【悲報】『夢中で頑張る君へエルボー』レオパレス21の臨時株主総会で、村上系ファンドの取締役提案が否決。物件オーナーの株主は一体何に期待しているのか。

投資の考え方
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賃貸アパート大手レオパレス21(8848)は27日、臨時株主総会を開催した。コロナウィルスの蔓延が問題視される中、数百名の株主が会場に集まったとのことです。

主な議題はm大株主で旧村上ファンド系の「レノ」が提案した社外取締役1人の選任議案だったが、レオパレスの物件オーナーであり、株主の方達を中心に反対票が多数集まり否決されることとなりました。

レオパレス臨時株主総会、村上系の取締役提案否決
賃貸アパート大手レオパレス21は27日、臨時株主総会を開催した。大株主で旧村上ファンド系の「レノ」(東京)が提案した社外取締役1人の選任議案に注目が集まったが、…

反対票を投じた物件オーナー兼株主の方々からは、

「物件オーナーとしてレオパレスを応援している。再建途中でレノ側の取締役が入るのはやりづらいのでは」

「レノが主張する事業売却をすれば会社が潰れてしまうかもしれない」

「村上(ファンド)が会社を乗っ取ろうとしている」

と言った声が上がりました。

この声を聞いて私は、日本の株主というのは悠長な人が多いものだなと感じますよね。そもそも問題として上がっていたのは、レオパレス側の施工不備問題で入居率が低下したことが起因している。2019年3月期の連結決算は、最終損益が前期の148億円の黒字から686億円の赤字に転落するなど、大惨事となりました。

そもそもの業績不振の原因が企業側の裏切り行為とも言える不正行為であり、まさに株主は突然エルボーを喰らったかのような衝撃だったことは記憶に新しい。

もともと、レオパレス21は、「朝、どこかの部屋で目覚ましが鳴ると、居住者全員が目覚める」と揶揄されるほど、防音設備が整っておらず、長期的に杜撰な工事がされていたことがわかります。

同社の株価もここ数年の最高値は1,000円弱はあったものの、一時は100円台まで暴落。回復してきてはいるものの、現在も300円台半ばと回復の兆しは見えないのである。

そんな状態を打破すべく大株主として、言いにくいことを言ったのに、今回の不正事件で一番損失を被ったであろうレオパレスの物件オーナーから、まさかの猛反対をされるという異例の株主総会となったのです。

中にはまともな投資家もいたでしょうが、先ほど挙げた株主の反対の声からしても、何を言っているのかよく分からない内容ばかりでした。

「物件オーナーとしてレオパレスを応援している。再建途中でレノ側の取締役が入るのはやりづらいのでは」

と言うが、やりやすいように組織された取締役会の中で、あのような不正が起きたのですから、外部から取締役を招いて、『やりづらい』状況を作ってこそ取締役会の統制が効くというものではないでしょうか?すでに不正が明るみになった当時の社内取締役は全員辞任しましたが、今の体制でも肝心の施工不備問題の進展はあまりないようだ。

反対票を投じたこの株主の意見は、企業として、きちんとコーポレートガバナンス(企業統治)が機能していれば防げたかもしれない不正の被害にあった人の意見とは思えません

「レノが主張する事業売却をすれば会社が潰れてしまうかもしれない」

という意見も生温いですね。もしかして、今のままでは潰れてしまうかもしれないと思っていないということでしょうか?現体制に「一日も早く施工不備問題を解決してほしい」と注文した。と記述があるが、それができないからこそ今の状態なのでしょう。何かしら、体制変化のために何かしらドラスティックなことをする必要はあると感じます。

そして最後の「村上(ファンド)が会社を乗っ取ろうとしている」という意見。これは、どうしてもイメージが先行してしまうのでしょう。

私も先日記事にさせていただいた、『ライブドア事件』の頃のマスコミのプロパガンダによる村上ファンドの悪いイメージがどうしても日本人の脳裏にこびりついているのでしょうね。

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ですが私も当時の報道にものすごい違和感を感じており、改めて振り返ったところ、日本のファイナンシャルリテラシーを高めるため、また株式会社と株主の関係性をはっきりさせるために、村上世彰氏が東奔西走していたことがよくわかりました。ライブドア事件をきっかけに、日本の資本主義と成長の可能性が潰えてしまったことは明らかでしょう。

もちろん、村上氏が『お金儲け』のためにやっていた面も大きいのは明らかですが、株主として利益を享受するのが資本主義の形ですから、本来のあるべき姿とも言えますよね。

村上ファンドの提案が否決されたことで、この提案が果たして正しかったのかどうかを証明する機会は与えられなかった訳ですが、現状の取締役会にいい意味でプレッシャーを与えるためにも、もの言う社外取締役を選任しても良かったのではないだろうかと私は思います。

レオパレス21の物件オーナーであり株主である彼らは、物件の価値も下がった上に株価も暴落しているのですから、まさに『泣きっ面に蜂』のはず。反対票を入れた彼らが、一体何を期待しているのか。今の体制のままで立て直すことができると感じているのか。私には計りかねます。

もちろん、現状の段階では、『不動産投資』としても『株式投資』としても、レオパレス21に投資するのは不適格だと感じており、本業で不正を働いた会社には投資すべきでないと言うのは米国株だろうと日本株だろうと共通項と言えるでしょう。

レオパレス21の不正が解消されたとして、日本の少子高齢化が止まることはないでしょうから、空室リスクは大いにあるでしょうし、根本的に信用できない企業というイメージが先行してしまった同社の株に投資するくらいなら、もっと他の優良企業が、ここ最近の一時的なパンデミックパニックによって、最盛期よりかなり株価がお安くなってきています。

もちろん、一時的に業績に与える影響は甚大だろうと考えられ、次の決算は総じて悲観的だろうなとは思いますが、それでもこの先何十年も新型コロナウィルスによって市場が悲観的になることはありません。

本当に年単位で継続するようであれば、すでに先進国で感染が拡大されているコロナウィルスに対しては、ワクチンや特効薬の開発・販売が早急にされることでしょう。

先進国で爆発的に拡大した病原菌は、薬を開発することで『お金儲け』になりますから、製薬各社がこぞって新薬の開発に躍起になります。悲しいかな、これがあるべき資本主義的考え方です。

つまり、この先20年、30年と人類は新型コロナウィルスに悩まされ続けることはあり得ないのですから、本当に優良な株をバーゲンセールで買い増しするチャンスが訪れており、どこで買うかを窺っているくらいがちょうど良いと思います。

レオパレス21のように不正のあった企業に虎の子の資金を投じるほどの余剰資金は、少なくとも私にはありません。

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