【明治】ちょっこれ〜と、ちょっこれ〜と、チョコレートは明治♪

投資の考え方
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昨日、テレビ朝日系列で放送された、『お菓子総選挙』という特番を少しだけ拝見しました。と言っても、仕事が終わってからの時間なので、トップ10くらいしか見ることができなかったのですが、お菓子好きな私としては、どれも捨てがたいなと感じる番組内容でした。

最近はお菓子を買って食べることは減りましたが、数年前に全国販売を中止し、関西より西側でしか販売していないスナック菓子の『カール』なんかは実家に帰るたびに買って東京に帰ります。もともとチーズあじが好きだったので、東京で手に入らなくなったのは寂しい限りです。

あと、アルフォートは好きですね。『お菓子総選挙』にはブルボンが不参加だったので、ランキング入りしていませんでしたが、確実にトップ10には名を連ねる銘菓だと思います。

アルフォートに限らず、私は子供の頃からチョコレートが大好きです。子供の頃は、真夏でも冷凍庫で冷やしたチョコレートを毎日食べてましたし、受験の時にはキットカットミニの大袋を2日で一袋は消費するくらいでした。学生時代には、バレンタインに貰うチョコが義理でも友チョコでも、めちゃくちゃ喜ぶ程度にはチョコレートが大好きでした。

そんなチョコレートの分野で、日本を代表するメーカーといえば、やっぱり明治です。今回のお菓子総選挙でも、その強さを遺憾無く発揮しており、お菓子全体のランキングのトップ10になんと4製品もランクインさせるという強さを見せつけました。

カルビーの3製品というのも凄いですが、明治とカルビーの製品だけでランキング上位をほとんど占拠するというほどの人気ぶりにはさすがの一言ですね。

これだけ大人気の商品を展開しているのであれば、さぞ株価も絶好調なんでしょうね!・・・と思いきや、そうでもありませんでした。

ポテトチップス うすしお味』が堂々1位にランクインした、カルビー(2229)の株価は過去5年間、ほとんど右肩下がりであり、5年前と比較すると株価は45%程度下落しています。

明治ホールディングス(2269)もカルビーほどではないにしても過去5年間乱高下を繰り返しており、成長は見られないというのが現状です。

もちろん、コロナウイルスの影響も大きく、どちらも今年の2月から3月のコロナショックの底値で過去5年間の最安値をつけているのですが、カルビーは今年の5月に発表した期末決算において、今期の予想値も発表した訳ですが、巣篭もりによる消費増加が見込まれていた割に2ケタ%の減益見通しがネガティブに捉えられ、株価の低迷はまだ数年単位で続きそうな予感がします。

更に言えば、食品関係の企業は、消費者層の好みの変化に対応するために大量の商品を市場に投入し続ける必要があるという運命にあります。お菓子市場は全体で見ればかなり大きいですが、その中に多種多様なお菓子がひしめき合っており、企業同士が鎬を削りあい、取捨選択を繰り返し続ける必要があるのです。

基本的に食品メーカーという立場で考えれば圧倒的なシェアを長年に渡って取り続けることは非常に困難だと思います。世代によっても好みは変わりますし、人それぞれで味の好みはありますが一人一人の要望に応えることは不可能だから、圧倒的なシェアをキープし続けることは大変難しいことなのです。

とは言え、そんな食品業界でも有望株がない訳ではありません。『キットカット』がランキングに入った『ネスレ』ですが、スイスに本社を置く同社は、世界最大の食品メーカーであり、その商品も実に多岐に渡ります。

チョコレート菓子だけではなく、コーヒー飲料の『ネスカフェ』や、『マギーブイヨン』などの調味料まで、有名なブランドを取り揃えています。

また、世界190か国弱の国でビジネスを展開しているネスレは、その国独自の商品開発をするなど、非常にドメスティックな商売を展開しており、世界中で受け入れられているネスレは株価も当然絶好調なのです。

日本国内ではカルビーや明治ホールディングスもかなりの規模を持った企業ではありますが、世界の食品・飲料ランキングでは、2社とも全くかすりもしないほどの小さな規模であるというのが現実です。

日本人からすれば、「チョコレートは明治」というイメージが強いですが、世界的に見れば明治のチョコレートのシェアはそれほど高くありません。『ポテトチップス』の分野でもカルビーのシェアはそれほど高くないでしょう。

食品・飲料と言った振れ幅が大きい事業を行う企業であれば、やはり何かしらの分野で世界トップクラスのシェアを持っていないと、投資するのは怖いですね。

私が個別株で投資している中で言えば、コカ・コーラ(KO)と、マクドナルド(MCD)が食品関連の企業ですが、どちらも『世界最高のブランド力』を有していると感じるために安心して長期投資をすることができるのです。

流行り廃りが激しい業界だからこそ、その企業が日本国内だけでなく、世界的に見てどれだけのシェアを有しているのかという点をチェックするのは非常に重要で、日本国内でしかシェアを獲得できていないのであれば、やはり投資先として適切だとは言えないというのが現実ではないでしょうか。

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