本日も株式市場はおよそ下落して始まりそうな雰囲気が漂っており、ここ最近は毎週、ブラックマンデー状態となっている市場環境ですが、皆様元気でお過ごしでしょうか?
こういう世界中がパニックになっているときは情報過多となってしまい、様々な情報が飛び交うものですよね。平常時からそうあるべきですが、人はパニックに陥れば普段は取らないような行動を起こしてしまうため、玉石混淆で自ら情報の取捨選択をすることの重要性が高まっています。
そんな中でもとてもまともな記事だなと思ったものがありましたので紹介させていただきます。

マネープラスに掲載されたこの記事は、こういうパニック時にこそ投資初心者が『つみたてNISA』をどうすべきか?といった内容です。
つみたてNISAを機に投資を始めた方は、今のところ含み損を抱えて精神的に参っているという人もいるのではないでしょうか?
私の周りの投資家の皆さんはこぞって元気にコツコツ積立投資をしていこうという姿勢を見せておられますが、世間的に見れば少数派なのかなと感じています。(そもそも投資をしている人が少数派なのですが)
つみたてNISAを利用してインデックス投資を始め、まだ数年で大幅に下落したために一旦投資を止めようかと考えている方がいらっしゃいましたらぜひ、考え直していただきたいものです。
株式市場がこんな状態ですから、つみたてNISAに取り組んでいる方の中には、値下がりが心配でしかたがない方もいるかもしれません。ですが今こそつみたてNISAを止めるというのはナンセンスであり、積み立てている資産を売ることはもちろん、積み立てを止めたり、積立金額を減らしたりすることは控えるべきだと言えるでしょう。
もちろん、生活に必要なお金まで投資に突っ込むのはリスクを取りすぎているので、控えていただきたいのですが、余剰資金があるのであれば、今こそ積極的に投資すべきタイミングと言えるでしょう。
少し前まではリーマンショックと比較されていたコロナショックですが、最近は『世界恐慌』と比較されることが多いです。世界恐慌の際には米国株は80%ほど下落したため、今回同レベルの下落が発生したとすればNYダウが5,900ドル程度の水準まで下落することになります。
相場に絶対というのはありませんので何とも言えませんが、当時よりも迅速な経済対策を打ち出したりしていますし、世界情勢も当時よりは安定していますので恐らくそこまでの下落にはならないだろうなと感じます。
すでに米国株市場は一番底を超えた雰囲気があります。そしてこれから二番底というものが訪れるのかどうかも分かりませんが、まだまだ不安定なボラティリティの高い市場環境であることはご存知の通りでしょう。
いかにボラティリティが高くても、下落時にも積立投資を続けたことで資産を増加させることができるということを我々は知っています。
リーマン・ショックから毎月1万円を積立投資していた場合、2020年3月末時点で積立元本は139万円、これに対し資産総額は246万円となっており、運用益は107万円あります。

株価の上昇局面だったからというのもありますが、積立投資を継続することで確実に資産を増加させることができているということが分かります。
つみたてNISAの最大のメリットは、日々の株価に惑わされることなく淡々と自動で積立投資ができるという点です。最悪、つみたてNISAを活用している20年間、一度も株価を見なくても自動でコツコツ資産が増加していくものなんです。
だからこそ、これからもやるべきことは下落に焦らず、淡々と積み立てを続けることと、できる限り投資額を下げることなく継続することだと感じています。
記事にあるように満額投資をしていない人であれば投資額を引き上げても良いかもしれません。もちろん無理のない程度でという前提ではありますが。。。
とにかく私がお伝えしたいのは、私が投資を始めて以来、現在まで毎年の投資額もバラバラでしたがいまだに含み益を享受することができているということです。つまり、10年近く長期投資目当てで株を持ち続けている人からすれば、まだ株式投資のメリットを感じることができているということになります。
私もこれから二番底に向かって株価が下落すれば含み益は吹き飛んでしまうかもしれませんし、それこそNYダウが6,000ドル近くまで下落した場合は、総じて含み損を抱えることになるでしょう。
ですが、我々は20年後、30年後の資産増加を目指して投資を続けているのですから、今こそ臆することなく積立投資を継続していくことが重要であると言えるのではないでしょうか。