【悲報】S&P500指数、予想PERが21倍とITバブル期の水準に迫る。それでも株を買い続ける理由。

投資の考え方
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幻冬舎オンラインに掲載されていた記事によると、今回のコロナ危機によってS&P500指数構成企業のコンセンサス予想EPSはコンセンサス予想PERは19.1倍から21.0倍まで拡大し、ITバブル期に迫る水準となったと言うことだ。

米国株式市場 ITバブル期に迫る株価指標 | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
投資のプロフェッショナルである機関投資家からも評判のピクテ投信投資顧問株式会社、DEEP INSIGHT。日々のマーケット情報や政治動向を専門家が読み解き、深く分析・解説します。

ITバブルと言えば、2000年代初頭に米国を中心に発生したIT関連企業への異常とも言えるほどの投資ブームでした。当時は、会社名に『ドットコム』と付けて株式公開すれば株価は一気に跳ね上がると言うような市場環境だったと言われています。

そんなことあり得ないと今なら思うかもしれませんが、それが意外と成り立ってしまうものです。「ドットコム」と社名に入れていれば、事業内容がよく分からないものでも、とりあえず投資しようと言う投資家が腐るほどいたようですからね。

そんな状況を生み出すITバブルのピーク直前の1998年に、市場平均PERは24.8倍に迫り、その後ITバブルに向かっていくのです。

今回もPERは21倍と当時の水準に遜色ないほど上昇していると言うことで、再びバブル崩壊が訪れようとしているのではないかと警戒する投資家の方の気持ちもよくわかります。

ですが、私はそれほど警戒する水準ではないのではないかと考えています。例えば、1998年頃、PERが25倍ほどの水準に上昇した時、当時の政策金利は6%ほどありました。6%から4.75%まで一気に金利が下がったことで株価が一気に上昇し、その後ITバブルに向かっていったと言うことです。

ですが、皆さんご存知のとおり、金利が高いと言うことは、株式以外の金融資産にお金が流れやすい状況ということです。例えば預金を預けているだけでノーリスクで6%の金利が付くなら、誰も株を積極的に買おうなんて思わないですよね。

株を買うと言うことは、ノーリスクの金融資産を超えるリターン、一般的にリスクプレミアムと呼ばれる、ノーリスク資産以上のメリットがなければ投資冥利はありませんよね。

一般的に株式のリスクプレミアムは3%程度と言われていますので、予想PERがピークを迎えた1998年頃の政策金利が5%程度だったことから、株式のリターンはリスクプレミアムを合わせて8%程度のリターンが求められていたことになります。

株のリターンは、株のリターン=1/PERと言う数式で求めることができます。この数式に当てはめると、株の期待リターンが8%の水準であれば、市場PERは12.5倍で適正水準だと言うことです。

当時は適正なPERが12.5〜13倍だったと言うのに、予想PERが25倍と倍程度の水準にまで上昇していたことが分かります。これは明らかな割高だと言えるでしょう。

一方、現在は超がつくほどの低金利時代です。現在の政策金利は、ほぼゼロです。緊急事態ですので仕方ないですが、これ以上下げられないほどの水準まで金利が引き下げられているのが現状です。

今の水準で適正PERを計算するなら、株式に求められる期待リターンは政策金利が0%なのでリスクプレミアムを足しても3%程度。適正PERは33.3倍と言う計算になります。

そもそもゼロ金利が緊急事態の異常な状況とも言えますので、流石にS&P500指数の平均PERが33.3倍はやりすぎですが、金利が1%だとしても株式のリターンは4%=適正PER25倍と、1998年当時の高金利時代と比較すると、恐れるほどの高い水準とは言えないのではないでしょうか。

適正な金利が何%なのか?と言うのは分かりませんが、世界的に低金利がすっかり定着した現代では、適正な政策金利が6%ってこともないでしょう。当時ほどインフレが進んでいるわけでもないですしね。

正直、何が正解なのかは10年後、20年後に当時を振り返ってみるしか分かり得ません。今の我々が20年前のITバブルを『あり得ない』と言っているのも、その後株価が暴落することを知っているからです。

株価水準が割高か、割安かなんて言うのはあくまで過去を振り返ったときに分かることですから、我々ができることと言えば、今現在の株価に恐れ過ぎず、楽観視し過ぎず、淡々とコツコツと投資を継続することが大切なのではないかと思います。私はこれからも米国株に強気であり、株式市場に居続けることで資産の最大化を図るつもりです。

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