【朗報】コロナショックと緊急利下げで米国株は一気に『割安』へ。下落が続けば買い増しがベストと言える理由。

投資実務
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先週とはうって変わって、米国株市場は毎日乱高下を続けており、方向性を決めかねている雰囲気を感じます。先週の下落をもって節目が変わったという見方もあれば、一時的な下落でありまだまだ米国株に強気という見方もあるようで、ちょうど均衡している状態でしょうか。

私自身は昨日の寄りでいつもより早めにVOOの買付を行いました。ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)と言ったヘルスケアセクターの個別株の買付と迷いましたが、個別株は今週末の雇用統計を超えてからでも良いかと思い、無難にETFの買付としました。

さて、SBI証券が今月2日に作成したコラムによれば、先週の大きな下落によって、米国S&P500指数の予想PERは19倍台から17倍台前半まで下落しました。

マーケット|SBI証券
マーケットでは日本をはじめとする世界の株...

もちろん、予想PERですのでそもそも予想が下方修正される可能性も大きくあまり楽観的すぎるのも悲観的すぎるのも良くはないですが、額面通りに受け取ると、PERが17倍というのは割安な水準と言えるのではないでしょうか。

以前もこちらの記事で取り上げましたが、

どうして利下げすると株価が上がるのか?
ここ最近、米国株市場が非常に好調ですが、その理由の一つはFRBによる利下げが期待されているということです。すでに市場には織り込まれている利下げですが、今月末には利下げが行われるであろうという理由で株価がここまで上昇してきました。逆に利下げ...

株のリターンというのは以下の数式で表すことができます。

株のリターン=ノーリスク資産の収益率+リスクプレミアム

再度説明すると、簡単な例を上げれば、株の期待リターンが5%で国債の利回りが同じ5%なら株に投資冥利は無く、投資家は株に投資せず国債に投資します。国債の利回りが5%ある時なら株のリターンは8%くらいないと投資冥利がありません。その株の期待リターン8%と国債利回りの5%の差である3%がリスクプレミアムと呼ばれるものです。

さらに、株のリターンは以下の数式で表すことができます。

株のリターン=1/PER

つまり、PERが12.5倍なら株の期待リターンは8%、PERが20倍なら株の期待リターンは5%となります。

こちらの数式に当てはめれば、PERが17倍ということは、株の期待リターンはおよそ5.88%となります

そして、現在のノーリスク資産の収益率は、歴史的なほどに下落しています。ノーリスク資産とはその名の通り、リスクのない(ように見える)国債などを指しますが、先日のFRBによる緊急利下げもあって、現在の米国10年債利回りが1%を切るかどうかというレベルにまで下落しているのは衆知の通りです。

つまり、先ほどの数式

株のリターン=ノーリスク資産の収益率+リスクプレミアム

に当てはめると、PERが17倍(期待リターン5.88%)で、国債利回り1%。もっと保守的に見て、米国30年債利回りが1.7%ほどですので、現在の株式のリスクプレミアムは4.18〜4.88%ということになります。

株式の適正なリスクプレミアムは、かつては5〜6%と言われていましたが、それは毎年2%を超えるインフレが進んでいた時代のこと。ITバブルの崩壊後は米国のインフレ率も落ち着き、現在の適性な株式のリスクプレミアムは3〜4%と言われています

そのため、少し前までは、予想リターンが5.26%(PER19倍)かつ、昨年の3月頃まで米国の10年国債利回りが2.7%ほどで、そこから一気に国債利回りが下落してきたことから、株式のリスクプレミアムは2.5~3.75%ほどで推移しており、S&P500の評価は『少し割高』~『適正』と言える水準でした。

それが今、調整局面における株価の下落緊急の利下げという2つの要因が重なって、リスクプレミアム4%台となっているのです。これは米国株は『割安』水準に入ってきていると見て良いのではないでしょうか

もちろん前述の通り、あくまで予想PERが17倍ですので、今回のコロナショックによって予想がことごとく未達になり、EPSが予想より低くなる可能性も否定できません。

ですがそれによって株価がさらに暴落し、結果的にPERが割安な状態で抑えられるという可能性もあります。株価の行方なんていうのは、私には全く分かりません。

他にも、株のリスクプレミアムは本当に3〜4% が適正なのか?という意見もあるでしょう。これも専門家によって意見が分かれる所です。専門家によっては5%が適正という方もいらっしゃいます。

PERだけで割安か割高か判断するのは愚策、PERが低い事業は斜陽産業だというご意見もごもっともです。私PERだけで個別株投資の判断をすべきではないと思います。様々な要因や指標を活用して投資判断をすべきです。

それでもPERと言う指数は、例えばプロクター・アンド・ギャンブル(PG)や、コルゲート・パルモリーブ(CL)の予想PERがアップル(AAPL)より高いのはさすがに割高なんじゃないの?といった判断には有効だと思います。

実際、プロクター・アンド・ギャンブルは優良株ですが、私は2012年に投資をして、2015年に買い増しして以降、1株も売買していません。同社の株を手放すはずはないですが、買い増しできるほど割安でもないからです。

また、今回のようにS&P500指数全体、といった市場全体の割安感を測るにはPERは有効な指標だと思います。

何にせよ、株価÷EPSと言う数式で表されるPERという指数が、『株に投資しておけば、今の低金利の世の中では悪くないリターンを生み出してくれるかもしれないよ』と教えてくれているのです。

あれこれ理由を付けて迷った挙句、行動しなかった人に比べれば、この水準で投資を始めた人の方が、将来大きな資産を築き上げることができると言えるのではないでしょうか。

過剰なまでの利下げの反動はいずれ市場に返ってくるかもしれませんが、今の割安の水準で投資を始め、反動が返ってくるまでにそれなりの資産を築き上げることが出来れば、リセッションが訪れた時でも冷静に対処できるだけの含み益とメンタルを得ることが出来るだろうと私は思います

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