世界三大投資家として有名なジム・ロジャーズ氏が、米国と日本の株式市場でバブルが発生する可能性について語っている。
ロジャーズ氏がインドETで、各国のコロナ対策のための救済策・刺激策が長く継続すると予想したとのことです。11月に予定される大統領選に向けてトランプ大統領も共和党もたくさんバラまいて経済を維持し、バブルを引き起こそうとしているというのがジム・ロジャーズ氏の見通しだということです。
終わりがどうなるかは、歴史的には、特に莫大なマネーが突然流入した時には・・・バブルが噴き上がるものだ。
私はマーケット・タイミングがあまり上手ではないが、少なくとも米国株市場は噴き上がるのではと考えている。
おそらく進行中のばかげたことから日本市場もそうなるだろう。
すでにコロナショックに対する対抗策として、異次元なほどのばら巻き政策に着手している米国・日本は第一波の調整で株価が暴落したにも関わらず、異例の早さで株価が回復していました。
ここ1週間ほど米国株も日本株も調整場面が続いていますが、再び市場が新型コロナウイルスの脅威を思い出した時、株価はさらなる一段安となることでしょう。
4月から5月ころにかけては、「もうすぐ第二波が来るだろう」という悲観的な意見が多く見受けられましたが、その意見も6月に入ってから少なくなり、「そろそろ本当に来るのか・・・?」と思っていた矢先に、ジム・ロジャーズ氏がバブルが訪れると発言した記事を目にしてしまいました。
これはやばい・・・!

最近のジム・ロジャーズ氏は、落ち目の韓国や明らかに投資対象として危険な北朝鮮への投資を推奨するなど、株式コメンテーターとしても信頼性が低くなっているのは明らかです。
そればかりか、朝鮮半島への投資で抱えているであろう損失をどうにかするために、反日的な発言をするなどのポジショントークにも力を入れています。
そして何より信用できないのが、つい先日ジム・ロジャーズ氏が発言していたのが「二番底はすぐにやってくる」という内容でした。

1ヶ月という短い間に、「二番底が訪れる」という意見と、「バブルが訪れる」という正反対の意見を出すあたりが、近年の彼の意見が信用できない理由だと思います。
そりゃ、正反対の意見を言っていればどちらかは正解になるでしょうし、短期的に見れば調整などもあるでしょうからどちらも正解する可能性もあるでしょう。
ただ、朝鮮半島への投資は明らかに間違いであり、北朝鮮は世界最悪の独裁国家で、まともに企業が成長する状況では無いですし、韓国経済はサムスン1社に頼りっぱなしの脆弱な経済体制です。まともな経済体制が整っていない国へ投資するのは流石にハイリスク・ローリターンと言わざるを得ないのではないでしょうか。
ジム・ロジャーズ氏が世界三大投資家の一人に数えられるほどの投資家なのか私にはわかりませんが、彼の最近の投資実績を見ていると、それほど大した投資家とは思えないですよね。
言ってることも支離滅裂で、最近はジム・ロジャーズ氏も少し痴呆症が進んでいるのかと思うほどです。
そもそも彼は短期的な意見しか述べない投機家ですので、彼の意見を元にして投資するのは明らかに危険だと思います。とは言えこれほど短期的に掌返しをするのは流石にひどいですね。メディアに出れば出るほど自分の信用を落としているのに気づけないのでしょうか。
なんにせよ、逆神として確かな実績のある彼が『バブル』を予言した以上、いったんの株価のピークが訪れる可能性が高いのと言えるでしょう。
ですが、個人投資家である我々は、ゆっくりと時間をかけて長期投資をすることが可能です。つまり、我々は第二波が訪れて株価が調整したとしても、安くなったところで狼狽して手放すのではなく、むしろ積極的に株の買い増しをすることで資産を着実に拡大させることができると言えるでしょう。
個人投資家は投資結果について誰に文句を言われることもないのですから、ジム・ロジャーズ氏の意見に左右されることなく、淡々と積立投資をすることが大切と言えるのではないでしょうか。