TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」にゲスト相談員としてホリエモンこと堀江貴文氏が出演しました。

今回のリスナーからの相談は、30代の男性のお金の使い方についてでした。
お金の上手な使い方や、お金についての考え方について教えて欲しいです。というのも、私は、貯金も少ないのに物欲が激しく、すぐお金を使ってしまいます。1番は、アメリカの大リーグカードなのですが、レアなものは数万円することもあります。とはいえ、借金することはなく、その辺の自制心はあります。趣味にお金を使いすぎるのは、30代のお金の使い方として恥ずべきことでしょうか?
これに対して、堀江氏は、
これを読んですぐ思いついたのは、“この仕事すりゃいいのに”って。多分この人、大リーグカードのこと、めっちゃ詳しいんでしょ? だったら、アメリカへ行って、大リーグカードをどこかで安く仕入れてきて、日本で売るっていう。
と回答している。確かに堀江氏のアドバイスは的を射ており、自分が興味を持っており情熱を注ぐことができるものがあるならそれを仕事にするのはベストだと思います。
私自身も昔から株式投資をするつもりだったので、中学生の頃から財務諸表を読んだりしていました。
記事の中には高校の話が出てきていますが、高校受験時に高専への進学を勧められましたが、近くから通える高専が男子校だったので、ちょっとな・・・と思い、近所の共学の普通科高校へ進学しました。
しかしその後、大学では経済学部へ進学しましたが、ダブルワークで通っていた専門学校で学んだ簿記や税理士資格やFP資格の取得のための勉強の方が、今はよほど役に立っています。
やりたいことがあれば、それに向かって努力した方が確実に良い成果を生み出すことができると私も思います。
ネット上では、『大リーグカードを商売にするというのは止めたほうが良いと思う。食っていけるほど需要はない。』という意見もありますが、それは大リーグカードに興味がなく、詳しくもなんともないよく分からないド素人の何の価値もない意見です。
トレーディングカードというのは、確実に彼のようなオタク人口が一定数存在しています。だからこそ長年販売され続けているのでしょう。
以前、ウィスキーの空き瓶やカードゲームのカードが思いも寄らない高額で取引されているという記事をまとめました。

ウィスキーが1本300万円とか、空き瓶でも30万円とか、カードゲームのカードが1枚650万円とか・・・オタクやコレクターと呼ばれる人達にとっては、普通の人には決して理解できないような価値観が存在しているのです。
もちろん同じ商品を扱っているお店も他にもたくさんあるでしょうから、成功するかどうかはご本人次第という話にはなりますが、今やこう言ったコレクター商品をメルカリなどで簡単に売買できる時代です。10年前の段階でもヤフオク!などでカードの売買はできていましたが、今の方がより手軽にできる時代であることは否定できないでしょう。
大成功しなくても、個人ビジネスや副業として十分にやっていける時代だと私は思います。仕入というと少し構えてしまうかもしれませんが、まずは家にある不用品の販売などから始めて実績と信用を積み重ねていけば、ネットで物を売るというのは意外と気軽でスマートにできるものです。(もちろん売る側のあなたが詐欺をしないという前提です)
これだけ個人で稼ぐことが身近になってきた世の中ですので、趣味への散財が散財とならないケースというのも増えてきています。
例えば、ゲームが趣味だというオタクが居たとして、『Youtube』でゲーム実況者として動画を配信することで、人気を得ることができれば広告収入を得ることができます。
その上、個人事業主となれば、ゲーム実況者にとって必要不可欠な『ゲームソフト』は必要経費として落とすことができるかもしれません。もちろん、買ったゲームをちゃんと動画配信する必要はありますが、趣味のゲームを経費で落とすことは税務署にも説明可能な範囲だと思います。
自分が好きなことであれば、多少の失敗も跳ね返すことができます。好きでやってることなら努力し続けることも簡単ですし、努力だとも思わないかもしれないです。
自分が好きで熱中できることを仕事にすることができるのであれば、自ら進んで仕事にしていった方がいい。そんなシンプルなことを堀江氏は教えてくれているのではないでしょうか。
何も初めのうちから脱サラして始めろとは言いませんが、例えば副業の必要性は分かったけど、肝心の副業のアイデアが浮かんでこないという方がいらっしゃるのであれば、自分が好きで詳しいものを安く仕入れて高く売るという『ビジネスの基本』を、小さな規模で副業として始めてみるのはいかがでしょうか。
何よりもまずは行動に起こすことが大切だと言えるのです。