【評論】映画『21世紀の資本』を観て感じたこと。※ネタバレはないよ!

社会・政治
スポンサーリンク

トマ・ピケティ氏の名著『21世紀の資本』が映画化され、昨日3/20より放映されています。

私も昨日、早速観に行くぞ!と思っていたのですが、公開されているシアターを確認してビックリ。都内でも新宿と渋谷と吉祥寺でしかやってないの?しかもミニシアターだけなのですでに満席だったという・・・

近所の映画館で観れるものだと思っていたので、少しガッカリしながら、それでも昨日のうちに本日昼頃の放映分のチケットを予約し、渋谷にある『アップリンク渋谷』というミニシアターへ早速観に行ってきました。さすがにデートで行くのはな・・・と思ったので、30歳手前にして初めて一人で映画館へ映画を観に行きました。色々な意味で新鮮でワクワクします!

アップリンク渋谷は日本で一番小さな映画館と言われるミニシアターで『21世紀の資本』が放映されているスクリーンも45席だけの小規模なところでした。だからこそコロナで騒がれてる今でもすぐにチケットが完売しちゃうんですね。前日の段階でもかなり席が埋まっていたのでビックリしました。そんなアップリンク渋谷で放映される、本日12時50分の放映回へ滑り込むことができました。

ちょうど10分くらい前に到着し、併設されているカフェでドリンクを買って、いざスクリーンへ!中に入ると小さなスクリーンなのでお客さん全員が見渡せるような状態でした。10分前ですが、ほとんどのお客さんはすでに揃っており着席されていました。

で、客層を見てみると…目視で確認できただけでほとんどがおじさんや老夫婦といった高齢の方が目立っていましたね。

薄暗かったのでハッキリは見えませんでしたが、大体が50代以上で男性が多く、(20代くらいかな?)と思ったのは大学生くらいの男の子が二人組で席にいたのを確認できた程度です。

若者の街・渋谷でこの場所だけは若干の巣鴨感が出ていましたが、これこそが今の日本の資産の分布図を表しているんじゃないだろうか?と感じた次第です。今の日本の年齢別金融資産保有割合は以下の通りです。

45名の観客のうち、私と大学生くらいの二人組、あとおそらく30代くらいのご夫婦が2組ほどその場にいらっしゃいましたので、45名中7名が20代・30代ということで割合としては15.6%ほど。年齢別金融資産割合によると20代・30代の金融資産保有割合が合わせて15.8%なので見事に一致します。

そして大半が50代以上に見える方々であり、私のお隣の席もおそらく70代以上の老夫婦の方だったので、あの瞬間、あのシアターは確実に日本の年齢別金融資産保有割合にほぼ近い年齢別の割合になっていただろうと思います。これこそまさに『21世紀の資本』の形なんだろうと感じました。

映画の内容については、ネタバレになりますので出来る限り触れませんが、少しだけ感想を書かせていただくと、非常に原作の『21世紀の資本』に忠実で、本作を読むのを諦めてしまった方にもとても分かりやすく飽きない内容にまとめられていました。

ドキュメンタリー映画としても、非常にストレートな表現をされており資本主義・格差社会の問題点やそこに至るまでの歴史、そしてこれからの資本主義の在り方についてなど、色々と考えさせられる内容にまとまっていました。これは色んな意味で、地上波で映像化はされないんだろうなと感じましたね。

でも、中学校や高校で、この映像を政治経済の授業で流したらとても分かりやすくて良いんじゃないかなぁ。興味がない人でも取っつきやすい内容だと思います。まあ、本当に興味がない人がどう感じるかは分かりませんが…笑

今は都内だけでの公開となっていますが、順次地方でも公開されていく予定ですので、ぜひ映画館まで足を運んで観ていただきたい内容でした。

とにかく感じたのは、なんだかんだと文句を言ったり経済ニュースに一喜一憂したりしながらも、今この時代に生まれたことはかなり幸運だったと言えるのではないだろうか?ということです。

日本という国に生まれたのもそれなりに幸運だっただろうし、1990年代という、20世紀の後半に生まれたのはもっと幸運だったと言えるでしょう。なんてことない一般市民として生まれたにもかかわらず、資本主義の恩恵にあやかることができるのは、やはり今この時代、21世紀というタイミングに生まれることができたからなんだなと改めて実感することができました。

映画が終わった後って、色々とその内容を考えて、投影されたりしませんか?私はたまに影響されちゃうタイプです。なので、映画が終わってから渋谷駅に向かうまでの間、私にとっては映画を見る前とは明らかに渋谷という街の見え方が変わりました。

若者の人波の中に紛れるスーツ姿の中年男性やウーバーイーツの配達員、運送会社のトラックなどが目につきました。

彼らは、本日が土曜日で多くの人々にとって休日にあたるにも関わらず休日出勤されている労働者の姿です。もちろん彼らが土曜日も働いてくれるから我々は便利で豊かな生活を送ることができるので大変感謝しています。

でも、そういった『労働者の証』のようなモノや人に対してやけに焦点が当たってしまったんですよね。これはおそらく映画の影響ではないかと思います。

そしてそろそろ渋谷駅に着こうかという時に、不意に大音量で聞こえてきた聴き慣れた音楽。

♪バーニラ、バニラ、バーニラ、求・人!♪

♪バーニラ、バニラ、高収入〜♪

…バニラで高収入が得られる今の時代、やはり過去のどの時代と比較しても、我々は資本主義の恩恵を受けることができているのではないだろうか、と改めて感じた土曜日の昼下がりでした。

↓ポチっとワンクリックよろしくお願いします!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↓こちらもワンクリックいただけると嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました