NHKの報道によれば、看護師などのことしの夏のボーナスを去年よりも引き下げた医療機関が、およそ3割に上ることが分かりました。

日本医療労働組合連合会が加盟する医療機関を対象にことしの夏のボーナスについて調査したところ、先月30日の時点で回答した338の医療機関のうち、およそ3割にあたる115の医療機関でボーナスの額が去年より引き下げられていたということです。
企業であれば、経営状態の悪化でボーナスが削減されるのも肯けますが、新型コロナウイルスへの対応に全力を注いでいた医療関係者までボーナスが削減されると言うのは、なんとも残念なことです。
ただでさえ、最近社会問題になっている医療関係者への迫害が酷いなと感じていたところです。医療関係者がコロナウイルスを拡散しているという言われもないデマで、学校では医療関係者のお子さんがイジメにあったり、医療関係者のお宅が軽い『村八分』状態に遭ったりなどと、新型コロナウイルスの対応に日夜頑張ってくれている医療関係者の方々に対して、どうしてこれほど酷い扱いができるのかと不思議に思います。
こうした意見を何の罪もない医療関係者へ投げかける人々は、基本的に問題の本質がズレているのだと思います。何でもかんでも他人のせいにして、自分に非があることを理解していない人が多いですよね。
感染する危険があるのは、自分たちの行動次第だと思いますし、そりゃ医療関係者はコロナ感染者と接触する機会は多いですが、その分、十分に感染に気をつけてお仕事をされています。
それでも彼らを叩くのは何なんでしょうね。正義感なのか何なのか分かりませんが、医療関係者を叩くのは違うだろと感じる訳です。
何でもかんでも、人のせい、他力本願、責任逃れは日本人の悪い癖です。組織においても責任逃れをするような人たちが大半ですので、成長性が感じられず、日本が世界と比較してどんどん衰退していく原因になったんだろうと思います。
日常でも、『行動しない自分』に非があるのに、他人のせいにしたり、国のせいにしたり…いつの時代も、彼らにとって都合の良い『叩く対象』が無くなることはないので、いくつになっても他の何かを叩き続けることができるのだろうと思います。
話が逸れてしまいましたが、そう言ったなんでも他人のせいにするバカのせいで大変な風評被害を受けている医療関係者には、せめて十分な賞与を支給して欲しかったですね。
と言っても、私個人にはどうすることもできませんが、医療関係者の方には本当に感謝しております。これだけの感染リスクがありながらも、日々頑張ってくださっている彼らにはせめて金銭的に報われて欲しいものです。
そもそも、医療法人は、株式会社などと違い、配当金などで支払われることがないので、株式会社よりも内部留保は多そうなんですけどね。医療機器への設備投資はかなり高額になりますが、内部留保にそこまで影響を与えるほどの金額ではないだろうと思います。
私も医療法人で経理をしたことがないので分かりませんが、賞与をカットしなければならないほど経営状況は芳しくないものなのでしょうか。医療関係者でもなんでもない私がこう言うことを言うのはお節介ではありますが、次回の賞与はぜひ満額以上にお支払いしてあげて欲しいものです。
まとまりのない記事になってしまいましたが、医療関係者の皆様には本当に感謝の気持ちしかありません。何にでも文句をつけたがる、周りにいる馬鹿の意見など気にせず、これからもお身体に気をつけて頑張っていただきたいものです。