【猛省】このコロナ禍で乱高下する株式市場に目が眩み、慣れない短期売買を繰り返した結果 #株式投資で44億円の損失 を出してしまったことをここに報告します。44億円もあったら、いったいどれほどの人にお金が配れ、どれほどの人を救えたのか。悔やんでも悔やみきれません。事業で絶対に取返します。
— 前澤友作┃フォロワー1000万人記念企画実施中 (@yousuck2020) September 6, 2020
【猛省】このコロナ禍で乱高下する株式市場に目が眩み、慣れない短期売買を繰り返した結果 #株式投資で44億円の損失 を出してしまったことをここに報告します。44億円もあったら、いったいどれほどの人にお金が配れ、どれほどの人を救えたのか。悔やんでも悔やみきれません。事業で絶対に取返します。
元・ZOZOの創業者で実業家の前澤友作氏が本日、自身のtwitterを更新。株式投資で44億円の損失を出したことを明らかにし、一時トレンドワードになるほどの反響となりました。
「さすが前澤さん、規模が違うなぁ」と言う声や、「44億円も損するなら配ってくれ」なんて言うクレクレ厨の声も聞こえました。『欲をかくと全てを失う』などと、分かったようなことを日本のトップクラスの経営者に説教する人まで出てくる始末。一体何様のつもりなのでしょうね。
しかし、彼が短期的な取引で44億円の損失を出してしまうのも仕方のないことなのかもしれません。なぜなら彼の資産は総額で2,200億円にものぼり、たった2%の株価の変動で44億円の金額が変動する可能性がありますからね。
資産額が大きくなれば、利益も損失も大きくなるのは当然のこと。前澤さんは44億円の損失に悔やみ、事業で取り返すと言っていますが、彼の資産規模ならそこまで気にしすぎる必要は無いのではないかと思います。
私も最近は1日で100万円単位の金額が動くことが増えてまいりました。

100万円の資金から投資を始めた身としては、毎日100万円規模の金額が動くようになるなどとは、10年前の自分なら想像できなかったことでしょう。しかし、資産総額が3,000万円を超えた今、3%程度の株価の動きで100万円動くこともあり得るのです。もちろん、マイナスになることもあればプラスになることもある。それは株式投資を続けていれば仕方のないことだと割り切るしかありません。
損失の金額の多寡にだけ目を向けるのではなく、保有している資産全体の何%の変動だったのかと言うことを考えれば、前澤さんが44億円の損失を出そうが、バフェット氏が日本株を買おうが大騒ぎすることはないはずです(バークシャーの現金残高を考えれば、バークシャーが日本の商社株に投資した額は大したことがないと言うことがわかります)。
母数が大きくなればそれに伴って投資金額や影響額が大きくなるのは仕方ないことだと言えます。逆に前澤さんが「株式投資で2万円の利益をあげました!」なんて言っても大した話題にはならないでしょう。しかし、あなたにとっては2万円の利益はかなり大きな出来事かもしれません。なぜなら資産規模が違いますからね。
前澤さんのことを必要以上にご心配される必要はないでしょう。前澤さんはこれからも実業家として、投資家として、ご自身の資産を拡大させることができるでしょう。それこそ44億円くらいであれば、すぐに取り返すことができるかもしれません。
資産が拡大してくれば、損失額が大きくなっても動じなくなるものです。特に長期投資をしていれば、資産の拡大とともに日々の値動きは大きくなっていくものです。初めから3,000万円を一括で投資すれば、毎日100万円前後の値動きをリスキーに感じるかもしれませんが、徐々に積立投資をしていけば、あまり気にならなくなってくるものです。
よく、退職金の数千万円を株式投資でほとんど溶かしてしまったというようなエピソードを耳にしますが、彼らは投資経験がないのに多額の現金だけを手にしてしまったがために、リスク許容度以上の投資をしてしまい、資産が数万円でもプラスになれば利確するのに、含み損が大きくなっても現実を受け止められず、資産が徐々に減っていくのを指を咥えて眺めるしかないために損失ばかりが大きくなりがちなのです。
そういうケースでは、大きな金額を一括で投資しているため、下がったところでも追加投資することができませんしね。まさに泣きっ面にハチと言うやつです。
前澤さんが損失した44億円の心配よりも、ご自身の資産状況を心配された方がよほど身のためになるでしょう。自身のリスク許容度を徐々にでもいいから広めていって、短期的な目線で遊ぶ目的の投機ではなく、地に足をつけた投資をコツコツ進めていくことを私はオススメいたします。