【教訓】バンガードが日本人投資家に残した、4つの基本原則(前編)

投資実務
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先日、世界最大級の運用会社である米バンガード・グループは、同社の日本拠点での営業活動を段階的に終了し、日本支社を閉鎖することを発表しました。

当ブログでもこのニュースを取り上げ、いつまで経っても投資が浸透しない日本人に呆れて撤退したのかななどと推測していました。

【悲報】バンガード社、日本に見切りをつける。日本から撤退へ。
米資産運用大手バンガード・グループは26日、中国・香港と日本市場向け投資商品の販売事業から撤退することを明らかにした。成長の見込める中国本土市場に経営資源を振り向けるとのことだ。香港市場は現在、政治的に不安定で、撤退するの...

しかし、バンガード社は我々日本人を決して見捨ててはいませんでした。バンガード・ジャパンのホームページからダウンロードすることができる、『日本の投資家の皆さまが成功する投資家になるための バンガードの4つの基本原則』というPDFファイルに記載されている内容がどれも投資の真理を突いている素晴らしい教えだと感じました。

今回は少し長くなりそうなので、前後編の2回に分けて4つの原則を紹介し、投資に関する基本を学び直したいと思います。

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バンガードの4つの基本原則① 目標を立てる

バンガードが日本人投資家に伝えたかった基本原則の一つ目は『目標を立てる』ということです。

当たり前だろと思うかもしれませんが、この目標が適切で、達成可能だと自信を持って言える人は一体どれくらいいらっしゃるでしょうか。バンガード社は以下のように言っています。

投資目標は、目標が適切で、達成可能でなければいけません。投資のリターンを過度に高く見積もったり、実践が難しい貯蓄や投資計画に基づくものであってはいけません。

例えば、今100万円しか持っていない状態で、今年中に1億円まで資産を増やしたいと言うのは、果たして『達成可能な目標』と言えるでしょうか。

上手くいけば達成可能かもしれませんが、およそ実践が難しいのは言うまでもないでしょう。

100万円を一気に1億円まで増やすには相当のリスクを負う必要があります。それこそ100万円を元手に起業し、1年間で1億円の利益を上げるくらいのことをしなければ、達成不可能ではないでしょうか。

もしくは、全力レバレッジをかけてFXに全力で資金を突っ込んで儲かることを祈るとかね。どちらもかなりのハイリスク・ハイリターンの人生を賭けた勝負になることでしょう。

投資で達成可能な目標としてはあまりに非現実的ですので、やはり達成可能なレベルの目標を立てることの大切さはバンガードの言う通りだと言えるでしょう。

例えば私は当ブログで何度か言っていますが、『45歳までに1億円の資産を作る』ことが中期的な目標です。私がその目標に向けて投資を始めたのは20歳の頃から。つまり、25年間で1億円の資産を作り上げるにはどうすべきかと言うのを計算したところ、米国株のリターンを平均6%と仮定すれば、毎月14万円ちょっとの積立投資が必要だと言うことがわかりました。

まだ学生だった私としてはかなりの高額ではありましたが、オークションで稼いだお金やアルバイトやビジネスで稼いだお金を元に、年間トータルで見た時に遜色のないレベルの投資ができるようにと、学生にしてはかなりの金額を投資に回しておりました。(さすがに毎月14万円は不可能でしたが・・・)

そして、今現在は毎月14万円以上のお金を投資に回すことができていますし、投資開始から10年目としては予定を上回るリターンを得ることができていますので、45歳までに1億円と言う中期的な投資目標はおそらく達成可能なのではないかと考えています。

あなたは投資を始める際に、目標をたてましたか?立てたと言う方は、実際に計算をしてみて、現状でその目標は達成可能、実現可能性の高い目標でしたか?そう言う点を確認し、あまり無茶なリターンを追い求めたり、逆にこのまま投資しても大したお金にはなりそうもないと絶望するのではなく、実現可能性と将来の生活水準を天秤にかけて、目標を見直すのも投資家として必要な行動だと言えるのではないでしょうか。

『なんとなく、将来が不安だから』と言う理由で投資を始めたかたもいらっしゃるでしょう。漠然とした不安から将来に備えるために行動できるということは大変素晴らしいことだと思います。

