楽天証券が個人投資家向けに毎月実施している 「今後、投資してみたい国(地域)」 という調査において、 2020年1月時点で 「投資してみたい国」としてアメリカ(米国)が約6割を占めるまで上昇し、1位となったことが明らかとなりました。


わずか1年ちょっとの間に、日本に投資したいという個人投資家を抜いて、米国が圧倒的な差で投資してみたい国トップになったということは大変喜ばしいことでしょう。
このような結果となった背景には、2019年の『下がりそうなのに全く下がらない米国株相場』の強さを見た投資家たちが興味を示したということが明らかです。
2019年は1年間でS&P500指数が31.3%もの上昇を見せ、もはや何を買っても含み益が出るのではないかというような少し危険な香りのする相場環境でした。
個人投資家自体の母数もかなり増加し、私と同じく20代の個人投資家の存在もかなり増えたように見受けられます。

米国株は史上最高値を連発していましたが、対して日本株はどうだったでしょうか。

日本株も確かに2019年のパフォーマンスは悪くなく、2019年の初め頃は2万円を割っていたことを考えれば、かなり健闘したと言えるでしょう。ただそれでも史上最高値には程遠く、未だに3万円台にも戻れないのが日経平均の弱さを表していると言えるでしょう。
じゃあ、やっぱり米国株だ!というのにやっと気づいた投資家がこの1年間で相当数いたということでしょう。米国株投資家を増やしたいと思っている私としては大変喜ばしいことです。
しかし、未だにつみたてNISAを活用して米国株(外国株)に投資しているのはほんの1割程度と、個人投資家の6割が投資したいと考えている割にはそれほど実践している人は多くない印象です。(投資信託として外国株を保有している人は一定数いるでしょうが)

実際米国株に投資したくてもしていない人の中には、『英語が苦手だしな・・・』とか、『日本株よりもめんどくさそうだな』とかそういう感情で米国株への投資を諦めている人がいるのではないかと見受けられます。
ですが、ご安心ください。そういう人々のために、『つみたてNISA』という制度はあるのです。
つみたてNISAであれば、投資対象は日本国内の投資信託が主で、投資対象にはS&P500やNYダウと言った米国の主要指標にベンチマークするインデックス投資の良質な商品が揃っています。
さらにもちろん運用会社は日本の法人ですので、日本語で、日本円で投資をすることができます。
私はS&P500に連動する海外ETFのVOOを積立投資していますが、これは残念ながらつみたてNISAでは買い付けできませんので、同じようにS&P500に連動するSBI証券の『SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』や、楽天証券では『三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』がオススメです。
また楽天証券では、全米株式に投資することができる『楽天・全米株式インデックス・ファンド』もオススメの投資信託となっています。私も3月から楽天証券でこれらの投資信託に積立投資をすることを決めました。

今朝、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も兼ねてから勧めていたS&P500に連動する投資信託のVOOへ投資していたことも明らかになりました。

個人投資家が注目している米国はまさに資本主義の強者であり、未だに活発に成長を遂げている国家です。また、米国株への注目が高まっていることから、バブルや投資ブームを懸念する声も聞こえます。
私もそのような懸念は多少抱きながらも、たかを括って米国株に集中投資しています。
なぜなら米国株は長期的には常に右肩上がりに成長しており、今の価格は30年後にはとんでもない金額になっているかもしれません。
米国株投資は一過性のトレンドではなく、過去200年以上常に米国株投資が人気だったと言えるのです。言い換えれば、NY証券取引所が開設されて以来ずっと米国株投資ブームは続いていると言っても過言ではないでしょう。
つみたてNISAと投資信託を利用すれば、簡単に米国株に投資できるのですから、積極的に投資していくべきだと私は考えています。
興味関心が広まっているというのは非常にありがたく、米国株投資を庶民にも始めてもらういいきっかけになるかもしれません。
当ブログでもこれからも繰り返しS&P500への投資の有用性について記事にできればと思います。
誤った偏見で勘違いして、米国株投資に一歩踏み出せないというのは非常にもったいないことです。
あなたは、まだこれからもハイリスク・ローリターンの日本株で「投機」していくおつもりですか?
米国株投資家になるのなんて、インターネットに接続できて読み書きがある程度できるなら誰でも簡単にできることなんです。
世間一般の誤った認識を改めて、米国株投資家をもっと増やしていきたいなと私自身は心から思っています。
まずは気軽につみたてNISAを活用して、ぜひ米国株投資家の仲間入りを果たしてください。
将来性のない日本株に大切な資金を入れるくらいなら、ぜひS&P500などの米国のインデックスに連動するETFや投資信託を買い付けして欲しいものです。
将来お金に困らない程度の資産を形成するためのお手伝いや何かしらの気づきを当ブログを通じて発信できればなと私は考えている次第です。