昨日、自身の不倫問題で活動を自粛していたアンジャッシュの渡部健さんが100分間に及ぶ謝罪会見を開きました。

ネット上では案の定大炎上となり、twitterでは”不倫現場”とされる『多目的トイレ』がトレンドワード入りするなど大きな話題となりました。ハッキリと言って個人的には毛ほども興味がないのですが、ここまで大きな話題となっているので、取り上げてみようと思いました。
渡部さんと言えば、今回の騒動が明るみに出るまでは好感度が高い芸能人としてMCなどもこなす芸人でしたが、今回の騒動で世間の評価は180度変わってしまいました。もともと好感度が高い人ほどスキャンダルでイメージをガタ落ちさせるというのは今までもよくありましたよね。
好感度が高かったために、多くの企業の広告塔としても活動されていた分、相当の違約金も発生したようで、億単位とも言われている違約金の支払いも完了したということです。
それはともかく、何がこれほど世間を炎上させているのでしょうか。奥さんが美人で有名なモデルさんだからですかね。すぐに謝罪会見をしなかったということや、多目的トイレで何人もの女性と関係を持っていたという不誠実さや気味悪さからでしょうか。
どちらにせよ、自分に何の関係もないことでこれほど怒りをぶつける日本人のエネルギー源が謎で仕方ありません。奥さんが誰であれ不倫は倫理的に良くないですし、そもそもそんなクズに誠実さを求める方がどうかしています。
まあ、多くの企業案件を抱えていたのに、イメージをぶち壊すようなことをしたのは非常識ですし、私は体質的にお腹を壊しやすいタイプですから、多目的トイレを本来の目的以外で長時間利用されるのは腹立ちますけどね。
でも、ここまで叩かなくてもいいんじゃないかなーというのが正直なところです。今年は悲しいことに、私でも知っているような著名な芸能人の自殺が相次ぎました。芸能人の自殺の裏には、SNSで叩かれて心身疲弊・神経衰弱といったものがあります。
SNSで叩かれて命を絶ってしまった著名人がニュースになるたびに、こんなことは辞めようとみんなSNSで拡散されるのに、どうして同じようなことをするのでしょうか。有名人だからと言って叩いていい理由にはなりません。渡部さんの行動がどれだけクズであろうが、不倫は当事者間の問題ですから、第三者である赤の他人がどうこう言うことではないと思います。
最近の日本では、他人の不幸に乗じてボコボコに叩くことが快感だと言う悪趣味な人が増えましたよね。SNSが広まったことによる弊害だと思います。
その他にも、日本人がこれだけ落ちぶれた人を叩く理由は、やはり日本人一人ひとりが貧しくなっているからと言うのもあると思います。
『日本人は民度が高い』なんて言われていますが、それは昔の日本人がお金持ちだったからに過ぎません。日本の高度経済成長期〜バブル期の日本は、お金の使い方は下品でしたが、今のような陰湿な人たちは少なかったように思います。今ほど不倫に対しての世間のバッシングもひどくなかったですしね。
金銭的にも、精神的にも、どんどん貧しくなってきた結果、自業自得とは言え、成功者がスキャンダルで没落していくのを見るのが楽しくて楽しくてしかたないと言う哀れな貧乏人が増えたのだと私は思います。
それに加えて、一気にSNSが拡大したことにより、他人を叩く人に賛同する人たちが増え、集団いじめのようなものがすぐに形成されるようになってしまったのです。
本人に非があるとしても、集団でバッシングするのは、小学生のいじめと何ら変わりません。いい加減、いい大人がそれぐらいの分別をつけることができないものかな。とは思います。
日本がまた豊かな国に戻ればあるいは、こんな他人事で大炎上するような社会から脱却することができるのではないかと考えています。
本当のお金持ちは、こんな些細なことでは怒りを見せることはありません。無駄な争いや無駄な怒りが何の役にも立たないことをよく理解しているのです。
金銭的に余裕があれば、心も広くなる感じがします。私も別に誰がどこで誰と不倫をしていようが、何の感情も沸いてきません。
投資を続けてもお金持ちになるのに時間がかかるので、貧困をすぐに解決することは難しいですが、1日でも早く、投資に目覚めてお金持ちを目指し、世の中の些細なことで怒りに満たされるような生活からは、抜け出しましょう。そうしないと、自分自身の品格も貶めていることになるのではないでしょうか。