ブルームバーグによると、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、米経済は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)から回復するが、その過程は2021年の終わりまで長引く可能性があるほか、ワクチンの有無に左右されるとの見方を示したとのことです。

かなり保守的な意見ではあるものの、概ね予想通りの内容ですね。日本国内を見てみると、最近は一気に自粛ムードが弱まり、街中に人を見かけることも相当増えたように見受けられます。
昨日、必要に応じて買い物に出かけたのですが、先週末と比較すると相当な人が外出されていました。おかしいな?都内ではまだ緊急事態宣言を解除された訳ではないのですが・・・
天気も良く、普段であれば出かけたくなるような陽気だったので人が多かっただけかもしれませんけどね。
ですが、これが続くと再び第二波が来るのは時間の問題のような気がします。まあ、それはそれで仕方ないです。買い物は必要に応じて出かけることが認められていますし、私自身も必要な買い物のために出かけましたし、人のことは言えませんしね。
世界的に見ても、制限はあるものの経済活動の再開に向けて動き出している国がちらほらと出てきているのが、緩和されてきた証拠と言えます。
ですが、今のところまだ有効な治療方法は確立された訳ではなく、再び感染が拡大すれば、被害者が増加する可能性を否定はできません。だからと言ってこれ以上経済活動を止めてしまうのは、悩ましいところです。
ですので、安心して経済活動を再開できるのは、ワクチンが完成するであろう、2021年の秋以降になるでしょうから、パウエル氏の発言通り、米国の経済活動が回復し始めるのは2021年末まで長引く可能性は否定できないでしょう。
経済活動が来年末まで回復しないとなれば、どうなるでしょう。株価はしばらく低迷が続く可能性が高く、年単位で横ばい、もしくは下落してもおかしくはない状況であることは間違いありません。
ですが、そういう不調な時期にこそ積極的に株を買っていくことが必要だと私は思います。株価が低迷している時こそ淡々と買付を続けることで次に訪れるであろう株高の時に資産を増加させるエンジンとなりうるのです。
私自身も今が割安とは思えない状況ながら、毎月株を買い付けることは止めません。なぜなら、パウエル氏同様、米国経済の回復と成長を今も信じ続けているからです。
パウエル氏も、時間はかかるものの必ず米経済は回復すると発言しています。いつになるか本当に分からないとも言っているので、本当に昨年末になるのかというのは誰にも分かりません。
もしかしたらもっと早く経済は回復するかもしれませんし、もっと長期化するかもしれません。いつ回復するかは誰にも分かりません。
だからこそ、毎月淡々と株を買っていくことが大切なのだと言えるのです。タイミングを計って投資をし、成功し続けることは相当に難しいです。
毎月淡々と、無理のない範囲で株の買付を継続することで、数十年後にはあなたは資産家の仲間入りとなるでしょう。これだけ世間を騒がせた新型コロナウイルスも、もしかしたら今年の終わり頃には話題の中心から外れているかもしれません。
株価に影響するようなニュースはいろんな要素があり、コロナウイルスだけで騒いでいるような時期は逆に珍しいのです。最近の米国株も、もはやコロナウイルスだけでなく、米中の対立による不安が投資家心理に影響し始めています。
いろんな要素で日々の株価が決まるのですから、株価が長期的に低迷しそうだからと言って、手放すのはあまり良策とは言えないでしょう。
米国株の株価が低迷しそうな2021年末までに株をどれだけ仕込むことができるのか。それが次の成長期に大きな影響を与えそうですね。