【朗報】会社で加入している企業型DC、思ったより利益が出ていた件。

マネー論
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突然ですが、私が勤めている企業では、企業型DC(企業型確定拠出年金)に強制加入させられます。

改めて企業型DCとは、最近爆発的に普及している退職金代わりに毎月一定額を企業が拠出して加入者が選んだ商品に積立投資をするという代物です。弊社では、企業が負担する分に加えて自己負担でも給与から天引きして加入金にプラスする「マッチング制度」という制度も採用されており、給与から拠出した分については全額が所得控除になるというメリットもあります。

ですが、私はこの企業型DCに加入することができる商品の一覧を見たときに、あまりの信託報酬の高さに驚きました。

だって、日本の国債に投資するだけのファンドが信託報酬0.25%とかですよ?マイナス金利でただでさえ資金がマイナスになっていくのに信託報酬取られてたまるかという話です。

外国株のアクティブファンドに至っては、信託報酬が2%近く取られます。しかも人事部門に確認したところ、信託報酬は総資産の中から徴収されるため、会社が負担してくれる訳ではないとのこと。

私は入社時の研修でこのような説明を受けたので、

「企業型DCには加入したくありません。税金を引かれても構いませんので、企業型DCに積立する分の給与を支給してください」

と入社初日に人事担当者に交渉をしました。

まあ、結果的には認められず強制加入となってしまったのですが、企業が積み立てる以上の金額は絶対に積み立てないことにしました。

そして積み立てる対象の商品も、唯一マシだと思える『外国株式インデックスファンド』という日本以外の外国株に投資するインデックスファンドに渋々投資をすることにしました。それから大体1年半ほどが経ちましたでしょうか。加入以来完璧に放置し続けてきたこの企業型DCにふと久々にログインをしてみたところ、驚異的な結果が判明しました。それがコチラ。

1月末時点ではありますが、運用利回りが18.7%にも膨らんでいたことが判明しました。

まあね。昨年1年間でS&P500は31.35%の上昇を見せていますから、1年半でこの利回りはちょっとショボいなとも言えるのですが、それでも1年半で18.7%の利回りはそれなりに良い成績だったと言えるのではないでしょうか。さすが外国株インデックスです。良くもないけど悪くもない結果です。

ちなみに運用利回りの分布図を見てみるとさらに面白いことが分かりました。

オレンジのグラフが私のポートフォリオが属している運用利回り10%以上の箇所なんですが、これだけ調子の良かったこの1年半の相場で10%以上の利回りを得ることができている加入者が異常に少ないことが分かります。

もちろん、利回りなんていうのはある一定の時点での評価額に過ぎないので意味はないのですが、それでも圧倒的に多いのが運用利回り0%台、つまり企業型DCを利用して元本保証型のファンドに投資(預金)しているだけの加入者が大半であるというところに日本人の投資アレルギーの闇が見えてしまいます。

まあ、この運用会社を利用しているのが我々のような年齢層の低いIT企業だけでなく、定年間際のおじさんばかりという企業も対象のため、一概には言えませんが、何が悲しくて企業型DCで元本保証の運用をしているのでしょうかね。

当然利率は0.001%と銀行預金と同じ程度ですから、多分引き出すときに手数料やらなんやらで確実に元本は保証されないだろうなとは思います。

ちなみに私が加入している『外国株式インデックスファンド』の運用成績はコチラ。

5年間でも平均リターンが6.61%なんですから、確実に名ばかりの『元本保証』よりはメリットを享受できる人が多いはずなんですけどね…それでも元本保証に行くのはなぜなんでしょうね。人の心理はよく分かりません。

昨日、twitterでお世話になっている人気ブロガーのぽん太さん(@ponta_money)が、投資成績の良い人の特長をまとめた記事を更新されていました。

それによれば個人投資家で最も成績が良かった人と言うのは投資をしたことを忘れてしまった人だったということです。

私自身も自分のポートフォリオを忘れることはありませんが、乗り気ではない企業型DCの存在は完全に忘れていました。

その結果として1月末時点で18%もの評価益が出ているというのは金額が小さいとは言えちょっとしたサプライズで嬉しかったですね。ちょっとほっこりしました。

ですが、この企業型DC分の給与を貰っていれば自分で投資できたのになと思うと少し複雑な気持ちではありますけどね。

企業型DCはオススメできるものではありませんが、ほとんどの場合、制度があれば強制加入となるはずですから、どうせ忘れっぱなしにするのであれば、元本保証というしょうもない預金代わりのものではなく、外国株式への投資をポートフォリオに組み込むことを強くお勧めします。

そして企業型DCにも政府のメスが入って、iDeCoやつみたてNISA同様、良い商品だけを扱う制度になれば良いのになと私は強く望んでいるのです。

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