昨晩放送された『それって!?実際どうなの課』という深夜のバラエティ番組で、年収1,000万円を超える仕事を体験してみるという内容が放送されていました。
実際に体験した芸人さんが本当にキツかった仕事としてランキング形式で発表されたのですが、1位のお仕事は、なんと極めれば1億円も狙えるという破格の収入。さぞかし怪しい職業かと思いきや、その仕事内容は、なんと建物の『基礎工事』という内容でした。
何もない更地に建物を安全に建てるために、石を砕き、骨組みを築き、砕石やコンクリートを流し込んで、建物の基礎を造り上げるというのが年収1億円も狙える高収入の職業だそうです。また、新入りの段階で月収30万円以上は保証されると言う破格の待遇ぶり。
しかし、当然上手い話と言う訳ではなく、基礎工事はその後の工程にも大きな影響を与えるため、迅速に、丁寧に造ることが求められ、その激務ぶりは、テレビを見ているだけで倒れてしまいそうなほどの内容でした。
こういう職人さんたちの見事な職人芸があってこそ、我々が住む住宅があるんだなと改めて感謝の気持ちが湧き出てきました。
よく、婚活で『相手の男性の年収は最低でも1,000万円』と言うような世間知らずな女性が話題になりますが、彼女たちは恐らく、こう言った工事現場で激務をこなす人々が年収1,000万円を超えることがあると言うことを知らないでしょうね。まあ、それを知ったところで年収しか見てないバカな女性が相手にされるかどうかは不明ですが。
さて、建物の基礎工事のように、超絶激務でやりたがる人が少ないが、確実に必要不可欠と言える職業には、それ相応の高収入が見込めるのは当然のことだと思います。ただ、こう言った番組の編成上、仕方ないのかもしれませんが、「高収入を得るにはやっぱり激務が当たり前」と言うような放送の内容だったのです。
番組の中でも年収が1,000万円を優に超える方たちは、基礎工事の全てをマスターした『親方』と呼ばれる人々で、独立して仕事をしているため高収入ということなのですが、高収入を得るには身を粉にして働く必要があるんだろうなと感じさせる内容でした。
今回の放送では特に芸人が実際に体験した結果、キツかったものを集めたという内容だったため、余計そう思ったのかもしれませんが、高収入を得るためにはきつい仕事をしてナンボみたいなのは少しだけ違和感を感じました。
もちろん、楽して高収入を得ることはできません。何の努力も行動もせずにゴロゴロ寝ているだけでは、あなたの手元には一円だって入ってくることはありません。ですが、自分一人の仕事ぶりだけではどこまで行ってもそれ以上大きく稼ぐことはできないのです。
基礎工事のお仕事も、最高では年収1億円を超えるとはいえ、身体を消耗しながら働く業務ですから、60歳まで同じように働けるかというとおそらく厳しいだろうと思います。また、他の建設業でバリバリならした職人たちがあまりのキツさに逃げ出すほどだと言う業務内容ですから、そもそも何年も何十年も継続し続けることができる人はほんの一握りでしょう。
年収1億円だと、収入の半分を税金で持っていかれますし、思っているほどは手元にお金が残らないものなのだと思います。とは言え、当然普通のサラリーマンよりは高収入を得られるので、短いスパンで一気に稼ぐと言う働き方を目指している人にとっては頑張ることができれば良い職業なのかもしれませんが・・・
何にせよ、自分の身体が資本である限り、得られる収入も上限があります。だからこそ私は株式投資を通じて、お金にお金を稼いで来てもらうと言う方法を取っています。
私の年収は、彼らの足元にも及びませんので、いまだに資産総額は3,000万円台半ばと言ったところですが、それでも私は、私一人がサラリーマンとして得られる収入以上の資産を築くことができていると自負しています。
その原動力こそが株式資産であり、10年前からコツコツと、バイト代や副収入を利用して株を買い進めてきた結果によるものだと思います。
私の投資元本は詳しくは計算していませんが、この10年間で1,400万円くらいだと思います。3,000万円以上のある株式資産のほとんどは、10年の間に受け取った配当金と、キャピタルゲインと呼ばれる株価の上昇による含み益です。
私は株式投資を通じて、自分のお金にも働いてもらったことで、自分一人がサラリーマンとして働いてきた収入以上の資産を作り出すことができたのです。つまり、言い換えるとお金を稼ぐのに、汗水垂らして激務をこなす必要はないと言うこと。
年収1億円を株式投資だけで稼ごうと思うと、かなりの資産家になる必要はありますので厳しいですが、少なくとも、生活に困らない程度の収入を配当金から得ようと思えば、20代の早い段階から投資を始めていれば、夢物語だとは言えないほどの収入を得ることは可能です。
別に、株式投資がお金に働かせる『ラクな商売』だと言うつもりは一切ありません。株式投資で儲けることができるのは、投資家と言う存在が、資本主義のもとでは必ず必要だと言えるからです。
投資家も基礎工事と同様、やりたがる人は少ないが、世の中に必要な存在であるからこそ高収入を得ることができるのです。その証拠に、投資家になりたがる人が増えれば、つまり株式市場に楽観論が蔓延すれば、株価がピークに近づき、直後に暴落することが多いです。
投資家になりたいと、後から参入すればするほど損失を被る可能性も高まり、『相場で儲ける』ことが困難になる訳です。
そして、また投資初心者が駆逐された後で、株価がジリジリと回復してきた時にずっと株を持ち続けていた本物の投資家が利益をかっさらっていく訳です。
世の中の需要と供給の均衡が崩れているところに大きく儲けるチャンスがあり、投資家たちももちろん、なりたいと言う人が少ない割に世の中に必要とされる尊い職業です。
我々はサラリーマンとしてそれほど高くない収入を得ている訳ですが、それは誰にでも代わりがきく職業だからです。
あなたの職場にも、『この人が辞めたら業務が回らない』と言う人はいませんか?そして、実際にその人が辞めてしまったからと言って業務が回らなくなったことは一度でもありましたか?
私は長年、株式投資を続けてきましたが、「従業員の○○さんが辞めてしまったので業務が行き渡らず倒産しました」なんて言う倒産理由を見たことはありません。サラリーマンなんて、代わりはいくらでもいるのです。だからこそ収入が低い状態が続いている訳です。
そんなサラリーマンを何も考えずに続けているだけだと、到底お金持ちになんてなり得ません。世の中に眠っているチャンスを掘り起こして、行動を起こさない限り、老後も安泰とは言えないでしょう。
それを理解しているからこそ、私は株式投資をして、誰も積極的にやりたがらない『株主』としての価値を高めていこうとしているのです。
将来を安泰なものにするために、基礎工事の世界に足を踏み入れるのは、昨日の映像をみる限り誰にでもおすすめできるものではありませんでしたが、株式投資の世界は資本主義が続く限り、誰にでもおすすめできる価値あるお仕事だと思います。
あなたも少額からでも良いので投資を始め、将来の高収入・安定収入のために今から行動を起こしてみてはいかがでしょうか。