職場のママさんが「子供がすぐゲームに課金したがる」って愚痴ってて、まぁ親視点じゃ価値は理解できないかなぁと思ってたら「課金で強くなっても達成感無いでしょ、自分でやり込まなきゃ」ってただのストイックなゲーマーだった
— ちくわ (@dice_bamboo) September 15, 2020
最近では、小学生ぐらいのお子さんでもスマホを持っているのは当たり前という時代になってきました。私が小学生の頃でもケータイを持っている人が多かったですし、私も小六の時に初めてケータイを持ったので、今更驚くようなことではありませんが、スマホは良いですね。幼少期からこんなハイテクなデバイスがあるなんて羨ましい。また、私が小学生の頃は、64和音の着メロでも最先端でした。今の子知らないだろーなぁ。
そんなノスタルジックなお話はさておき、ケータイの進化とともに成長してきたのが、『ゲームアプリ』です。最近の小学生はお小遣いの使い道として、スマホのゲームアプリへの課金が上位に来るほど市民権を得ています。
twitter上で話題になっている投稿も、そういう子供のスマホへの課金を咎める内容かと思いきや、「課金で強くなっても達成感無いでしょ、自分でやり込まなきゃ」という主張だったようです。
違う、そうじゃない

ということでネット上で大きな話題を呼んでいました。この女性はかなりゲームをやりこむタイプの方だったようです。
この投稿には、「課金=悪ではないけど手軽に強くなろう! って手段にしちゃだめよな」「なんでもかんでも金を積めば良いわけじゃない」と、課金の在り方を考える声や「自分で責任が取れるなら課金はあり」「課金しないと成り立ないゲームもある」と課金を認めることも大事といった声が寄せられていました。
スマホアプリは、『基本無料』を謳いながらも、課金することで強いキャラクターが手に入ったり、行動する時間が増えたりと、『課金すること=時間を節約する』という考え方で課金の泥沼にハマってしまうユーザーがたくさんいるのです。
スマホアプリに限らず、お金をかけることで時間を節約できるパターンはたくさんありますよね。新幹線のチケット代はかなり高額ですが、日本全国に行くのにかなり時間を節約することができます。最近話題の出前などもそうで、自分が料理する代わりに誰かに料理してもらって運んでもらうことで、自分はその時間を有効活用することができるわけです。
世の中のどんなものも、お金をかける=時間を有効活用するというイメージはあるかもしれません。
しかし、スマホアプリに関していえば、本当にお金をかけて時間を節約してまでプレイする価値があるのか?というところに疑問を持たなければなりません。
そもそも、暇つぶしのためにやってるスマホアプリで、プレイ時間を節約してまでやる必要があるのでしょうか?というか、そもそも時間を節約して短期的に強くなったからと言って、なんだ?というものです。
スマホアプリは単なるデータであり、プレイしていても何の経験がたまることもありません。ゲーム内でプレイヤーの経験値がたまってレベルアップするくらいなものです。
そんなものに時間とお金と貴重な労力をかけること、それ自体が大きな問題であり、単純にスマホアプリへの課金はすべきではないと言えるのではないでしょうか。
無料で遊べるからという理由でスマホアプリを気軽に始めて、いつの間にかドツボにハマって課金しすぎて離婚の危機に陥っているなんていうケースも往々にしてあるのです。

子供の頃から、形に残らず、何の経験にもならないゲームアプリに課金する癖がついてしまうと、なかなか抜け出すことは難しいでしょう。子供の頃の習慣というのは、人生に大きく影響しますからね。あなたの子供が人生を棒に振らないためにも、どんな理由であれ、スマホアプリへの課金は反対しておくのが良いかなと私はそう思いました。