【悲報】「YOU、残業やっちゃいなよ」ジャニーズ事務所の”ブラックぶり”が話題に。

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つい先日まで、とある転職サイトに、こんな求人情報が掲載されていたという。

週刊女性PRIMEが報じたこの求人内容。年俸354万円以上と決して高くない給与水準に加えて、この年俸の中には、(月の固定残業代:74,800円、59時間分含む)と言うのだから驚きだ。

“固定残業代”とは、俗に“みなし残業代”とも呼ばれ、給料の中に、あらかじめその会社が定めた一定の時間分の残業代を含ませたもので、固定給の中に残業代が既に含まれてしまっているということになる。つまり、このみなし残業時間を超えなければ残業代は発生しないという制度である。

このみなし残業が59時間もあり、さらに月額74,800円が固定残業代ということは、年間の残業代およそ90万円を除いた年俸は264万円程度になるということである。

今の時代に残業59時間、年収260万円(みなし残業代は全額支給されるので、年収354万円は確実だが)、土日も出勤の可能性大って、一体どこの地方の中小企業だよ・・・と思いきや、この労働条件を提示していたのは、日本でも最も有名な芸能事務所、ジャニーズ事務所の求人広告だというから驚きである。

ジャニーズ事務所の求人情報に弁護士「非常にブラックを感じる」 - ライブドアニュース
つい先日まで、とある転職サイトに、こんな求人情報が掲載されていた。【写真】ジャニーズ事務所の求人広告、気になる給料はいくら?≪「エンターテイメントを通じて世界中の皆さまに幸せをお届けする」皆さまに喜

しかも、華々しいジャニーズ事務所ですから、勤務地も当然、地方ではなく東京や大阪といった大都市になります。大都市で残業除けば年収260万円、60時間ほどの残業込みで350万円程度って、とてもじゃないが労働と報酬が釣り合っていないと感じます。

また、こちらの労働条件について、労働問題に詳しい杉並総合法律事務所の三浦佑哉弁護士は、

「36協定の“特別条項”という例外がありますが、“月45時間上限”が原則なので、月45時間以上の固定残業代の定めは、それだけで違法の可能性が高いと思います。あくまで特別条項によって月45時間以上働けるのは、繁忙期や緊急時の突発的な例外だけです。かつ1年の半分を超えられません。非常に“ブラック”を感じさせる、問題ある求人であると考えます」

と警鐘を鳴らしています。『働き方改革』が叫ばれている昨今、これほど堂々と基準を超える残業を表に出しているというのは、芸能界・エンターテイメントの世界全体がかなりのブラック労働によって成り立っているのだということを改めて感じさせられます。

ジャニーズ事務所以外にも、残業が50時間を超えると表立って公表している大手事務所はたくさんありますし、芸能界では時間表示に29時などと言ったものがあるなど、徹夜・残業・不規則な生活は当たり前という世界なのです。

また、エンタメの世界の厳しさは、芸能界だけに止まりません。つい先日、日本一のエンターテイメント企業と言っても過言ではない、『東京ディズニーリゾート』を運営するオリエンタルランド(4661)が契約社員に対して、勤務を継続するなら『半年で約22万円』の収入となるなど、厳しい労働条件を突きつけたことが話題になりました。

「半年で収入22万円」ディズニーランドが契約社員に事実上の“退職勧奨”|ニフティニュース
東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドが契約社員に選択肢を提示したそう 出演者を継続する場合は「2021年3月までの半年間で約22万円」と説明されたという 準社員で再入社の場合は「約66万円」、9月末で退職する場合は「80万円」とも

それより以前にはコロナショックにより、ウォルト・ディズニー(DIS)のキャストへの冷待遇も話題となりました。

私は、ウォルト・ディズニーに関しては、洗練された教育を受けたキャストも資産の一つだと考えており、彼らを蔑ろにすることは、個人的には良くない兆候だと思って、買ったばかりのウォルト・ディズニー株を短期的に利確してしまいました。

しかし、エンタメの世界はどこも厳しいのが現実のようですね。裏方はもちろん、例えばジャニーズ事務所の稼ぎ頭といっても過言ではないだろう嵐のメンバーですら、年収は1億円にも遠く及ばないと言われていますから、低賃金で過酷なスケジュールをこなすことで、我々が満足できるエンターテイメントが形作られているということがよくわかりますね。

しかし、嵐は年間で140億円とも言われる経済効果を生み出しているわけですから、嵐のメンバー全員を合わせても、やっと年収が1億、2億ほどというのはどうも計算が合わないです。スタッフもご覧の通り、60時間ほどのみなし残業込みで低賃金で働いているのですから、人件費は相当抑えられているのでしょうね。

エンタメの世界でも、結局は一番儲けているのは『資本家』です。嵐のライブチケットを何とかして手に入れて、現地へ行って全力で応援したとしても、チケット代の1%も嵐のメンバーには還元されませんし、あなたの愛情が彼らに届くはずもありません。利益のほとんどは資本家がかっさらっています。

彼らに近づきたくて低収入・過酷な労働を受け入れたとして、彼らとお近づきになることはありませんし、あなたたちの労働は結局のところ、資本家の財布を肥え太らさせるための原資に過ぎないのです。

派遣社員へ事実上の退社宣告をしたオリエンタルランドも、調整をしながら、結局は株価も戻し始めています。

今年に入ってからの株価にフォーカスしてみますと、市場が大荒れとなった3月半ばには、さすがのオリエンタルランドも今年一番の安値となる12,070円を更新しているようです。

株の世界で”たられば”の話をすればキリがないですが、もしもこの底値で1単元(100株)でもオリエンタルランドの株を買っていれば、昨日の時点で、含み益は286,000円。半年ほど株を買って寝かせているだけで、ゲストを喜ばせるために必死になって踊るダンサーなどの契約社員の収入を上回るわけです。

エンターテイメントは、生活に必要ですが、必須という業界ではありません。それこそ昔は、『公開処刑』などの罪人を処する行為が、犯罪の抑制に加えて、庶民の刺激的なエンターテイメントとして考えられていたの訳ですから、何かしらのエンタメ要素はいつの時代も必要なのでしょう。

しかし、エンタメ業界がなくなったとしても命に関わることはありませんから、逆説的にエンタメ業界は生き残りをかけて、常に新しく、刺激的で、素晴らしいモノを生み出し続けなければならない訳です。

そのために労働者は過酷な労働条件でこき使われ、消耗される一方で、当たれば大きいですから、資本家の財布はますます肥えていくことになるのです。

エンターテイメント業界というのは、他の業界よりも如実に資本主義の様相を顕著に表している業界です。華やかな世界に憧れて立ち入る方も多いですが、理想と現実のギャップが大きすぎて夢半ばで辞めていく人も多いようです。

でもそうやって搾取された人にこそ改めて考えて欲しいのです。いつまでも労働者として搾取され続けるのが正しいのか。それとも、少しずつでも資本家として搾取する側に立つのが正しいのか。ということを。

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