【驚愕】テスラ(TSLA)がトヨタ自動車を抜き、自動車業界で時価総額世界一に。

投資の考え方
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米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価上昇が続いており、1日の米国市場で時価総額は一時2,105億ドル(約22兆6,000億円)となりました。これは、日本市場の1日終値ベースで21兆7185億円だったトヨタ自動車(7203)を抜いて自動車メーカーで世界首位になった。

テスラ時価総額22兆円、トヨタ超え自動車首位に - 日本経済新聞
【シリコンバレー=白石武志】米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価上昇が続いている。1日の米国市場で時価総額は一時2105億ドル(約22兆6000億円)となった。日本市場の1日終値ベースで21兆7185億円だったトヨタ自動車を抜いて自動車メーカーで世界首位になった。環境・社会・企業統治を重視するESG投資の広がりを...

テスラの株価は昨年10月頃から急騰し始め、200ドル台だった株価はわずか4ヶ月ほどで1,000ドル手前まで3.5倍ほどの成長性を見せました。

その後、コロナショックの第一波の影響で300ドル台まで急落し、テスラバブルは終了したと見られていましたが、その後の市場環境の回復の中で力強く成長し、心理的なラインであった1,000ドルを悠々と超え、史上最高値の1,100ドル台に到達。過去1年で株価は約5倍に成長したことになります。

こういう話を聞くと、素直にすごいなと感じます。私はこう言った『マネーゲーム』に乗っかるのはあまり得意ではありません。こう言ったマネーゲームで着実に利益を上げることができる投資家・投機家の各位には才能や経験に基づく嗅覚があるんだろうなと思います。

私は10年近く投資をしていますが、いまだにタイミングを掴むことは困難です。あまり投資タイミングに重きを置いていなかったこともありますけどね。

こう言った投資タイミングに上手く乗ることができる投資家にとっては非常に魅力的な投資先となったテスラですが、今の業績から見れば確かに『割高』と判断せざるを得ないでしょう。私も今のタイミングでテスラに投資しようなどは全く思いません。

ですが、テスラは2019年第3・四半期に黒字に転じ、3四半期連続で黒字を維持し続けていることから、テスラがニッチな自動車メーカーから環境配慮車で世界の主導的地位に躍進するとの期待している投資家たちの過度な期待がトヨタ自動車の時価総額を超えるまでに上昇する理由となっているのです。

ネット上ではまだ、「テスラの株価上昇は一時的なもので、まだまだトヨタには及ばない」という意見も多く、確かにそれも一理あるなと私は思います。テスラは前述の通り、まだまだ黒字を上げ始めたところですから、投資家期待が過大になりすぎており、割安とは言えない水準と言えるでしょう。

しかし単純に、「トヨタ自動車の方が上だ」と胡座をかいていると、そう遠くない将来、テスラの企業価値はトヨタ自動車が届かないほど高みへ離れていくのではないでしょうか

電気自動車の製造は、従来の自動車の製造というよりはどちらかというと家電に近いものだと言われています。もし今後、電気自動車や自動運転といった技術が一般化していき、現在の自動車が廃れていくとした場合、今までのトヨタをはじめとした自動車製造業には相当のダメージとなることは明らかです。

そもそも自動車の販売自体がそれほど芳しくない現在、従前の自動車を製造・販売しているだけでは、少しずつ衰退していくことになるでしょう。

そこへ環境に配慮した電気自動車や、自動運転の安全性も保証されるようになれば、そちらにシェアが流れる可能性は否定できません。

電気自動車・自動運転自動車が今後台頭して主流になれば、従来の自動車は、運転すること自体が好きな顧客による『マニアックな』移動手段として細々と続いていくだけのものになる可能性があります。

もちろん、新しい技術を実生活に活用できるまでどれくらい時間がかかるかは分かりませんが、どんどん新しいモノが誕生し、それによって従来のモノや技術が廃れていった事例には、過去の情報を見えば事例に困ることはありません。

また、現時点では電気自動車の分野でテスラがトップ企業になるかどうかについても分からない状況で、テスラに対して期待値が高すぎるようにも思います。

ですがテスラがこの分野で大きくリードしているというのも事実なのかなとも感じますし、テスラの株価はこれからも成長するかもしれません。

今後も黒地経営を継続することができるのであれば、テスラは他を寄せ付けない自動車メーカーとしてトップ企業になるのかもしれません。

どちらにせよ、テスラの株価の上昇を『ただのバブル』と嘲笑している限り、日本企業の成長可能性はこれからも低いと言えるのでは無いでしょうか。

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