【悲報】大阪の顔、『づぼらや』が100年の歴史に幕…コロナショックの影響か。

雑記
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大阪の『新世界』にある老舗のふぐ料理店『づぼらや』が今年の9月をもって閉店することがわかりました。

大阪 新世界 老舗の料理店「づぼらや」閉店へ 新型コロナ影響 | NHKニュース
【NHK】大阪の「新世界」にある、ふぐをあしらった看板で知られる老舗ふぐ料理店「づぼらや」が閉店することになりました。

1920年からちょうど100年目の節目である年に閉店してしまうとはなんとも悲しいものです。づぼらやと言えば、その特徴的な看板が有名で、通天閣とセットで撮られた写真は、まさに大阪を代表するような有名な一枚ですよね。

そんな看板ももうすぐ見れなくなるのかと思うと、とても残念です。看板をどうするかはまだ未定ということですが、撤去されてしまう可能性が高いですので、撤去されるまでに一度は関西に帰って見にいきたいなと思います。

私自身、一度だけですがづぼらやさんでふぐ料理をいただいたことがあります。新世界ではなく、道頓堀店の方ですが、まだ関西に住んでいた頃の年の瀬に、友人とてっちりを食べに行ったことがありました。

年末にもかかわらず、店内は賑わっており、予約していたためにスムーズに案内されたものの、店の中では待っている人もたくさんおられました。

今から思えば、かなりリーズナブルな価格で提供されていたにもかかわらず、とてもおいしかったことを覚えています。大阪らしい、美味しいものが安くで食べられる、とても良心的なお店でした。

最近では、新世界に訪れる人は訪日中国人がほとんどだったということで、コロナショックによる観光業への大ダメージが、直接『新世界』および、づぼらやさんに来たということでしょう。

コロナショックの影響が出る前は、大阪の経済は力強く回復していました。それもまた、主に中国などからの観光客に支えられてきた訳ですが、観光地としての大阪は世界中から結構人気が出ていました。日本の中において、『雑多なアジア感』を感じることができる大阪は国内では珍しく、貴重な観光地なのかもしれません。

さらに2025年には55年ぶりとなる大阪万博が開催されることが決まっており、流石に5年後まで、新型ウイルスの脅威に有効な手段が見つからないということはないだろうことから、恐らく予定通り開催されることになるでしょう。

そんな経済発展の期待を持てる大阪において、大阪の発展の歴史を彩ってきたづぼらやの名物看板が消えてしまうというのは、関西出身者の私としても非常に悲しい思いです。

営業再開もせずに、このまま閉店となりそうなので、最後にもう一度食べに行くということも出来なそうですね。幼い頃からミナミの劇場に入り浸っており、新世界にもよく行っていた私としては、づぼらやの看板が見れなくなるのはショックを隠しきれません。

すでにコロナショックの影響により、たくさんの店舗が休業に追い込まれたり廃業したりしています。特に個人で経営されている店舗や、づぼらやさんのように小規模のチェーン店が経営難に陥っているというニュースは飲食に限らなければ、ほぼ毎日のように報道されています。

これが資本主義なのだと思い知らされる一方で、自分に馴染みのあるお店や、こうしたシンボルのような存在になっていたお店が消えていくのは、物悲しい気持ちになります。

しかし、100年以上続いていた名店が、たった数ヶ月の経済の停滞で経営難に陥り、淘汰されてしまうのが、本来の資本主義なのです。こればかりは、いくら悲しんでも仕方がありません。

日本全国に広まっているような全国チェーンの飲食店ですら、店舗を大幅に削減したりして生き残るだけで必死な様子が伺えます。これもまた日本の飲食業が、収益性の悪いビジネスしか展開できないことから来ています。

10年以上も続いた景気回復期〜好景気の最中でもデフレ続きだった日本国内では、どんな飲食店でも10円の値上げが命取りとなるほどの低価格競争を強いられてきました。づぼらやさんのてっちりだって、本当に驚くほどの低価格でした。こんな値段で提供して大丈夫なんかな?と思ったほどです。

今までワンコインで食べられていたことが衝撃なのに、それが500円を超えると途端に客足が半減したりなどというニュースは聞き飽きるほどに報道されています。

日本は30年単位でデフレが続いており、日本人はどんどん貧しくなっているため、10円でも値上げをされると利用できない人ばかりなんです。だからと言って、インフレを起こしても企業に内部留保が貯まるばかりですしね。結果的にその内部留保のおかげで今、解雇されずに仕事がある状況が続いているという人も中にはいらっしゃるのでしょうが。

適正なインフレを引き起こすことができないのは、日本のサービスが競争力を失っているからに他なりません。飲食業界ですら、外資のサービスに圧倒されている状況で、全国チェーンとなると、本当に価格の安さで勝負しているチェーン店以外は軒並み元気がありません。

そしてこれから先、日本全体の競争力や経済が劇的に上向くような傾向は一向に見当たりません。ITによる技術革新に乗り遅れた日本が、ITに次ぐ次世代の革新でイニシアチブを取れるとは到底思えません。

そう考えれば、日本のデフレはこれからも続くだろうし、どんどん衰退していくだろうなと思います。我々が老後を迎える30年後、40年後には、成長性の高い国に投資してお金を稼ぎ、生活費の安い国で生活するという理想的な生活が自動的に手に入るかもしれません

そして、今回のような唐突なショックによる影響を考えると、やはりまだ今のところ事業規模が小さい新進気鋭の企業に投資するのは、一度のショックで全てを失いそうで非常にリスクが高いなと考えました。

もちろん、そんな中でも大きく成長している企業もたくさんありますが、それを事前に当てるのは難しいし、当たったところで非常にハイリスクなギャンブル投資だと言えるでしょう。

いかに凄い企業であれ、非常時にも生き残れるだけの体力が無ければ、投資先としては恐ろしいです。大型株とは言え、決して無条件に安心できるという訳では決してありませんが、それでもある程度のショックには耐えうるだけの大企業にこそ投資先としては魅力があるのではないでしょうか。

さらに米国企業であれば、かなりの大型株とは言え、しっかりと成長性も兼ね備えており、ハイテクセクターなどについては、大型株なのにぐんぐんと右肩上がりに成長するなんていうことも珍しくありません。

だからこそ私は米国の大型株にのみ投資をしていると言えるのです。私のモットーは『ストレスフリーの投資』ですから、株価が急落したときに慌てて手放すような銘柄であれば、そもそも投資すべきではないと思います。

自分が思ってもいなかったような、将来性に不安が生じた時に売り払うのは良いでしょうが、基本的にはずっと持ち続けていたい。そんな魅力的な個別株だけを私は好んで集めています。

もっとアクティブに投資をすれば、あと数年で1億円を超える資産を築くことも可能かもしれませんが、逆に全てを失う可能性も兼ね備えています。『リスク対リターン』を考慮して、自分に合った投資をしていくことを私はオススメします。

づぼらやさんのように、有名でも規模の小さい企業は緊急時に致命傷を負う可能性が高いですから、投資先としては、長期的には考えられないだろうなと私はそう思います。

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