今月7日、リーズナブルな価格で美味しいイタリアンが楽しめることで人気のファミリーレストランの『サイゼリヤ』が開いた記者会見で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、なんと“つけたまま食事ができる食事用マスク”を発表しました。

食事用マスクと聞いて、私はてっきり、こういったものを期待し、ワクワクしていたのですが、私の期待はすぐに打ち砕かれてしまいました。

サイゼリアが開発したと言う食事用マスクは、その名も”しゃべれるくん”。ネーミングセンスもさることながら、そこはかとなくクソダサいビジュアルは、もっとどうにかならなかったのか?と感じさせる仕上がりでした。
社長の堀埜氏が、「普通のナプキンです」とコメントするように、ただの紙ナプキンを自前のマスクに折り込んで取り付けることで擬似的にマスクの代わりとして飛沫予防になると言う主張のようです。
でも、どう考えてもダサい。

クセがスゴい。
私はここまでして外食するくらいなら、テイクアウトしたいです・・・
そんなだから『ダさいたま』って言われるんだぞっ!(サイゼリヤ本社は埼玉県・吉川市)
このアイデアが、社内公募で集まったさまざまなアイデアをもとに試行錯誤の末、行き着いたと言うのだから非常に残念です。もし私が株主なら、管理部門が雁首揃えて何してんだと思いますね。
もともと値段の割にクオリティが高いことで知られるサイゼリヤですので、薄利多売は覚悟の上です。サイゼリヤの営業利益率は6.1%(2019年8月期)と決して高くはありません。
それでも、日本の同業他社と比べればそれほど悪くはない数字を叩き出せているのは、同業他社と比較してキャパシティと回転率を限界まで高めているからでしょう。
サイゼリアの店舗は一般のファミレスよりキッチンの面積を半分程度の抑えることで、その分空きスペースに客席を追加し、キャパシティを増やしたり、他のファミレスだと入れないような狭い店舗に入ることで毎月の家賃などの固定費を抑えたりすることで、この低価格をキープしていると言います。素晴らしい経営戦略です。感服しますよ。
ですが、このたび、サイゼリヤもついに値段改定を敢行し、お釣りが出ないよう0円、50円単位の金額に設定したことが話題になりました。

これによって会計にかかる手間が25%は削減されたと言います。これもすごいじゃないか!と思っていた矢先に突然の”しゃべれるくん”である。なんかガッカリです。上げて落とされた感じがします。本当に同一人物でしょうか?
ガッカリついでに申し上げると、少し前からサイゼリヤでもキャッシュレス決済の導入がされると言う話でしたが、現状進んでいるのでしょうか?まだ、私の生活圏内のサイゼリヤでは導入されていないようで、先日たまたまサイゼリヤの前を通りかかった時に行こうかなと思ったところ、ドアの前に『現金専用』の張り紙があったことで思いとどまることができました。
たまに私は、スマホだけを持ち歩いてフラフラすることがあるので、そう言う時は現金決済ができません。それでも困ることは滅多にないのですが、今のところフラっとサイゼリヤに寄ることはできないですね。資産が何千万円になろうとも、サイゼリヤで『ミラノ風ドリア』ひとつさえ食べることができないのです。(財布を持ち歩けばいいだけの話ですが。)
先にキャッシュレス決済を導入してくれれば、価格改定をしなくてもよかったのになと思いますが、それでも頑なに現金決済をする人は多いでしょうから、やっぱり必要だったのかな?どちらにせよ早くキャッシュレス決済の導入を決断していただきたいです。
え?食事用マスク?それは正直、必要ないでしょwww