そんな素晴らしい行動を起こしたあなただからこそ、具体的な数字を使って目標を立てることもできるはずです。例えば『年金2,000万円不足』が心配だから、60歳までに2,000万円の資産を作りたいと言う、現在30歳のサラリーマンであれば、米国株の平均リターンを6%とすれば、毎月わずか2万円ほどの積立投資を30年間続ければ達成することが可能なのです。

これなら実現可能性の高い投資計画だと言えるでしょうし、もう少し投資金額を用意できるのであれば、もっと株式よりもリターンは見込めないものの、安全性の高い金融商品をアセットアロケーションに組み込むことも選択できます。

あるいは、株式に全力投資をして、もっと大きな資産を築くことを狙うというのも一つの手ですね。長い時間が残されている投資家にとっては、自分の投資可能な金額と投資期間に余裕があればあるほど、目標にも幅を持たせることができるのです。

だからこそ、1日でも早く投資に目覚め、将来の選択肢を広める行動を起こす必要があると私は考えています。

投資目標を達成するための最適な方法は、まず明確な投資目標を設定し、到達のための方法を検討することです自身のリスク許容度に沿った投資で、将来自分が望むだけの資産を形成するためにも、投資目標・投資計画と言うのは個人投資家にも必要な羅針盤と言えるのではないでしょうか。

バンガードの4つの基本原則② バランスをとる

バンガード社の考え方として、適切な投資計画は、ポートフォリオの目的に合ったアセットアロケーション (資産配分)から始め、アセットアロケーションは、合理的なリスクとリターンの予測に基づいて決定する必要があると言うことです。そして、資産を不必要なリスクから守るために、分散させる必要があるということです。

私はあまり実践できておらず、現金以外は全力で米国株に投資しています。なんなら米ドルとして待機している現金も多いので、本格的に米国一本のアセットアロケーションになっています。

しかしこれは私が米国の成長を今後も期待しているからこその絶妙なバランスなわけです。ご自身のリスク許容度と照らし合わせて、株式だけでなく他の金融資産もポートフォリオに含めると言う選択肢はアリだと思います。

株式だけでなく、もっと大きなリターンを得るために果敢に仮想通貨やFXに手を出すと言うパターンもあれば、株式だけではリスクが高いと考える投資家は、現金保有率を高めたり、債券を買い集めたりするでしょう。

自分はリスクを取ってでも手早く資産を増やしたいと言う人は、投機的な金融商品にも手を出す必要があるでしょうね。逆に、リスク許容度が低い人に株式に全ツッパさせると言うのは逆効果かもしれません。

投資家の数だけアセットアロケーションの考え方はあるのですが、バンガード社が警告しているのは、『株式投資をしないこともリスク』だということです。私もこの考え方には賛同しています。

株式投資をせずに現金100%のポートフォリオを組んでいるようでは、資産は永遠に増えることはありませんし、その間の株価の上昇に乗ることができなかった『機会損失』が手痛いということをバンガード社も主張しているのです。

これは果たしてバンガード 社がETFを売るための詭弁でしょうか?いいえ。これは紛れもなく事実なのです。NY証券取引所が出来て2世紀以上が経ちますが、常に米国株市場は右肩上がりに成長しており米国株に投資をしてこなかった人々が『機会損失』を被り続けてきたことは言うまでもありません。

リスクを管理し、効率的に資産を増やしていくためには、効果的なアセットアロケーションを構築し、定期的にポートフォリオの見直しをかける必要があると言えるでしょう。

アセットアロケーションと分散投資は、1つ目に挙げた投資目標を達成するための強力な戦略です。幅広く分散投資を行うことによって、投資家は特定のリスクを減らせるだけでなく、そ の時点での市場のベスト・パフォーマーがもたらすメリットを享受する機会を得るとバンガード社は考えているようです。

そのためにも、何にいくら投資をするのかと言うバランスは非常に大切であり、バランスが崩れていないかと言うのを定期的にチェックすることも投資家として大切な仕事の一つだと言えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか?バンガード社が我々日本人の個人投資家に向けて残してくれた基本原則のうち2つを紹介しましたが、どちらも非常に学びになる内容だと思います。世界一の投資会社と呼ばれるだけあって、『顧客第一』の考え方を守っている点は非常に素晴らしいなと思います。

後編では基本原則の残りの2つを紹介していきますが、これもまた非常に学びの多い内容となっています。バンガード社のPDFは、ぜひ永久保存していただき、手元に残しておいて戴きたいなと思います。

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