秒速で億稼ぐ男として有名な実業家で投資家の与沢翼さんが、新たな著書を上梓したそうで、お金持ちになるために何をすべきか。逆に、やってはいけないことは何なのか。について語っているとのことです。

あなたがお金持ちを目指すのであれば、自分の『本当の年収』、つまり『可処分所得』を意識することが大切だということです。
しかし、よく言われている可処分所得とは違い、この中で意識すべきと言われているのは、手取り収入から固定費・変動費を差し引いた『余剰資金』のことを指しているようです。
ですが、一般的なファイナンシャルプランナーのように節約を勧めている訳ではなく、与沢氏は、自分が最低限、人間らしい生活を送るためのコストは『必要経費』と割り切って出費しても構わないとしています。
固定費を削減するために、住居や食費をケチりすぎても、おそらく精神衛生上良くないだろうし、自分の趣味だったり、知識を蓄えるために必要な書籍代などをケチるのはナンセンスだとしています。
つまり、自分にも投資することは最低限必要だということを与沢氏は伝えているのです。
その代わり、無駄な固定費、例えば重複している保険料や、利用していないサブスクリプションサービスの月会費、携帯電話のキャリア契約などはどんどん見直して、不便にならない程度に節約するのが良いと言えるでしょう。
その上で、自分が人間らしい生活を送るのに何を最も重要視しているか。食べることが好きな人であれば、食事にお金をかけるのは良いでしょうし、ファッションが好きな方であれば、被服費用が嵩んでしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
ですがその上で、自分が満足できる中で必要最低限の生活を送り、その上で『可処分所得』を残してそれを元に勝負をかけるという方法をオススメされています。
与沢氏は一時期、胡散臭いと言われて成金嫌いの日本人から叩かれていましたが、さすが投資家として蘇っただけあって、なかなか正論をおっしゃるなと思います。
私も無駄遣いは一切しないつもりで生活していますが、それでも節約バカにはなりすぎないように気をつけています。つまり、自分がこれは!と思ったものについてはお金をケチらないようにしています。
私は食べることが大好きですから、食費は本当に投資家なの?っていう程度にはかかっていますし、住居も会社から近くの少し家賃が高いところに仕方なく住んでおり、今回、無事更新もしました。家賃は高いものの、移動にかかる時間が節約できるのであれば、そのほうがメリットが大きいと言えるからです。
ですが、固定費や、その他の変動費については徹底的に節約するようにしています。水道光熱費も一般的な一人暮らしよりはかなり安くついていますし、格安SIMを使っているため通信費もキャリア携帯の半分以下の値段で抑えられています。
ファッションにはそれほどこだわりがないので、年単位で服を買わないこともあります。買っても本当に白いTシャツぐらいですかね。できるだけ保つように気をつけています。
そうして、自分の価値観に基づいて絞るところは絞って、使うところは使うということを意識することで、それほどストレスを溜めることなく可処分所得を生み出すことができるはずです。
「本当のお金持ちは、お金に敬虔である」とあるように、お金持ちはお金の威力を実感しているため、決して無駄遣いはしないものです。積極的にお金を使っているように見えるお金持ちの方でも、価値があるものに対してしかお金を使いません。
逆に言えば、だからこそお金持ちがどんどんお金持ちになるという構造ができているとも言えるのです。
あなたはもし、自分に対して横柄な人と、尊敬してくれている人がいたとして、どちらの人と仲良くしたいでしょうか?明らかに後者ですよね。
お金も同様、お金に対して横柄な態度をとっていればお金が逃げていくのは当然です。お金持ちはお金に敬虔だからこそ、お金の方から寄ってきて、さらにお金が集まっていくのだと言えるでしょう。
与沢氏を『胡散臭い』と一蹴する前に、彼がお金持ちである事実は変わらないのですから、一度彼のお金の使い方から学んでみるというのも良いのではないかと私は思いました。