NTTドコモは2021年3月から、Web手続きに特化した中容量(20GB)の新プラン「ahamo(アハモ)」の提供を開始する。月額2,980円(税別)で5分以内の国内通話定額(対象外番号あり)も利用できると言うことだ。

来年3月の話なのでまだ先になりますが、この新プランは以下のようなメリットがあるようです。
・月額2980円
・2年縛りなし
・データ容量20GB/月
・5分以内の通話かけ放題
・事務手数料無料
・1,000円の利用につきdポイント10P
・新規契約でdポイント3,000P 2021.5.31まで
代わりのデメリットとしては、ドコモショップやドコモインフォメーションセンター(電話窓口)を利用できず、キャリアメールも利用できないというのがありますが、すでにMVNOに慣れたユーザーにとっては、かなりメリットがあるプランと言えるのではないでしょうか。
半官半民のような企業になったドコモが、思い切ったプランを提供したことで、auやソフトバンクと言った他のキャリアもこれに追随するかもしれず、携帯キャリアも値下げ合戦になるかもしれません。まだ今の段階で急いでドコモに切り替えるのではなく、他のキャリアがどう追随していくかを見ておいて良いかもしれません。
しかし、ドコモは政府の意向を聞くだけで良くなったので、かなり強くなりましたね。政府直下の企業と戦わなければいけないauやソフトバンクは、かなり厳しい立場になってしまうでしょうね。
しかし、ahamoは、オンラインでしか手続きができないとか、キャリアメールが使えないからということで避ける人もいるみたいで、まさにネットに対応できない人が損をするプランという印象を受けました。
正直、月に20GBと言うのは使い切ることがないかなと思いますが、3,000円を切るなら、自宅のネット環境もいらないような気もします。自宅のネット環境とスマホを合わせて3,000円ほどにすることができるならものすごく節約につながりそうです。
今まで時間をかけても不可能だったドコモの割安プランがこれほどのスピードで出せるなら、NTTだけでなく、NHKも政府の直轄にして黙らせてほしいなと思う次第です。
しかし、これは株主の立場からすると、かなり厳しい状況となる覚悟が必要かもしれません。auやソフトバンクがドコモに追随をしないとなると、ユーザーが大量にドコモ に流れるかもしれませんし、追随して同じくらいのプランを打ち立てると、業績の悪化は避けられないでしょう。
KDDIとソフトバンクの株価はこのブログを書いている現在、揃って1.09%の下落と、日経平均の下落率よりも大きく下がっています。


少なくとも、今後大手キャリアと呼ばれる各社の利益率が悪化するのは避けられないだろうことから、投資先としては微妙な企業になってしまうかもしれませんね。
それにしても、今回のプランはまだ具体的なデメリットが見えてこないのですが、MVNO信者の私でも使ってみたいなと思えるような素晴らしいものだと感じました。
もしかしたら、来年あたりに、スマホプランを見直す必要が出てくるかもしれませんね。。。今後の各社の動向に期待です!