【悲報】『Go to トラベル』キャンペーン、開始前から迷走する。

社会・政治
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国土交通省は17日、観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンの見直しを発表しました。土壇場で東京都民だけは外されたようですが、その内容がまたしてもややこしいと言うか、迷走している感が拭えません。

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まず、東京都在住かどうかは、チェックイン時などに確認するようホテルなどに求めると言うことで、現場に丸投げの様相です。例えば、私は都内在住ですが、出身は関西です。つい先日、ふと自分の有効期限内のパスポートを見た時、住所の書き換えをしていないことに気づきました。

こちらに出てきてから海外に行く機会がなかったので忘れてしまっていました。しばらくは海外へ行くこともないでしょうが、きちんと書き換えておきました。

とは言え、予約時に以前住んでいた住所で予約を取り、国内のホテルでは滅多にないですが身分証明書の提示を求められた時、「免許証持ってへんねん、ネエちゃん、パスポートでかまへんか?」とでも言って身分証明としてチェックイン時にパスポートを提示すれば、私は関西人になりすまして『Go to トラベル』キャンペーンの対象者となることができたでしょう。もちろんそこまでして旅行に行きませんけどね。

さらに、旅行先が千葉県にある『東京ディズニーリゾート』でも、都内に宿泊する場合や、都内に宿泊しない場合でも、ツアーに都内観光が含まれている場合は対象外となるようです。

もちろん、『東京ディズニーリゾート』や、『東京ドイツ村』、『新東京サーキット』に、『ららぽーとTOKYO-BAY』などへ行った後、千葉県内のホテルに宿泊するのはキャンペーンの対象となりますのでご安心ください。

そんな混乱を生じるようなザルなキャンペーンなら、延期すればいいのに・・・と誰しもが思っている訳ですが、政府関係者曰く、「今更やめられないという結論になった」のだそう。

この判断には、第二次世界大戦時の旧日本軍によって展開された日本史上でも稀なほどの愚策・インパール作戦に準えて、『令和のインパール』と揶揄されるほどの炎上ぶりを見せました。

確かにキャンペーンの開始まで1週間を切りましたが、今から対象と対象外を検討するくらいなら、潔く延期にすれば、別に今更感も無いと思うのですが、違うんですかね?別にこの4連休をターゲットにしなくても、お盆休みとか、シルバーウィーク?とかもありますし、無理やり作った4連休にターゲットを合わせる意味はないんじゃないでしょうか。

更に言えば、まだとてもじゃないが国内旅行で経済を盛り上げようと言う段階には及んでいないですしね。今からでも、全面的に延期にした方が良い気がするのですが。。。

現在の17〜19歳の世代に『新型コロナ危機を受けて社会のどの点が変わるべきか?』と言うアンケートをとったところ、政治が変わるべきと答えたのが45.6%とダントツだったと言うことです。

情報源はそれほど信用できないメディアですが、アンケートの結果、政治が変わるべきと答えた人が多かったのは事実のようです。若年層の政治離れが深刻だと言われていますが、そもそも信頼できる政党が無い現状、仕方のない部分もあるのかな?なんて思うほど、迷走している感じはあります。それでも私は選挙に行きますが、このままでは『無記名投票』という選択肢もやむなしと言う時代が来るかもしれません。そうならないことを祈るばかりですが。

日本人は失敗に厳しい国民性ですよね。「今更やめられない」と言う気持ちも痛いほど分かります。今更、突然「じゃあ、延期します」と言えばそれはそれで各方面からボコボコに叩かれるのも目に見えています。

どうせ叩かれるならこのまま突き進んだ方が良いと言うのも分かりますが、それでも突然都民だけ外されると言う采配だと納得できないですよね。

緊急事態には、全国民を対象にして支援をした方が良いと言うのは、給付金の件でよく分かったじゃ無いですか。だとすれば、都民にも何らかの恩恵を与えるか、全体的に計画を後ろ倒しにするかの二択だと私は思います。

日本人の同調意識は、団結力を生み出す素晴らしい考えだと思います。ですが、同調意識が強すぎるあまり、人と違うことをしたり、集団からはみ出したり、失敗した人に対する弾圧が酷すぎるように思います。

多数派の意見をさも、自分の意見のように声高に主張して、落伍者を叩き始める人が一定数いるために、今の日本は、どんな状況においても失敗できない国になってしまった訳です。

そりゃ、失敗しないに越したことはないですが、誰しも初めて経験するようなことにあたる時、失敗するのが当たり前だと思います。世界中を見れば、今回のコロナウイルス対策でいろんな国が失敗しながらも色々画策しているニュースが飛び込んできます。

日本も頑張っていますし、実際に被害が少ない国の一つではありますが、日本政府の対応に不満を抱える日本人はかなり多いです。

それは明らかに今じゃないだろうと言う政策を、『今更やめられない』と強行する姿勢にあるのではないでしょうか。

政府も失敗を認めることが大切ですし、それを少しは寛容に受け止める国民側の配慮も大切なんじゃないかと思います。

また、今の状況で目先の利益のためにこう言ったキャンペーンを展開するのは、短期的には儲かるかもしれませんが、長期的な目線で見れば、政党にとってはマイナスとなるだろうと思います。

今の与党は、野党が弱すぎて、より信頼できないから、消去法で国民から選ばれているだけであり、デモやクーデターを起こさない、無関心で、批判だけは一人前の国民によってなんとか成り立っている状態です。

日本が今から政治的にも、経済的にも、回復するために必要なのは、『失敗を認めること』とそれに沿って『迅速に修正していく能力』なのだと思います。

過去の過ちをずるずると引きずった結果が今の日本の低迷ぶりを作っている訳です。

『過ちて改めざる 是を過ちと謂う』とは、言い得て妙です。間違えたと判断した場合は時に切り替えも必要です。そうして徐々にではありますが、正しい方向に進めることができる体制になっていけば、日本もまだまだ成長可能性のある国に変貌していくのではないでしょうか。

今のところはその片鱗も見えないのが残念ですが。

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