いつものように記事のネタを探すためにネットを彷徨っていると、大変興味深い記事を発見することができました。

元記事は『American Thinker』という記事の翻訳と要約をした記事のようですが、このコラムには私も納得せざるを得ませんでした。
現在、貧富の差が拡大しているということは実感されている人が多いのではないでしょうか?実際には、我々が感じている以上の格差が生まれており、現在、世界の富の82%が上位1%の人に集中するといわれている時代です。
一般人は、お金持ちを叩き、お金持ちからもっと税金を多く取れ!と声高に叫びます。世界の富の残り2割近くを、全人類の99%が奪い合っている訳ですから、お金持ちに不満を持つ人々が大半であるということは想像に難くないでしょう。
そんな不満を持つだけの一般人には時として過激な意見もあります。
「なぜこの問題を解決しないのかわからない。具体的なやり方をお教えしましょう。(富を独占している)1%の人たちを排除すればいいんですよ」
筆者が地元の100円ショップのようなお店で耳にした意見がこのようなものだったそうです。
筆者がこの意見に賛同しなかったように、私もハッキリと言ってこの意見には賛同しかねます。
記事の中にもありますが、富を独占する上位1%を排除したところで、格差がなくなる訳ではなく、単純に上位層が入れ替わるだけだと思います。世界中の全人類を対象とすれば、年収が約500万円ほどあれば、富を独占する上位1%に属することになるようです。米国では州によれば年収が1,000万円近くあっても生活に困窮すると言われていますから、年収500万円以上という水準であれば、かなり多くの米国人が当てはまるのではないでしょうか。
米国で生活する彼らが、「上位1%を排除せよ!」と言っている裏で、米国で生活ができる水準の収入があれば、もしかしたら自分が上位1%に属している可能性を考慮していないのです。
年収500万円以上の人間が排除されるとなれば、先進各国の人口は半数以下になってもおかしくないのではないでしょうか?私も排除の対象となりますので、手取り収入が激減していると嘆く日本人たちも、うかうかしてられません。
どれだけ人々が考え尽くしたとしても、経済格差がなくなることはあり得ません。これから先も文明が発達し続ける限り、格差は開いていくばかりでしょうし、富を完全に平等に再分配したところで5年後、10年後には再び格差が開いていくことは想定できるでしょう。
今、この世界で富を築いている人々は、生まれた場所や時代が良かったなどという運の要素もありますが、総じて自分の実力で富を築いてきた人々がほとんどです。中世のような貴族や一部の特権階級が、それこそ富のほとんどを独占するというような時代は数百年前に終わりました。
資本主義の国に生まれ、生活をしている限り、本来は誰にでもお金持ちになれる権利が与えられているのです。管を巻いてお金持ちを叩くような暇があるなら、努力と行動を積み重ねて自分もお金持ちになるための行動を起こしたほうがよっぽど有意義だし、一番手っ取り早い解決方法です。
全ての人々を格差社会の不満から救い出す手立ては今のところありませんが、あなたが抱える格差社会への不満を解消する方法ならあります。それが、「あなた自身が富める人」になることなのです。
富める人々の大半は、自分の資産を現金で保有しているなんていうことはありません。自分の資産の大半は自分が興した企業の株だったり、いろんな優良企業の株を保有することで富を増やし続けている富裕層もいるのです。
富める人々がますます富める社会であるということは、あなた自身が痛いほどよくわかっているのですから、文句があるなら自分も富裕層側の人間になろうと行動に起こすことが大変重要なことなのです。
いまだに自分が貧乏なのを他人や社会のせいにするのはハッキリ言ってダサいのではないでしょうか?インターネットの発達のおかげでお金を稼ぐことや投資をすることが一般人にもどんどん身近になってきています。
少なくとも米国や日本に住んでいて、『お金持ちになりたいのになれない』と感じているというのであれば、何かしらの行動が間違っている可能性があります。
お金のことについてしっかりと勉強し、1日でも早く行動を起こせば、10年後には想像もできないような資産を築き上げることができているかもしれません。
ほら、今年もすでに7ヶ月が終わろうとしていますよ。あなたはいつまで、その場でグダグダしているおつもりなんですか?