まだ私Yukiの手元には、申請書が届いておりませんが、続々と一人当たり10万円の『特別定額給付金』が給付されている自治体が出てきているようです。
もちろん、マイナンバーカードで申請するつもりだったのですが・・・先日の私の誕生日で電子証明書の期限が切れてしまい、コロナの影響で役所に行くのも憚られて、郵送する申請書が届くのを今か今かと待ちわびている状況です。
電子証明書の期限とか設ける必要あるのかな?というかそもそも、電子証明書の期限延長をネットでできるようにして欲しいのですが、なぜわざわざ役所に赴く必要があるのでしょうか。ネットで完結できるようにしないと意味ないじゃんと私は心底思います。
それはさておき、そんな特別定額給付金ですが、使い道を実際に800名の方に聞いてみたというアンケートを発見しました。

そのアンケートの結果によると、上位3つは以下の通りとなりました。
1位「食費」(45.7%)
2位「貯金」(36.2%)
3位「日用雑貨の購入費用」(18.6%)
いや〜・・・何とも夢のない使い道ですね。まあ、もともと生活に困窮した国民に一律で支給するという名目ですから、本来あるべき使い方と言えばそうなんですけどね。皆さん本気で生活に困っているんだなということがよくわかります。
特に1位の『食費』なんて、回答者の実に半数近くが答えています。複数回答可能とは言え、外食が制限されていたことがかなりキツかったようですね。食費の中でも、外食をしたいと思うという回答が結構多かったみたいです。
そして次に多かったのが、日本人が大好きな『貯金』ですね。政治家は貯金されることで経済が回らないから国民全員に給付金を支給するのを始めは反対していましたから、あまり貯金に回す国民が多いと、次の緊急事態には支援がされないという危険もあります。
反面、給与が突然無くなったり、勤め先が倒産したりして、収入源が途絶え、お金の大切さやありがたみを実感した人も多いでしょうから、一定数の人々が『貯金』をすることを止めることはできないんでしょうね。
もちろんお金のありがたみがわかったから貯金するという回答も正しい反応なのかもしれません。ただ、私は本当にお金に困っているわけではなく、貯金する程度の余裕があるのであれば、ぜひこの機会にこそ投資を始めて欲しいと思います。
残念ながら、回答のトップ10には『投資』という選択肢は入っておりませんでしたが、本来であれば受け取るはずのなかった10万円ですから、もし失っても何のダメージもない訳ですよね。
中には、10万円の給付金が入ることを前提としてパチンコに赴くようなヤバめの思考回路の方もいる訳ですが、そんな彼らだって、極端な話10万円が無ければ生きていけないという訳ではないということです。

そんなあなたにこそ、このタイミングでぜひ株式投資を始めて欲しいと私は心からそう思います。投資素人の人が投資を始めない理由として一番に挙げられる理由が、「損をしたくないから」というものです。
貯金をしていれば増えはしないけど、一時的にでも損することはありません。実際にはインフレが起きてお金の価値が下がれば損をしている訳ですが、額面上は貯金は損をしないことになっています。だから投資より貯金が良いと考える人が多い訳です。
ですが、ここで思い出して欲しいのが、特別定額給付金の10万円は元々受け取れるかどうかわからなかった、本来ならあるはずのなかった収入です。しかもあなたはその10万円がなくても生活に困窮している訳ではありません。
だとすれば、その10万円は、最悪失ってもあなたが損を被ることはないのです。しかも株式投資は日本人にはギャンブルの筆頭のように勘違いされていますが、そもそも株式投資で所持金をゼロにするなんてなかなか難しいことです。
株式投資で持ち金がゼロになるには、保有している株が倒産するか上場廃止になるかしかありません。上場廃止だとしても、普通は1株いくらかで買い取ってもらえるはずですから、全くのゼロになることなんてほとんどないです。
投資先が倒産すればゼロになり得ますが、それは倒産するようなよく分からない競争力のない企業に投資してしまったために起こる悲劇です。個別株であればきちんと調べて投資をすれば、まず倒産することはありません。
私が個別株で投資しているのは、保有割合の高いものから順に、クレジットカード決済大手で『VISA』ブランドでお馴染みのビザ(V)、『Windows』や『Office製品』でお馴染みのマイクロソフト(MSFT)、ヘルスケア最大手で『バンドエイド』や『リステリン』などの個人向けのケア製品でもお馴染みのジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)など、そうそうたるメンバーです。
もしこれらの企業が倒産したらどうなるでしょうか?世界中でVISAカードが使えなくなり、PCは起動できなくなり、衛生状態は著しく悪化します。
そんな未来が訪れようとは、私は一切考えられません。これらの超巨大かつ、人々の生活に溶け込んでいる優良企業は、相対的に倒産リスクはかなり低いものだと言えるのではないでしょうか。
投資先をきちんと考えることで、個別株の倒産リスクを極限まで下げることはできますし、それでも個別株の倒産リスクが怖いのであれば、今やS&P500などの株価指数に投資できるインデックスファンドも優良なものが取り揃えられています。
もし、貯金をするだけの人や、外食で贅沢をしようとしている人がいらっしゃいましたら、それでも10万円を全額使い切ることはないと思います。一人10万円を食費で使おうと思えばかなり大変ですよね。普通に暮らしていれば余裕を持ってみても2ヶ月分以上はあります。
10万円あれば、結構いろんなことができてしまいます。それに失うものは何もないのですから、こういう臨時収入こそ投資を始めるきっかけになってくれれば良いなと私は思います。
今日から6月が始まります。投資の格言に『Sell in May』というものがありますが、5月に株価はピークを迎えることが多いとされています。
つまり、6月になれば株価がジリジリと下がりだすかもしれないということ。安くなったところを買うのが定石ですから、もうすぐ株の買い時が訪れるかもしれません。
臨時収入である10万円を将来のためにここはひとつ、株式投資に回してみるという選択肢も考慮すべきではないでしょうか。