【悲報】安くなった石油株を買ってるのは誰だ?富裕層のプロレスに困惑する個人投資家たち

投資の考え方
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ここ最近、原油価格の低迷にも関わらず、石油会社各社の株価が復活し始めています。もちろん、他の優良株達と同様、まだまだ下落が始まった頃の水準にまで回復した訳ではありませんが、高配当ADR銘柄として個人投資家にも大人気のロイヤルダッチシェル(RDSb)は、一番底からすでにおよそ倍になるほど株価が回復しています。

我がポートフォリオの問題児、エクソン・モービル(XOM)ですら、一旦の底値から40%以上も上昇するなど、『逆オイルショック』と呼ばれるほどの原油安にも関わらず力強い戻し方だなと感じています。

ロイヤルダッチシェルなんて、一時的には配当利回りが15%程度まで株価が下がる場面がありましたからね。そこで買い集めることができた人にとってはとても良い買い物ができたのではないでしょうか。

まあさすがに、減配リスクが騒がれていた時に全力投資ができた人は、本当のリスクテイカーか無謀なバカかのどちらかだと思います。ロイヤルダッチシェルを20ドル程度で買い集められた皆様、まことにおめでとうございます。

さて、ここ最近のNYダウは、『なんだかわからないけど株価が上奏している』状態と言えるのではないでしょうか。私も全くわかりません。

そんな中、他の株よりも顕著に株価を戻しているのが前述の石油会社各社の株です。もちろん、大きく下落し過ぎたから、その勢いで株価が上昇しているのかもしれません。ですが、安くなった石油株を買っていたのは、どうやら個人投資家だけではないようだ。

ロイター通信によると、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、欧州の石油大手4社の株式を取得したとのことだ。

サウジ、欧州石油大手4社の株式取得=関係筋
関係筋によると、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、欧州の石油大手4社の株式を取得した。

この報道によると、対象の4社はロイヤルダッチシェルだけでなく、仏トタル(TOTF)、ノルウェーのエクイノール(EQNR)、イタリアのENI(ENI)の株をサウジアラビア政府が買っているという構図になるようだ。はっきりと言ってこれはヒドいですね。

サウジアラビアは自ら原油を増産することで石油株価を下げていた節もあるというのに、それで株価が下がった石油会社の株を取得するというのは、完全にインサイダーな取引なように見えてしまいます。

ロイヤルダッチシェルはこんな厳しい状況においても配当を維持することに言及しており、控えめに言っても株主フレンドリーな素晴らしい企業だと思います。

ロイヤル・ダッチ・シェル、配当を維持 (FT…(写真=ロイター)
英株価指数のFTSE100種総合株価指数採用企業がコスト削減策を発表することは、今時何も珍しくない。ただ、石油メジャーの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが23日の発表で変えなかったものがある。配当だ。北

ですがこれが仮にサウジアラビアからの圧力だとしたらどうでしょう。

ここからはあくまで仮説ではありますが、

サウジアラビアは自ら増産発表して歴史的な水準まで原油価格を暴落させ

高配当になった欧州の石油株を買い集め

OPECで減産に合意し

配当の維持の圧力をかけて高配当を受け取る。

これは1つの仮説ですが、このような流れでロイヤルダッチシェルがサウジアラビアから配当を維持するような『圧力』があったなら、あまり手放しに喜べるとも言えません。

配当を維持するということはそれだけキャッシュを圧迫するということ。無理やり配当金を支払っているのであれば、近い将来立ち行かなくなる可能性は高いのではないでしょうか。

もちろんこれは単なる私の妄想であり、実際には配当を維持してくれたロイヤルダッチシェルの判断は投資家にとってグッドニュースであることは変わりないんですけどね。

対して、エクソン・モービルは、米国の石油会社だったため、サウジに買われることはありませんでしたが、その代わり先月20日ごろには素晴らしいニュースが飛び込んでまいりました。

Another Exxon Mobil Executive Makes a Million Stock Buy
Principal Financial Officer Andew Swiger bought shares of the embattled oil giant on Thursday. It is the second big Exxon Mobil stock buy this week.

なんと底値の近辺で、エクソン・モービルの役員たちは自社株の買い増しを行ったそうです。

これは投資家たちに大変な勇気を与えてくれました。

まあ、エクソン・モービルにせよ、欧州の石油会社各社にせよ、よりインサイダーに近い人々が今、石油会社の株をこぞって買っているということがわかります。

欧州にしても、変な勘ぐりを入れなければ配当の維持は非常にポジティブニュースだと考えています。内部の情報に詳しい人々が『安い』と判断して投資しているのですから、これは素直に買いの姿勢を貫いた方が良いのかもしれません。

私はあまりにここ最近の値動きの意味がわからないので4月の追加投資はまだできていませんが、もしかしたら石油会社は割安と言える水準まできているのかもしれませんね。

なんにせよ、富裕層のインサイダーというプロレスごっこに我々も一喜一憂させられるのは少し不服ではあります。が、実際にそれで株価が上昇するならメリットとも言えます。これらのたくさんのニュースを目の前にしても、エクソン・モービルを今の水準で大きく買うことはありません。

ただ、今慌てて売却するような水準とも言えませんので、日々の情報収集に余念なく投資判断に役立てていくのが良いかと思います。

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