【教訓】相場が荒れている今こそ考えるべき、ウォーレン・バフェット氏の失敗から学ぶ投資の本質。

投資の考え方
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皆さんお馴染み、『投資の神様』ことウォーレン・バフェット氏は、フォーブスの長者番付でも常連であり、今年で90歳を迎えるものの、今なお第一線で活躍し続ける超一流の投資家であります。

投資家以外の人と、投資家との間で、これほど知名度に差があるのはバフェット氏くらいではないでしょうか。投資家の間ではバフェット氏の認知率は、ほぼ100%に近いと言えるでしょうが、投資に興味がない人にとっては、おそらくほとんどの人は知らないのではないでしょうか。

そんな投資家にとっての超有名人であるバフェット氏は投資家にとってまさに神様のような存在で、彼が買ったと報道された銘柄はかなり大幅に株価が上昇するというようなことも頻発しており、まさにバフェット銘柄はある種の信仰のように世間に広まっているのである。

しかし彼も人間ですから、時には取り返しのつかない失敗をすることもあるものです。今回はそんなバフェット氏の失敗から、我々が学ぶべきことについて記事にまとめました。

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人生初の取引。シティ・サービス株の短期売買

ウォーレン・バフェット氏は、自身が11歳の頃に初めて株式投資を始めました。彼が今年で90歳になることを考えると、実に投資家としてのキャリアは79年ということになります。凄まじいですね。

そんな11歳のウォーレン少年が初めて買った株はシティ・サービスという企業の株でした。38ドルで3株購入した同社の株価は一時的に27ドルまで下落。その後も彼は同社株を保有し続けましたが、株価が回復してきた40ドルの時点ですべて売却してしまいます。

ですが、シティ・サービスの株価はその後200ドルまで上昇し、結果的にバフェット氏は上昇途中の株をほぼ同値で撤退してしまったという失敗を犯します。

この経験からバフェット氏は忍耐強さを学んだとされており、その後の投資家人生に大きな影響を与えるきっかけとなりました。

グレアム流の『シケモク投資』で購入した紡績会社バークシャー・ハサウェイ

ウォーレン・バフェット氏の師匠と言われているのが、『賢明なる投資家』の著者として有名なベンジャミン・グレアム氏です。そんな彼のもとで、『バリュー投資』を学んだバフェット氏は、1960年代に運命的な投資先に出会います。

それが当時、紡績業を営んでいたバークシャー・ハサウェイ。当時、同社の株価は8ドル未満となっており、PBRが1倍未満ととても値頃感のある株価になっていました。当時のバフェット氏は経営を改善すれば業績が好転すると考え、同社の株を買い始めます。

しかしバフェット氏は決して同社を保有したいと思っていたわけではなく、経営者に適正な価格で買い戻させることを期待した取引だったと言われています。

実際、1株当たり7~8ドルの取得価格に対し、一度は11.5ドルでの買戻しを約束させることに成功しました。

しかしその後、経営陣から11.375ドルのオファーが届きました。これに腹を立てたバフェット氏は、逆に同社株を大きく買い集め、1965年にはついに経営権を握ってしまいます。

しかし、60年代にはすでに米国の紡績産業は斜陽産業となっており、その後回復する見込みはなく、結果的に現在の保険・投資会社としての頭角を表し、1985年に紡績業から撤退することを余儀なくされるまでおよそ20年間もの間、バフェット氏は儲からない紡績産業に悩まされることになるのでした。

この経験から、バフェット氏は

・一見、割安に見えても優位性のない事業を持つ斜陽企業には投資しない。
・誤った判断をした時に感情に任せて深追いしない。

ということを学んだとされています。身に染みる思いですね。

とは言え、バフェット氏はこの後、クラフトハインツ(KHC)でも同様の失敗を犯しており、斜陽産業か否かを判断するのは、バフェット氏と言えども難しいことだというのがよく分かります。

