トランプ大統領が26日18:30(日本時間、27日8:30)より、新型コロナウィルスに関する緊急記者会見を開きました。
内容としては思ったよりも楽観的な意見がほとんどで、
・米国内でのコロナ感染のリスクは低い
・コロナ対策に莫大な予算を充てている
・中国とも連携して十分に対応している
・ワクチンも早い段階で完成するだろう
・米国のコロナウィルスの封じ込め対策は効果を示している
・日本政府も上手くやっている。東京での五輪開催を望んでいる
と言った内容で、期待外れというか、緊急で記者会見を開くほどの内容か?とも思える内容でした。
ですが、この会見のまさに途中で、カリフォルニア州にて米国内で初めてとなるコロナウィルス患者が発見されたとのこと。また、感染経路は不明だということです。
A coronavirus case has been found in California – of unknown origin https://t.co/q3WtCiGxJT
— ForexLive (@ForexLive) February 26, 2020
もうマスクのストックが切れそうで、コロナ対策に対して疲弊してきましたが、今回の会見の信憑性がどうなの?と感じたと同時に、米国でも爆発的に広まってしまえばまだ数ヶ月はコロナによる影響が心配されるところです。
『MAGA』の一角、マイクロソフト(MSFT)が、新型コロナウィルスの影響により、「ウィンドウズ」などパソコン関連部門の1~3月期の売上高が従来予想の107億5千万~111億5千万ドル(約1兆1800億~1兆2300億円)に届かない見込みだと公表しました。

理由としてはサプライチェーン各社が予想より復旧に時間がかかっていることが挙げられています。この発表を受けて、マイクロソフトはPTSで少し株価を下げたようです。

確かに下方修正は喜ばしいことではありませんが、パソコン関連部門に関しては、現在のマイクロソフトはそれほど悲観することはないのかなと感じます。
サプライチェーンの遅れは一時的な影響をもたらしますが、本当にあくまで一時的で、売上や出荷が後にずれ込むだけとも捉えられます。つまり、コロナ騒動が終息すれば売上高は回復するのではないかという風に捉えています。
それに現在のマイクロソフトはクラウドサービス系の事業にに重きを置いていますから、むしろテレワークなどの普及で『Teams』の加入者が増加するなど、「ケガの功名」的な効果も期待できるのではないかとも考えられます。まあ、あくまで推測ですけどね。
どちらにせよ、私は、日本在住の日本人ですから、トランプ氏ほどコロナウィルスに対して楽観的になれません。しかし、米国企業及び米国株に関していえば、楽観的に捉えています。
もちろん短期的、ここ数ヶ月の相場予想は悲観的と言えるでしょうが、世界中がパンデミックで大パニックになっている時こそ、落ち着いて冷静に考えれば、投資冥利のある企業が以前よりかなりのお買い得で買えるチャンスと捉えられるのではないでしょうか。
私は20年、30年という長期投資を見越して米国株投資をしています。今年に入って突然発生した病原菌によるパンデミックなど、想定することはできませんし、こう言った事象は数十年間も投資を続けていれば確実に起こりうることです。
SARS、MARS、新型インフルエンザ、など数年に一度は新型ウィルスによる猛威がどこかで発生するのですから、それらに慌てふためくよりも、たまにはこういうこともあるよねと落ち着くこと。そして慌てず騒がず、適当なタイミングがきたら証券会社にログインして買付ボタンをクリックすること。
それを続けるだけで30年後にはあなたはそれなりの資産を築き上げることができているでしょう。
あわてない。あわてない。ひと休み。ひと休み。
