【朗報】エクソン・モービル(XOM)、ついに配当利回り10%超えへ!果たして高配当を維持できるのか。

投資の考え方
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先日、NYダウから除外された石油大手のエクソン・モービル株の下落が止まりません。NYダウからの除外が発表されてから1ヶ月余り。ギリギリ40ドル台をキープしていた株価も、34ドル台にまで低迷しています。

私自身も、エクソン・モービルには5年程度投資をしていましたが、ここ数年は低迷気味となっておりました。それでも減配を発表するか、NYダウから除外されるかしない限りは保有し続けようと考えていたところ、まさかのNYダウからの除外が決定し、元々決めていたストーリーに沿って損切りを決行しました。

【超絶悲報】エクソン・モービル(XOM)、ついにNYダウ30種から除外される...
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全株手放した時点で40%ほどのマイナスとなっており、配当金を頭しても数十万円程度の損失を被りました。もちろんこれも投資による自己責任ですから、仕方のないものと割り切っておりますし、何よりそれ以上の価値のある学びを得ることができましたので、問題はありません。

さて、株価が低迷していることもあって、ついにエクソン・モービル株の表面的な配当利回りは10%を超えるまでになってきました。

今のうちに、私が保有する株を全て売り払って、余剰資金も含め、3,600万円分の資金をエクソン・モービルに集中投資すれば、年間370万円程度の配当金を受け取ることができる計算です。源泉税などが引かれるので、手取りでは260万円程度にはなりそうですが、これにブログ収入を合わせれば、サラリーマンの平均年収に近い水準の収入を得ることができそうです。これは、FIREへの道筋が見えてきましたかね・・・!

と言いたいところですが、投資の世界はそれほど甘くはないです。同じように、業績の悪化による株価の下落によって、配当利回りが10%を超えていた石油メジャーの一角、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)の悲劇は記憶に新しいかと思います。

ロイヤル・ダッチ・シェルは、1945年の第二次世界大戦以降、74年間もの間、一度も減配をしていなかったという記録を保持していたのですが、ついに今年の4月、▲66%もの大減配をしたことで高配当株投資家の阿鼻叫喚の声が聞こえてきたものです。

エクソン・モービルも減配不安は残しておりましたが、配当金を現状維持するという意地を見せ、「さすが米国企業!株主第一主義!」と私も考えていました。

しかし、エクソン・モービルも決して配当を支払うだけの余裕があるわけではありません。配当の原資を生み出すために人員整理や設備計画を後ろ倒しにしたりという政策をとっています。もちろん、そこまでして配当を維持してくれようとしているのは、株主としてはメリットが大きいのですが、そういった対策がいつまでも続けられるとは限りませんよね。

原油価格が回復し始めるのが先か。配当のための資金繰り政策が尽きるのが先か。私にはわかりませんが、本格的に設備売却なんかを始めればかなりの危険信号ではないかなと思います。

事実、資産売却を進めているという話も聞こえてきますが、配当金を維持するためにはさらなる資産の売却が必要となりそうです。MKMパートナーのアナリスト、ジョンガーデス氏は、エクソン・モービルが今後2年間の配当を支えるために150億ドルを調達する必要があるとコメントしています。

借入金によって用意できるかというとそうもいかない事情がありそうです。第二四半期の決算発表時に、エクソン・モービルのダレン・ウッズCEOは、有利子負債を現在のレベルに維持すると宣言しているので、無闇に借入金を増やすこともできないのです。

いやむしろ、いくら低金利の時代とは言え、株主への配当金を支払うためにお金を借り入れるというのはマイナスイメージですからやめた方がいいでしょう。

個人で例えるなら、毎月の収入より、かかる費用の方が多いからカードローンでお金を借りよう。みたいなものです。見栄を張って高級ブランドの服を着て、高級レストランに行き、ゴールドカードで支払ったけど、預金残高が足りない。みたいなね。エクソン・モービルの今の収益からすれば、高すぎる配当金は同社の財務状況をかなり圧迫していることが伺えます。

そもそも配当金の源泉は、企業が稼いだ利益であるべきところ、配当を維持するためにすぐに出ていくお金を借りるというのは何の生産性もないので良い借入金とは呼べないでしょう。

なので、もし今後も配当金を維持するのであれば資産を売却する必要がありますが、石油業界という設備投資ありきの業界で設備を売却してしまえば、将来の収益を生み出すモノが無くなりますから、どんどんジリ貧に追い込まれてしまう可能性があるわけです。

つまり、エクソン・モービルが今後も石油業界で生き残り続けるには、『減配』するしかないんじゃないかという結論にたどり着くわけです。

できるだけ配当は維持する!ということも宣言していますが、同社が復活するためにも、ここは一旦減配するという選択肢も取らざるを得ないんじゃないかなと思います。

減配が果たしていつになるのか。今年中なのか、来年か。もしかしたらこのまま減配せずに石油需要が回復し、エクソン・モービルの業績も回復するという可能性も無いわけではないですが、可能性としては最も低いような気がしますね。

表面上の配当利回りで判断するのも良いですが、『利回りが高い=リスクが高い』という、投資の世界の大原則を頭に入れておき、リスクとリターンが果たして釣り合うのかどうか、よく考えて投資することをオススメいたします。

改めて、高配当株への投資を継続するということの難しさを思い知らされたような気がします。この難局を減配せずに乗り切ることができるのか。注目していきたいと思います。

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