【朗報】クソダサい”IT界の巨人”がスピンオフで小型化へ。クラウド事業に集中することで巻き返しなるか。

投資の考え方
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かつて『IT界の巨人』と呼ばれ、コンピューターに関わっているメーカーとしては異例の社歴が100年を超えているメーカー、IBMが昨日、クラウドサービスを手掛けるマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門をスピンオフし、上場させる計画を発表しました。

IBM、クラウドサービス部門をスピンオフへ-21年の完了目指す
米IBMは、クラウドサービスを手掛けるマネージド・インフラストラクチャー・サービス部門をスピンオフし、上場させる計画だ。大手クラウドサービス事業者へのシフトを加速する。

この発表を受けて、IBMは珍しく大きく上昇。現時点で8%程度の上昇だが、PTSでは一時、10%を超える上昇を見せていたことから、かなり好感を得たことがわかるでしょう。

IBMはハッキリ言って時代遅れのビジネスモデル、いわゆるオールドエコノミーが足を引っ張っていた状態でしたので、単純にこれは朗報と言えるでしょう。IT界の巨人と言われていたのも今は昔。IBMの時価総額1,100億ドルは時価総額世界一のアップル(AAPL)のおよそ16分の1。最近ではまだまだベンチャー企業とも言えるズーム(ZM)にすら時価総額で負けている状態です。

かつての時価総額世界トップクラスの企業たちは軒並み、今をときめく企業たちに押されてそれほど目立たない企業群の一つとなってしまっているのが現状です。オールドエコノミーのこれらの企業たちは、どうにかして上昇するきっかけが必要となります。

IBMがクラウド事業に集中することを発表したのは、非常に良いニュースだと感じます。しかし、このニュースもそれほど手放しで喜べるような状態ではないとも言えるでしょう。

IBMのクラウド事業部門が誇るシェアは決して大きいとは言えず、これらの分野で大きなシェアを獲得しているアマゾン・ドット・コム(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)と言った企業と比較すれば、本当に些末なものです。今はまだ規模が小さいからこそ、逆にこれから市場に食い込んでいく未来が見えるのかもしれないですけどね。クラウド事業に集中するためのスピンオフですから、IBMがクラウド事業の世界でシェアを高めることになる可能性だって大いにありうるのです。

IBMは決して市場からの評価が高い企業ではありません。もちろん、現状ではそれが妥当だと思いますが、厳しい状況とは言え、利益率の高いクラウド事業に集中することになればあるいは、今の株価だと割安だと判断する投資家が増えるかもしれませんね。

誕生からすでに1世紀を超える『IT界の巨人』は、当然すでに成長企業というには無理がある企業ですが、それだけの長期にわたって生き残り続けたからには、根本的な体力と、ノウハウがあると言えるのではないでしょうか。

ITバブルどころか、2度の世界大戦や『狂乱の20年代』そしてその後の世界恐慌と、これらのイベントを全て乗り越えてきたハイテク企業はIBMを置いて他に現存しておりません。

IBMがそれらの歴史的な危機を乗り越えてきたのも、IBMという企業が当時はそれほど巨大だったからです。そのIBMがこれだけ目立たなくなるほど米国企業の時価総額が全体的に成長してきたというのは本当に驚きです。米国株に投資していれば、その恩恵にあやかることができるというのがよくわかる構図ですよね。

米国株市場は長期投資をしていれば、誰でも高い確率で資産を拡大させることができる市場です。もちろん投資先を誤れば、大きな弊害となるでしょうが、それでも突き進み続けた人に大きな利益をもたらすものなのです。

多くの投資家に見捨てられ、ダウ採用銘柄から外されてもおかしくないほどのIBMが、今回のスピンオフが起死回生のきっかけとなるのか、大変見ものですね。

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