【考察】マイクロソフト(MSFT)が、TikTokを完全買収へ。

投資の考え方
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先日から話題となっていましたが、中国企業であるByteDance(バイトダンス)が運営する、動画投稿プラットフォームの『TikTok』が米国内での使用を禁止するようトランプ大統領が働きかけておりました。

そんな中、話が急転し、米国内のTikTok事業を、米国の巨大ハイテク企業であるマイクロソフトが買収すると言う報道があり、本日未明、完全合意に至ったと言うニュースが飛び込んでまいりました。

【更新】米国TikTok事業の売却でByteDanceとマイクロソフトが合意、米政府の裁定を待つ | TechCrunch Japan
ロイターの報道によると、中国のByteDance(バイトダンス)が米国でのTikTok(ティックトック)事業を売却することで合意したという。

ただ、両社は完全に合意したとは言え、まだ米政府による承認は得ておらず、この突然湧いて出た買収劇がどのように決着するかは来週以降に持ち越しとなりそうです。

今のところトランプ大統領はこの買収案に反対しており、まだ完全決着までは時間がかかりそうだなと言う印象を受けます。

中国側も10年ほど前に米国発の巨大SNSであるフェイスブック(FB)や、アルファベット(GOOGL)傘下の検索エンジン『Google』を中国市場から排斥しているので、米国が『TikTok』を排斥しても文句が言える立場ではないのだが、黙ってはいないでしょうね。

そう言った政治的な対立は抜きにして、マイクロソフトの株主としてTikTok買収を考えてみたところ、あまり嬉しくないなと言うのが正直なところでした。

TikTokはご存知の通り、世界的には2017年にリリースしたばかりで、2018年ごろからブームを巻き起こしているショートムービーのプラットフォームです。アルファベット傘下の『Youtube』やフェイスブック傘下の『Instagram』と言ったサービスと比べるとまだ実績は浅いと言えるでしょう。

それでもこれだけ世界的にユーザーを増やすことができたと言うのは驚異的なことではありますが、収益性の観点から見ればそれほど大きくないと言うのが現状です。

また、マイクロソフトが有する優位性のある事業とTikTokを上手く組み合わせてシナジーを生み出すことができれば、今人気のTikTokを買収することはメリットだと言えますが、正直マイクロソフトがTikTokを上手に運営できるかどうかは未知数です。

逆に、このままTikTok事業を買収することで、マイクロソフトが米国の政治家から目をつけられないか?と言うところが心配事ではあります。

政治によって左右されるような事業を営むべきではないとは言え、マイクロソフトをはじめ、巨大ハイテク企業の『GAFAM』は否が応でも目立ってしまいます。

その中でもSNSの最大手であるフェイスブックは、2012年の上場以来、非常に高い成長率を見せつけましたが、米国政府から目をつけられたことで、ここ数年のリターンはそれほど高くはありませんでした。

それでも史上最高値を更新しているのですが、他のハイテク各社と比較すれば少し物足りなさも感じてしまうところではないでしょうか。

この低リターンの原因の一因は、ことあるごとに米国政府からいちゃもんをつけられて失望されると言うことに起因しているように思います。先月30日に行われたGAFA4社に対するヒアリングの場でも、フェイスブックは2012年のInstagramの買収による独占禁止法の疑いを追求されていました。

まあ、個人情報の流出や、独占禁止法に引っかかるような取引など、フェイスブック側の詰めの甘さも問題ではありますが、フェイスブックは政治家からそれほど好かれていると言うわけではなさそうです。

マイクロソフトに投資している身としては、収益性が見込めるか分からない上に、悪目立ちするような事業を買収するのは少しデメリットの方が大きいんじゃないかなと感じてしまいます。

もちろん、フェイスブックやアマゾン・ドット・コム(AMZN)など、政治家から目をつけられても、力強く成長し続けてきたのが今の『GAFAM』の底堅さの根源ですし、セキュリティ面では信頼のおけるマイクロソフトが中国から大人気の事業を買収して傘下に収めると言う捉え方をすれば、長い目で見て貢献してくれるのかもしれません。

まだ買収が確定したわけではないですが、マイクロソフトにとっては、短期的にはそれほどプラスに働くことはなさそうだなと感じております。

まあ、長期投資を前提としておりますので、焦らず騒がず、長い目で見て判断していきましょう。

TikTokが長期的に、大人気の動画投稿プラットフォームとして機能してくれるかどうかは怪しいところですが、次世代の『Youtube』のようなプラットフォームに成長すれば儲けものです。現段階では、マイクロソフトによる米国TikTok事業の買収が吉と出るか凶と出るかは判断しづらいところだと私は思います。

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