【考察】コロナショックの弱気相場でも市場を牽引し続ける『ハイテク株』強気セクターが入れ替わらない不思議なリセッション。

投資の考え方
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ウォールストリートジャーナル(WSJ)の市場担当シニアコラムニスト、ジェームズ・マッキントッシュ氏のコラムによると、今回のリセッションは今までのリセッションと様子が違うものだとのことである。

コロナ弱気相場の投資戦略、強気相場とそっくり
新型コロナウイルスがもたらした危機と経済閉鎖は、投資家が強気相場で陥った習慣を帳消しにするどころか、米株式市場の二大トレンドに拍車を掛けている。

もちろん、今までだってリセッションの要因はバラバラであり、それまでのセオリーがそのまま通用するとは限らない。『歴史は繰り返す』というのは事実だが、全く同じことを繰り返す訳ではないからだ。仮にも全く同じような歴史を繰り返すほど人類は無能ではないということが言えるでしょう。

それにしても今回のリセッションで今までと気色が違うのは、それまでの好調な株式市場を牽引してきたセクターがそのまま市場を牽引しているということだ。

ジェームズ・マッキントッシュ氏によると、安定的な業績を誇る米ハイテク株と「クオリティー」株が、市場全体を上回り続けているのだと言います。

例えばハイテク株は昨年まではすでにバブルの域に達しているという声も少なくはなかったです。もちろん記事にあるように個別株でバブルが発生するという事態も発生しました。例えば電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)を見てみましょう。

テスラの株価は昨年10月頃には250ドル程度だったにもかかわらず、その後ぐんぐんと株価が上昇を始めます。そして今年2月中旬頃の株価のピークにおいて968ドルとわずか4ヶ月ほどでおよそ3.8倍もの上昇を見せました。

そしてその後、コロナショックによる一番底までの下落率は市場平均を大きく上回る62%ほどの下落となり、バブルは終了したか…と思われましたが、市場全体の回復とともに株価が堅調に伸びており、年初来の上昇率で言えば75.2%といまだにとてつもないリターンを叩き出しているのである。

そして今まで市場を牽引してきた個別株にも底堅さを見せている企業は少なくありません。通販大手のアマゾン・ドット・コム(AMZN)はこのコロナショックの間にも強さを見せつけており、先日史上最高値を更新しました。

人々がロックダウンにより引きこもり生活を余儀なくされる中で、通販の需要が高まっていることから再評価される形となり、株価が急騰しています。

また、ここ2年ほどは、競合他社の台頭によってそれほど好調とは言えなくなっていたものの、『FAANG』の一角として市場を牽引したネットフリックス(NFLX)は同じように需要の増加で史上最高値を更新し、好調さを見せつけています。

その他にも、高成長株に近い『クオリティ株』も市場全体を牽引する一因となっています。WSJの中では『クオリティ株』を債務がほとんどなく、安定して売上高と利益を伸ばす企業の株と定義している。

大型のクオリティー株にも、経済閉鎖の勝ち組がある。クラウドコンピューティングの マイクロソフト 、ワクチン開発に期待が高まる ジョンソン・エンド・ジョンソン (J&J)、買いだめされる必需品の一つであるトイレットペーパーのメーカー、 プロクター・アンド・ギャンブル (P&G)などだ。

ウォール・ストリート・ジャーナルより抜粋

大型のクオリティ株として例に上がっている銘柄は私も個別株として保有しているものばかりで、確かにこれらの銘柄も大きく下落はしたものの、その回復力には驚かされている。

そしてこれらの銘柄は好景気の中でも上昇し、S&P500を大きく上回っていたのですから、依然として市場全体を牽引する強い状況が続いていると言えるのです。

逆にそれまでも市場全体から見ると好調とは言えなかった銘柄、中小株や『バリュー株』と呼ばれる銘柄は回復が遅れており、またしても市場平均を下回っている状況が続いているという。

もちろん、まだリセッションが終わったというには楽観的過ぎで、決算発表が続々と出てくる中で再び市場参加者が悲観的になり、株価の暴落が起こる可能性は大いにあり得ます。

ですが今回のコロナショックにおいては、この10年ほどで一気に『人々のインフラ』となった大型ハイテクセクターや、どんな時代においても人々の健康を支え続けるヘルスケアセクター、そしてこちらも生活の根幹を成す生活必需品セクターの銘柄はこれからも成長速度は鈍化するかもしれませんが、着実に成長を遂げてくれるのではないだろうかと感じます。

今後も投資を続ける上で、再びリセッションに巻き込まれることもあるでしょう。そうした場合、今回のセオリー通りには動かず、再びバリュー株の時代が訪れるということもあるかもしれません。むしろ今回のリセッションは、今のところ例外的な動きを見せているのだということは確実に言えるでしょう

私自身、市場の値動きを予想するのは困難であるというのは今回の2月下旬頃から続く下落相場で実感しました。それは、もしかしたら今回の相場では上手くトレードすることができた『まぐれ当たりの未来人』にも言えることでしょう。

今回たまたま市場をそのまま牽引してくれているハイテクやヘルスケアセクター、生活必需品セクターへの投資を重ねてきたことで株価の回復も早かったように感じます。

それでもこれから何が起こりうるかは定かではありませんので、今までもこれからも、自分が長期的に保有できると感じた銘柄のみを保有し続けるのがベストではないかと私は思います。

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