米国の大手EV自動車メーカー、テスラがPTSで株価が大きく下落しています。

昨日は後半にかけて買いが優勢となったこともあり、市場が閉まった際にはテスラの株価はプラス圏で引けました。
しかし、テスラのS&P500への採用が見送られたことから、時間外取引で、一時8%を超える下落となり、株価は時間外で400ドルを割りました。

テスラはここまで、S&P500に採用されるかもしれないという期待感で株価が上昇してきたところもあるので、週明けからは失望売りにより、株価が調整する可能性も大いにあり得るでしょう。
しかし、テスラはもはや小型株というには大きく成長し続けており、時価総額は昨日の時点で日本円にしておよそ41兆円ほどにまで上昇していました。トヨタを追い抜いたと言っていた時点では時価総額20兆円ちょっとだったので、そこからさらに約2倍ほどにまで株価が上昇したことが伺えます。控えめにいって急騰しすぎですね。
ちなみに8月末時点の世界時価総額ランキングではビザ(V)を抜いてトップ10入りを果たしています。6月末時点では同ランキング34位、先月末時点では22位だったことから、テスラの快進撃の凄まじさを伺うことができますね。
ですが、黒字決算が続いているとはいえ、まだまだ黒字が定着したとは判断されなかったのでしょうか、今回はS&P500に採用されないという結果になりました。
しかし、ブルームバーグの記事によると、S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのスポークスマン、レイ・マッコンビル氏は同日、S&P500種指数について、四半期ベースで調整するが、構成銘柄はより頻繁に変更される可能性があると述べていることから、そう遠くないうちに採用される日も来るんじゃないかなと思いました。
一旦、テスラの快進撃は落ち着きを取り戻しそうな気がしますが、徐々にその存在感を増しているのは明らかですので、今後の調整次第では投資冥利がある企業と判断できるほどの株価になる可能性もありますね。
どちらにせよ、たった3ヶ月ほど前にテスラに投資した投資家であっても、まだダブルバガーを超えるような利益が乗っている状態ですから、ここで一度降りておこうかと言うのも戦略としてアリなのかもしれません。
いかに投機家といえど、大きな盛り上がりを見せたテスラで損失を被るのはなかなか難しいことだったんじゃないかなと思います。
私が投資しようかなと思う水準にはまだまだ達していませんが、EV自動車、自動運転技術が広まるとしたらテスラの立場は依然として強く、同業他社より数歩リードしている状況に変わりないのかなと思います。
このまま技術革新が進めば、例えバブルが崩壊しても、テスラが倒産に追い込まれるまではないだろうと見ています。それまでに、テスラのことを徹底的に調べておいて、投資冥利を感じれば復活に向けて、長い目で投資をすると言うのも良い選択肢となるかもしれませんね。
今後もテスラの株価の値動きには注目していきたいと思います。