなく生き残り続けることができています。それは、10年間、自分の中で投資手法に芯を通して投資を続けられているからとも言えますし、それに加えて、米国の今後の株価の上昇を心から信じることができているからかもしれません。
あと、現時点では想定以上に多額の含み益を得ることができており、余裕があるために投資に対してストレスを感じずに続けることができているのかもしれません。
投資だけに焦点を絞って話をすると、自分が理解している事業や信頼できる優良企業に投資しているだけだと大きなストレスを感じることはできないでしょう。ですが、もし株価が上昇しているからというような曖昧な理由だけで、よく分からない企業の株を保有してしまったとしたら、株価が気になってしまって余計なストレスを抱えることになってしまうでしょう。
仕事もストレス軽減したいところですが、一つの業務が終わればすぐに新しい課題が生まれますから、永遠に慣れが生じず、真新しい、よく分からない業務に着手しなければならないのです。
これからも私は投資にはストレスを感じることはないでしょうが、代わりに仕事のストレスは増すばかりでしょう。
逆に言えば、投資に対してストレスなく、動じることなく株式市場に居残り続けるためには、コツコツと優良企業の株を買い集めるという当たり前の作業を10年単位で続けることが重要なのかなと思います。
余剰資金が入ったら、とにかくまずは株を買う。これをストレスフリーでコツコツ続けるだけで投資に対するアレルギーもストレスも消えてなくなっていくのだろうと思います。
まずは慣れるためにも、時間がかかるだろうと思いますので、1日でも早く、まずは投資家になることをお勧めいたします。