【悲報】セカンドライフを謳歌しすぎた老夫婦。さすがに見通しが甘すぎる件について。

マネー論
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プレジデントオンラインに掲載されていた老夫婦の生活とそれに対する回答に対して少しばかり疑問を持ったため、当ブログでもとりあげようと思います。

セカンドライフを謳歌しすぎて「貯蓄がみるみる減る地獄」に陥った老夫婦の末路 「残りの貯金で投資しよっかなぁ」
相談者の年金は夫が月18万円、妻が6万円と平均以上の年金を得ていても、理想のセカンドライフを謳歌すれば、思わぬ早さで貯蓄が目減りしていく。貯蓄を増やそうと投資を始める人も多いが?「投資は不確実なもの。…

今回のケースでは、夫が71歳、妻が63歳のご夫婦で、夫が月18万円、妻が6万円と、平均以上の年金収入がある模様。だが2人の子どもは社会人だが、子供の結婚費用や趣味の旅行代などで、貯金は年々減っているとのことだ。

住宅ローン(月の返済6万円、残債500万円)の繰り上げ返済をするべきか、1,200万円の貯金で投資をするべきか。ということで悩んでいるとのことです。

まず初めに感じたのが、退職金も貰ったはずなのにすでに貯金が1,200万円しかないの?どんだけセカンドライフを謳歌したんだよ…ということでした。

住宅ローンを完済したとして、純資産は700万円ですよ?700万円と言えば、普通に新卒から貯金だけをしていても、毎月5万円ほど貯めれば30代半ばには十分達成可能な金額ですよね。彼らのファイナンシャルリテラシーがそれほど高くはなく、どちらかと言えば浪費家気質であることがよく分かります。

そしてそれに対する回答も、うーん・・・と思うような内容でした。「投資は不確実なもの。生活費を投資に委ねるのは危険です」という意見はまあ、分かります。投資はあくまで余剰資金で行うもの。私は生活費がそれほどかからないため投資に回す資金を増やすことができています。

ですが、真っ先に『個人向け国債変動10年』をオススメしているのはどうも腑に落ちないです。もちろん夫が70代ということで、あまり不確実なものに投資すべきではないというのは分かります。ですが、例えそうだとしても、『個人向け国債変動10年』は貯金が1,000万円程度しかない個人に積極的にオススメできるような商品とは言えないでしょう。

この記事を書くために、『個人向け国債変動10年』について、財務省が用意している国債の受け取り利子シミュレーションにて、受取利息について調べてみました。すると衝撃の事実が・・・!

最新の変動10年の国債に手持ちの1,200万円を全額投入したとして、半年後に受け取ることができる受取利息はわずかに2,983円。しかも税引前でコレです。

現在の国債の適用金利は年利0.05%だそうですので、1,200万円分の資金を投じたところで、年間でわずか6,000円の金利にしかなりません。

変動なので今後どうなるかは分かりませんが、低金利ながら景気後退期を迎えようとしている今、金利を引き上げるなんて愚の骨頂のような政策はしないだろうと考えられます。

そのため、おそらく今後10年間も金利が大きく跳ね上がることはないだろうと見受けられますので、10年間で受け取れる受取利息はどう見積もっても、合計で5〜10万円ほどと見て良いのではないでしょうか。

なけなしの1,200万円を全額投入してこの程度の金利です。それほど積極的に勧められる金融商品とはとてもじゃないが思えません。

私が思うに、国債こそお金持ちのための投資商品であり、数億円の資産を持って初めて、そのうちの1億円程度を国債として保有しておく位がリスクヘッジとしては効果的なんじゃないかなと思います。

また、現在70代と60代のご夫婦ですから、10年後に夫が元気で生活できているかは分かりません。いくら途中解約が可能だからと言って、余剰資金を国債という非効率な金融資産で保有しておくのはあまりお勧めできたものではないでしょう。

また、国債の次点で、世界中の株式に分散投資できる楽天証券の『全世界株式インデックスファンド』などに資産の一部を回すのもいいと仰っていますが、これも本来であればオススメできる手法なんですが、年齢的にはうーん・・・という感じですかね。

70代と60代のご夫婦でなおかつ投資資金が少ない場合は、残酷な話、長期投資によるリスクの逓減効果は見込めず、どうあがいてもハイリスクな投資をせざるを得ないと思います。だからこそ、このような老夫婦の場合にこそ、投資元本を増やす必要がない連続増配、高配当株戦略が有効なのではないでしょうか?

