【悲報】かつての高配当株、ウエストパック銀行(WBK)が通期で6割の減益を発表してしまう…

投資の考え方
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ブルームバーグの報道によると、オーストラリアのウエストパック銀行の2020年9月通期(19年10月-20年9月)決算は一部項目を除き、26.1億豪ドルとなり、62%の減益となったことを明らかにしました。

ウエストパック銀、20年9月通期は62%減益-制裁金などの費用響く
オーストラリアのウエストパック銀行の2020年9月通期(19年10月-20年9月)決算は62%の減益となった。マネーロンダリング(資金洗浄)防止法違反で過去最大の制裁金を科されたほか、新型コロナウイルス感染拡大によるリセッション(景気後退)で貸倒引当金が膨らんだ。

ウエストパック銀行は、マネーロンダリングを巡る制裁金と長年の不正に対する顧客への補償支払いで12億豪ドルの費用を計上。さらに、新型コロナウイルス感染拡大によるリセッション(景気後退)で貸倒引当金32億豪ドル積み増しするなど、内外の多大な影響により、業績が大きく悪化した模様です。

貸倒引当金の増加は銀行という業種上、仕方のないことかもしれませんが、マネーロンダリング防止法違反というのはやはりいただけませんね。法律に反するような行為をしてしまうのは、企業としてそういうことにも手を出さないと利益を上げることができないと認めているようなものですから、投資先としては不適格だと言わざるを得ません。

ウエストパック銀行は数年前まで、安定的な高配当株として個人投資家にも大人気の銘柄でした。というのも、リーマンショック時には、米ドルベースで10ドル前後まで落ちていた株価も、近年は20ドル台のレンジで推移していたにもかかわらず、年間の配当金総額は1株当たり1.5ドル前後を期待することができるので、配当利回りが6〜7%程度と素晴らしい水準だったからです。

しかもオーストラリア株は配当金に現地の所得税がかからず、オーストラリアの経済発展も安定的であることから、NISAなどで買い付ければ配当金分が丸々儲けとなる、『素晴らしい銘柄』だったのです。

しかし、前述の不正問題に関与した疑惑と、コロナショックによる景気不透明感から、真っ先に今期上期(2019年10月-20年3月)の配当支払いを見送ることを決定し、投資家たちを失望させました。

「ウエストパック銀行は20ドルを割ったら買いだ」という根拠のない投資家の発言もよく耳にしましたが、今なお株価は12ドル台と、もしも20ドル近辺で買っていれば大損失という水準に甘んじています。

銀行株は投資するタイミングが難しく、またかなり根気のいる投資方法だと思います。景気敏感株なので、景気に最も左右され、これらの株が最も持て囃されている時が景気のピークである可能性が大いにあるのです。

むしろ今のような不景気の時こそ投資のしがいがあると言えるのかもしれませんが、コンプライアンスの面から見ても、まだまだこれからといった感じですのでどれだけ安くなっても仕込みづらい株だとは思います。

肝心の配当利回りも、上期は無配に転落しましたし、同時に発表された下期の配当金は0.31豪ドルと言うことですので、米ドル換算しても配当利回り1.7%程度と決して高配当銘柄とは言えない水準なのです。

高配当銘柄ほど、投資価格というのは気にする必要があり、全体的に下落している今の水準こそ投資冥利がある株と言えるのかもしれませんが、この後回復するのかどうかが不透明な中で投資するのは非常に勇気のいることであり、高配当株投資という投資方法がかなり玄人向けの投資方法だと言うことが分かります。

調子の良い時は注目度も高かった同社の株について、話題に挙げる投資家もかなり減少してきました。結局注目度が高い銘柄っていうのはその時に輝いている(ように見える)銘柄だということがよく分かりますよね。

誰も話題にしなくなった今こそウエストパック銀行に投資すべきかどうかと言うと、やはり法令違反のことが気にはなります。ですが、20ドル台で安定した当時の配当水準まで戻ると信じることができる投資家にとっては、長期を見据えて、今こそ投資先として魅力的だと考えるべきでしょう。

でももしかしたら、二番底が訪れれば、再び株価が一桁まで下落する可能性もあると思いますし、ウエストパック銀行は判断に困る投資先だと言えるでしょうね。

やはり、高配当株投資は、改めてとても難易度が高い投資方法だと思います。

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