『GAFA』ではなく、IBMやオラクルへ投資したこと

バフェット氏は、50年以上に渡ってIBMの年次報告書を読んできた末に、ようやく2011年に同社の株式を保有し、その7年後には全額を手放しています。

IBMは、創業から100年を越すコンピューターサービスの老舗ですが、変化の激しいIT業界にあって、いまだに次の柱となる事業を育成できていません。

IBMはかつては『巨象』と称されたほどの巨大企業ですので、生き残り続けることができていますが、同社も優位性のない事業を持つ企業にあたるのかもしれません。

同様に、オラクル(ORCL)株を買ったバフェット氏はその後、たった数ヶ月でオラクル株から撤退しています。

オラクルの株価はITバブル崩壊後は右肩上がりで、バフェット氏が持ち続けていた方がよかったのではないかとも感じます。

しかし、オラクルもクラウド企業への転換の最中ですが、それがどれくらい進んでいるのかは、開示情報が少ないために、大手銀のアナリストですら実態をつかみ切れていないという現状があり、よく分からないものに投資するのはリスクが高いということから、数ヶ月での撤退に至ったのでしょう。

そしてその後、アップル(AAPL)や、アマゾン・ドット・コム(AMZN)と言ったIT企業への投資を始めたことが話題となりましたが、アップルの製品はもはや『生活必需品』となっており、アマゾン・ドット・コムに関しても『非常に分かりやすいビジネスモデル』と称しています。

アマゾンやアップル、アルファベット(GOOGL)への投資をもっと早くから始めなかったことをバフェット氏は後悔していますが、これらのバフェット氏の失敗から学べるのは、いかなるセクターにおいても、自分が理解できる事業を有している企業に投資すべきという事実でしょう。

バフェット氏の失敗から学べる投資の本質はどれも基本的なものだ

こういったバフェット氏の投資の失敗事例から学べることは、

自分が理解できる上で、優位性のあるビジネスを有しており、かつそれらの企業の株を長期的に忍耐強く持ち続けることが大切であるということです。

実にシンプルですよね。分かっているけど自分でもその通りに行動ができないのが投資の難しいところです。私も完璧に実現できているかと言われると決してそんなことはありません。

ですが、本来、自分が理解していて優位性があると考えられるビジネスは、世界的にも同じようにファンやユーザーが数多く存在しており、我々庶民こそよく理解しているはずなんです。

本当に上級国民の方々こそ、iPhoneを利用したり、マクドナルドへ行ってハンバーガーとコカコーラを好んで食べませんし、ディズニーリゾートに足繁く通うというようなことはないですからね。キャッシュレス決済の使い方も理解していないという人も多いはずです。

そう言った庶民感覚は我々個人投資家の方が優れているはずです。バフェット氏は今やiPhoneユーザーで、毎朝マクドナルドをチェリーコークで流し続けるのが日課となっていますけどね。

株式会社は庶民のユーザーをリピーターにして継続した利益を上げ続けるスタイルなんですから、本来であれば、庶民こそ優位性のあるビジネスに気付いているはずなんです。

だからこそ、私は誰でも知っているような大型優良株にしか投資しませんし、それらがパッケージとなったS&P500などに連動するETFや投資信託に投資し続けているのです

これから成長を遂げて大型優良株となる企業も当然あるでしょうが、それは大型優良株として安定してきた頃から投資を始めても十分に投資冥利があると言えるのではないでしょうか。

ウォーレン・バフェット氏ですら、基本的なところでつまづき、間違いを犯すのですから、これらのことからしっかりと学び、投資対象を絞ることで同様の過ちに引っかかるリスクを下げることができるのではないでしょうか。

今は株価が乱高下しているおかげで、欲しい株もいくらか見つかっているため、ポートフォリオが大きく変動する可能性があります。

ですが、どんな状況下においても、みんなが知ってる優良企業への投資という基本原則は守っていくつもりです。バフェット氏の失敗から学べることは基本ながらも奥深いものだなと私はそう感じました。

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