例えば、JT(2914)は連続増配記録が途切れたとは言え、配当金は据置きで、現在の配当利回りは6.8%ほどあります。1,200万円を投資すれば年間で81.6万円(税引前)の配当金を受け取ることができます。

また、年金受給者であれば、ほとんどの場合は低所得ですから、所得税は総合課税・住民税は申告不要を選択して確定申告をすることで、配当金にかかる税金を5%(所得税は配当控除により実質0%、住民税は5%)にすることが可能です。

年間配当金816,000円に対して、税金が5%しかかからないのであれば、実質配当収入は年間775,200円。対して年間の住宅ローン返済額は720,000円(月額60,000円×12ヶ月)なのですから、1,200万円の配当収入だけで住宅ローンの返済を賄うことが可能です。

もちろん前述の通り減配リスクや株価の下落リスクはあり、大変ハイリスクですが、もしこれができれば、年金収入は丸々生活費及び余剰資金に充てることができますよね。年金暮らしで時間に余裕があるのであれば、確定申告くらいは毎年ご自身でちゃんと行ってください。

本来であれば20年、30年という長期的な投資計画に基づいて、配当再投資をオススメしていますが、30年後にはご存命でも101歳と93歳のご夫婦ですからね。「人生100年時代」とは言え、今の70歳の平均寿命が100歳を超えるかというと、なんとも言えません。個人差もありますしね。ですが、現在すでに70代であれば、配当収入を生活費に充てるということを考慮しても良い年齢なのではないでしょうか

また、投資に充てるべき期間が短いのであれば、必然的にハイリスク・ハイリターンな投資をするしか選択肢がないということは覚えておくべきだと私は思います。それでもバカげた売買を繰り返して退職金を溶かしてしまうバカな人よりは、よほど高配当銘柄投資の方が現実的だと言えるのでないでしょうか。

あとは体が動く限りは働けばいいとは思います。元記事の中には、年をとったら『お金を時間で買う』生活に逆転させましょう。とありますが、現役のサラリーマンはお金を時間で買っているのですから、逆転の発想でも何でもなく、今までと同じ労働者に戻るだけです。

70歳になる今まで、大した資産を築いてこなかったんですから、今からでも働けるなら働くしか選択肢はないんじゃないですかね。もちろん、時間があるし自ら起業するというのも良いと思いますよ。その方がよほどリスクもあるものの、資産を築く可能性はありますしね。

もしくはお子さんとの関係が良好であれば、多少の援助はしていただくという手もあるでしょう。何にせよ、セカンドライフを謳歌しすぎていたのは否定できませんから、残り10年、20年ほどの人生を生き抜くための金策は急務と言えるでしょう。

そのためには、働いて収入を得ながら、高配当株に投資するのがリスクとリターンのバランスは取れているんじゃないかと思います。

今回のパターンにおいては、再投資ではなく、お金を使うためのキャッシュフローが必要ですから、日本株のJTをオススメしており、減配リスクや無配に陥るリスクが高いのは重々理解しておく必要があります。

また今回取り上げた方法は、完全に企業の成長を加味しておらず、若年層・中年層に同様の投資手法をオススメするものではありません

このようなギリギリの金策に陥らないためにも、我々は今この瞬間からでも長期投資を始め、70代に入るころに、ポスティングなどのアルバイトをしなくてもいいような生活を送るための準備をしておく必要があるでしょう。

70代で自転車漕ぎ続けるのって、結構大変だと思いますよ。それまで元気だった70代の方が自転車でこけて、足を痛めてからすっかり元気が無くなり衰弱してしまったという例もたくさんあります。

70代になっても働く必要があるリスクや寝たきりの晩年を過ごすリスクと、今の株式市場に資金を投じるリスクを天秤にかけ、長期的には右肩上がりの米国株へ投資することで、せめて70代になっても働くリスクを低減することを私は当ブログを通じてオススメしていきたいなと思います。

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Snowball 〜20代からの米国株積立投資〜
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