【朗報】配当維持とタバコの値上げでJT(2914)は復活となるか

投資の考え方
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ここ最近、日本たばこ産業(JT)の話題をよくtwitter上で見かけることが多いです。

と言っても、「JT株が下がってきたから今が買いだ!」という強気のツイートばかりで、大変たくましいお考えをお持ちの株主さんによって買い支えられているのかなと感じました。

しかし、現実はなかなかに厳しく、ここ最近のJT株はお世辞にも調子が良いとは言えない状況です。

特に今月に入り、株価が2,000円を割ってからずるずると株価が下がり続け、この1ヶ月ですでに10%近い下落を記録しています。下落した今でも配当利回りが8.5%ですから、これはかなり割りに合わないディールです。高配当株投資の難しさを垣間見たような気がします。

しかし、先日まではその高配当すらも危ういと考えられており、それが株価下落の要因となっていた面もあるようですが、ここにきて朗報です。なんと、JTが第二四半期決算において、年間の配当予想を据え置きとし、投資家たちの減配疑惑を払拭してくれたのです。

IR情報|JTウェブサイト | JTウェブサイト
JTのIR情報を掲載しています。

とは言え、当然業績が良い訳はなく、下方修正込みで売上高、1株あたり利益(EPS)ともに大幅減となる散々な結果でした。EPSが大幅下落したのに配当金を維持したことから、配当性向は95%を超えるまでになりました。

さすが、半分は国営企業というところでしょうか。JTは以前から日本政府御用達の企業ですから、簡単には減配しないという姿勢はJT株主にとってプラスと言えるでしょう。

また、それだけではなく今年もまた10月からたばこ税の増税によって、JTが製造・販売している224銘柄の値上げが決定されるようです。

JT、10月から224銘柄の値上げへ 「メビウス」が490円から540円に - ライブドアニュース
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紙巻きたばこでは代表的な「メビウス」が490円から540円に、「セブンスター」が510円から560円になるとのことだ。たばこは簡単に税金を徴収できる良い商品ですから、規制をかける訳ではなくこれからもジリジリと真綿で首を絞めるように値上げを続けることでしょう。

販売数量の減少やコストの上昇など、たばこが抱える問題は数多くありますが、増税に伴って、しれっと値上げをしていく訳ですから、コストの上昇も顧客に転換させることができるという点がタバコの強みです。

1箱たった50円程度の上昇だからと言って、喫煙者はこれからも仕方なくタバコを買い続けるでしょうが、金額にすればたった50円の値上げですが、上昇率で考えれば、セブンスターは9.8%、メビウスは10.2%の値上げというかなり大きな上昇であることがわかります。

喫煙者はそう言った細かいことには気づかず、これからもタバコを吸い続けるために、たばこ税を納め、製造コストを負担し続けることでしょう。

JTも着実に業績は悪化しましたが、タバコは参入障壁が高く、儲かる仕組みになっている上に、一度ハマれば、驚異的なまでのリピート率を誇るという夢のような商品です。

私は投資しようとは思いませんが、JTも捨てたもんじゃないのかもしれません。

まあ、もしも仮に、どこかで血迷ってタバコ株に投資をすることを決めてしまったとすれば、私は配当維持を発表したJT株ではなく、先日、このご時世にも増配することを発表したアルトリア(MO)に投資することになると思います。

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タバコ株の将来は私にとってはどうなるか分からない不安材料でしかありませんが、タバコが一切無くなるということは私が生きている間には起こらないのではないだろうかと思います。

それがまた、各国のタバコ銘柄の底堅さを見せつけているのだと感じました。配当は維持したものの、実体は減収減益な訳ですから、まだ株価が下落する可能性は大いにありますが、そういう時に買い支えてこそ株主ですし、そう言った株主こそが将来大きなリターンを得ることができるのではないだろうかと私はそう考えております。

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