FGHは6月16日、「年収800万円以上の趣味・プライベート」に関する調査結果を発表した。
調査は4月に実施し、年収800万円以上の男女1151人から回答を得たということで、彼らが1ヶ月の間に趣味に使うお金は「1万円未満」(36.0%)が最も多く、次いで「1~5万円」(35.8%)、「5~10万円」(16.0%)、「10~15万円」(5.9%)、「20万円以上」(4.2%)、「15~20万円」(2.2%)となったということです。
年収800万円以上といえば、日本人の中ではかなり上位の年収にあたる人々ですが、毎月の趣味にかけるお金は1万円未満が最も多いということでした。誤差の範囲ではありますが、『1〜5万円』という回答もほぼ同じくらいであり、5万円未満という回答で7割以上を占めるという結果となりました。
確かに、年収が300〜400万円ほどであれば、毎月5万円も趣味に充てられないという声が聞こえてきそうですが、年収が800万円を越えれば、自分の趣味にもっとお金をかけたいと憧れる人もいるんじゃないでしょうか?
ですが、本当に年収が800万円を超えるようなプレイヤーは、年収が低かった頃と同じような趣味を楽しみ、必要以上に趣味にお金をかけることはしないようです。
もちろん、高年収の人々もケチケチしている訳ではなく、もともとお金がかからない趣味を楽しんでいるようです。年に何度か旅行に行ったり、スポーツを楽しむという声が多かったようですね。
以前、私が勤める会社の役員の方と食事に行った時に、趣味の話になったのですが、彼は年収が数千万円を超える高収入プレイヤーにも関わらず、趣味は夫婦で自転車で旅をすることだそうです。
もちろん、旅行できるレベルのお高い自転車は必要ですが、一度買えばメンテナンスにお金がかかるくらいで、それほどお金がかかる趣味という訳ではありませんよね。
その話を聞いて、とても微笑ましくて良いなぁと感じました。決してお金がかかる趣味ではないですが、めちゃくちゃ幸せそうじゃないですか?結婚したらそんな生活に憧れます。
アンケートの回答にもあったように、彼らのような堅実な人々は趣味を継続するために株や不動産に投資をし、お金のかからない生活を心がけながらも順調に資産を膨らませているのです。
これは色んな人と話をしていて感じることですが、お金がない人に限って、「お金さえあれば幸せになれる」と考えている人が多い印象を受けます。
ですが、お金さえあれば幸せになれるし、お金さえあれば自分でもできると考えている間は、大金があなたのもとに舞い込むことはないでしょう。
お金が無い人は、収入のほとんどを趣味や、普段の浪費に充ててしまうからお金が無いのです。こう言ったお金に囚われた考えの人たちは、例えば収入が上がったとしても、自分の意思に反して、周りの人々に見栄を張るために収入のほとんどを無駄遣いしてしまうことでしょう。
お金をかけなくても日常を楽しめる人は、収入が増えれば増えるほど余剰資金が貯まっていきます。わざわざお金をかけなくても、十分に楽しんでいる訳ですから当然ですよね。
そういうお金がかからない生活を楽しめる人こそ、本当に幸福と言えるのかもしれません。日常生活にそれほどお金がかからない訳ですから、資産形成にお金を割り振ることができる上に、それらの資産が生み出すお金だけで十分に趣味を楽しむことができるという無限ループになる訳ですからね。
私も旅行は好きですので、コロナショックの影響が収まれば旅行に行きたいです。でも、あまりお金をかけずに旅行できると良いなと思いますね。レンタサイクルとかで自然の多いところを回るのも楽しそうですね。
お金をかけずに楽しめることを探すというのが、幸福度を上げるためのコツなのかもしれませんね。
何にせよ、現役世代の中から収入の全てを使い切るような趣味を持っている限り、少なくともお金持ちにはなれず、将来は時間が余っているのに、同じ趣味を楽しめないなんてことになるのではないかと私はそう思います。