【悲報】NYダウ、後半にかけて勢いを失う。ハイテク株上昇の終焉か。

投資の考え方
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昨日のNYダウは一時的に500ドル以上上昇する場面があったものの、後半にかけて一気に勢いがなくなり、結果的には前日比微増で取引を終了しました。

新型コロナウイルスのワクチン開発が進展しているとの期待から買いが優勢だったため、いつも通りハイテク各社の勢いも凄まじいものがあったのですが、現地時間の午後になってカリフォルニア州で再びレストランの店内飲食や劇場などの閉鎖を命じたことが嫌気され、ハイテク各社の株価が大きく下落したことがNYダウを押し下げる要因となりました。

S&Pとナスダック下落、ハイテク大手の下げ重し
米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が下落して取引を終えた。アマゾンやマイクロソフトなど直近の米国株の上昇をけん引してきた大型株が値下がりした。ただ、日中にはS&P500が2月25日以来の高値を付ける場面があった。

例えば、アップル(AAPL)は開始直後はとても勢いがあり、一時は株価が400ドルに達するかと思うほどの勢いでした。しかし、結局は400ドル目前で株価は下落し始め、前日比微減となりました。

同じくNYダウに採用されている大型ハイテク企業のマイクロソフト(MSFT)は、前日比▲3%超の下落となりました。

本来であれば業績がコロナウイルスの影響を受けにくいとされるハイテク株ですが、ここ最近のハイテク各社の株価の上昇は目を見張るものがあり、理屈では説明できないほどの異常な上昇が続いておりました。

コロナウイルスの懸念が再度、投資家心理を冷やしたことで、もともと好調すぎたハイテク各社の株を中心に利益確定売りが先行したというのが昨日のハイテク株の暴落の要因だと言えるでしょう。

これから米国企業の決算シーズンが本格化することもあり、今までのように、寝てたら資産が増加するというような楽観的な株価の勢いはなくなるのかなと思います。とは言っても、数週間単位の超短期的な話ではありますが、決算をクリアするまでは、しばらくどっちつかずな状況が続くのではないでしょうか。

ハイテク各社は上昇し続けていた分、もっと調整が入ってもおかしくはない状況です。今回の決算も、決して楽観視できるような内容ではないことは確実ですが、焦点は市場予想よりも悪化しなかったかどうかという点に絞られると思います。

ハイテク株の上昇が、昨晩の下落をきっかけに一旦落ち着く可能性はありますが、それでも前述の通り、コロナショックの第一波で、コロナウイルスによって最も影響を受けづらいセクターがハイテクであるということは証明済みです。

再びロックダウンによって経済がストップしてしまったとしたら、株価は大きな調整を迎えることになるでしょう。そうなればいかに影響が少ないとはいえハイテク各社も株価が下落することは避けられません。そう言った調整局面で、いかに株を買い増しすることができるのかが長期投資には必要な視点だと私は考えています。

今のようなハイテクを中心とした、よく分からない株価の上昇は私にとっては気味が悪く、調整してくれた方が買いやすい相場であることは変わりません。

ハイテク株が終焉する訳ではないと思いますが、しばらく調整期間に入るかもしれませんので、じっくりとチャンスを伺うのも良いのではないでしょうか。

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