タレントのマツコ・デラックスさんが23日、TOKYO MXで出演するレギュラー番組「5時に夢中!」にて、お金の貸し借りは「仲の良い人ほどしない方がいい」と訴えた。

番組では「古くからの友人が経営する会社が倒産しました。当面の食い扶持もないようなので、少しばかりの援助はしたのですが、こちらにも余裕はありません。今後どう付き合っていけばいいのでしょうか?」という悩みに対し、出演者が回答。
これに対して、マツコさんは、「関係性は崩れるよね、お金の貸し借りとかって。絶対に仲の良い人ほどしない方がいい」と主張しました。
先日、twitter上で仲良くさせていただいている米国株ブロガーのたかけんさん(@138herniahawk
)が、ご自身の貴重な体験談として、お金の貸し借りをして人間関係が壊れた話を赤裸々に語ってくださっています。
お金を貸してしまったがために、何十年にも渡る信頼性が一瞬で崩れ去ってしまったり、友人を失ってしまったりという体験には枚挙にいとまがありません。
しかもこういうお金を借りにくる輩に関して言えば、基本的には『図太い』人が多いので、お金を借りているにも関わらず、何もなかったかのように接触してきたり、人によっては更なる借金を申し込んできたりします。
そのため何故か、お金を貸しているこちら側の方が弱い立場になるというようなことも有り得ない話ではありません。
こう言ってはなんですが、友人に借金を申し込む時点でかなりヤバい状況に追い込まれていることは明らかであり、まともな金融機関から借りれなかったり、家族や親戚などより近い親族からも借りることができない(既に親族からは借りているか、本人のプライドで家族には知られたくないか)状況に陥っている人が最後の砦として縋り付いてくるのが『友人』です。
そんなヤバめの『多重債務者』もどきにお金を貸して返ってくると思う方が楽観的だと思います。とは言え、お金は貸してもモヤモヤするし、貸さなくてもモヤモヤするものです。ですので、少し冷たいようですが、友人関係は『借金を申し込まれた時点で終わり』と考えるのが妥当でしょう。
私も昨年、借金を申し込まれたことがありました。

私自身、個人間でのお金の貸し借りはしたくないので、ウソを使ってでも断りましたが、それ以降彼とは連絡を絶っています。真面目だと思っていた友人が借金を申し込んできたという時点でかなりショックでした。
これから日本の景気が後退するのはもはや確実と言えるでしょう。今まで以上に中小企業が倒産したり、その影響で失業者や倒産した企業の経営者が街中に溢れるかもしれません。(コロナの影響で街中には溢れないかもしれませんが)
そんな時、我々投資家にお金を工面してほしいと申し込んでくる図太い友人だと思っていた人があなたの目の前に現れるかもしれません。
ですが、そう言った時には嘘でも正直にでも、「今は歴史的なほど株で含み損を抱えていて、貸してあげられるお金はない」と相手に伝え、そのあとはもう連絡をしない方が無難と言えるでしょう。
あなたが資産運用をしているのは、友人だと思っていた人にお金を貸すためではありません。もし人にお金を貸すのが目的なら貸金業者登録でもして事業を始めれば良いと思います。
あなたが資産運用をしているのは、あなたが将来豊かになって、生涯お金に困らずに生きていくためだと思います。我々投資家はその友人のためを思ってこそ、友人とのお金の貸し借りはすべきではないと考えています。
マツコ・デラックスさんも多額の資産を有しているだろうと推測されます。だからこそ、人とお金の貸し借りをするのがダメだということを理解しているのでしょう。
それで切れてしまう縁であれば、仕方がなかったと思って割り切ることにしましょう。あなたがいくらお金を持っていても、すべての人をお金を配ることはできないのですから。