タレントの指原莉乃さんが30日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』に出演。かねてより報道のあった、『マンション購入』についてコメントする場面がありました。

ダウンタウンの松本仁志さんの「家賃収入で食っていこうとしてるの?」というイジりに対して、苦笑いの指原さんは「食っていこうとはしてないです」と説明。財テクではなく、お金の流れを知るために「初級編として行っちゃおうと思って、狭いのを…」と照れながら明かしたとのことです。
私はアイドルなどに疎く、現役時代の彼女をよく知らないのですが、非常に頭の良い堅実な女性なんだなという印象を受けました。
指原さんは以前から「資産運用をしてみたい」と話をしていたそうで、AKB48としての活動だけでなく女性アイドルグループのプロデューサーを務めるなど、様々なシーンで活躍しています。
しかし、デビュー以来、稼いだお金はほとんど貯金していることも明かしておりましたが、このたびついに投資を始めたということです。
アイドル産業というのが水物であり長期的に稼ぎ続けることが難しい職業であることをきちんと理解しており、彼女なりに考えての行動だろうと見受けられます。
また彼女は、『めちゃくちゃ稼いでいる』ことも公言しており、先月には大雨で大きな被害を受けた大分県と日本赤十字社に対して2,000万円もの寄付をしたことも明らかにしておりました。

すでに私でも認知しているほどの有名人である指原さんが売名のためにやるような規模の寄付ではないことから、彼女が心からの善意でとった行動(たとえ偽善だとしても)だということがお分かりいただけるでしょう。
めちゃくちゃ稼いで、故郷のために多額の寄付をする彼女の生き様は、とても格好良いと思いますし、しっかり稼いで使うべきところにお金を使うということを有名人が実行することでアイドルという世界にもっと大きな夢を持つ若者も増えるのではないでしょうか。
もちろん、そう簡単な世界ではないでしょうが、簡単な世界ではないからこそ、トッププレイヤーがきちんとした夢を見せることに意味があるのではないかと思います。
また、芸能人のこうした動きを批判するような人々は、自身にはそれだけの財力もなければ決断もできない無能な人々ばかりですから、一向に気にする必要はありません。
彼女はアイドルとして、非常に多くのファンに長年にわたって大きな夢を与え続けていたのですから、高収入を得るだけの社会的意義もありますし、そのお金を使って堅実な投資を始めたというのは、本当に朗報です。興味があればぜひ不動産だけでなくポートフォリオに株式も組み込んで欲しいものですね。
彼女のような有名人が投資をしていることを公言することで、より若い世代の投資に対する考え方が好転するだろうと私は思います。
やっぱり、自転車に乗り回しているおじいさんや、東大卒の胡散臭いおばさんトレーダーでは、見せ物や話題としてのインパクトはあっても、投資に対する『怪しげなイメージ』は拭えません。やっぱり元々有名だった人が資産運用を始めたという方が話が頭に入ってきやすいですよね。
また、指原さんはタレント性もあるために成功できていますが、アイドルが永遠にアイドルで稼ぐことができないことを彼女は理解しています。だからこそ、勉強のための投資を始めたのだと思います。しかも、まだタレントとしての需要が多く、本業で稼いでいる間に、生涯に渡って収入の柱を育てていくという考え方は非常に合理的で素晴らしいことだと思います。
彼女が買ったマンションは2部屋で6,000万円程度と言われていますが、彼女の収入を考えれば、タレント業の傍らで行っている”副業”収入の範囲で投資できる金額ですので、もし仮に失っても痛くない程度の金額であることがわかります。
おそらく良い指南役の方もついておられるのでしょう。非常に理にかなった投資をされている印象を受けます。指原さんにはこれからも芸能界で生き抜くとともに、投資家としてのキャリアも築いていって欲しいなと思う次第です。